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なな艸花仕事

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ゆるゆるっとお花の仕事をしています。 その記録をこちらに。
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庭と畑の記録 12  のらぎやさんで野良着を注文してみる

庭と畑の記録 12 のらぎやさんで野良着を注文してみる

お茶室の庭メンテナンスの際、着ているのが息子が家に置いていった麻シャツでした。
淡いブルーで素材的にも夏場涼しい。
どんなに暑くても、庭仕事をするときは長袖・長ズボンが基本。
怪我や虫刺されを避けるためです。

刈り取った草の汁がシャツに付着して茶色いシミが付くことに気づいたのは、仕事を始めてしばらくしてからでした。
Tシャツを何枚かダメにしてしまい、今は行き帰りに半袖を着て仕事場に着くと既にシミ

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なな艸花仕事 33 フラワーブリージングを開催しました

なな艸花仕事 33 フラワーブリージングを開催しました

3月に入り、世の中も色々とあるのでお花のセッションというのもどうなんだろうと思っていたところ、興味を持ってくれた友人からの申し込みがありました。

こんな時期ですので、窓を全開にしてオープンエアーでお迎えします。
外の山は咲き始めの桜やキブシの花が。

今回は小学校卒業間近に臨時休校になってしまった娘さんのセッションということでお受けしました。
こんなに若い方は私も初めて。
全く経験がない方に、出

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なな艸花仕事 31  フラワーブリージング       〜パーソナルフラワーセッション〜を開催しました

なな艸花仕事 31  フラワーブリージング       〜パーソナルフラワーセッション〜を開催しました

先日、自宅アトリエにて、フラワーブリージングと名付けたパーソナルフラワーセッションを開催しました。

ん?!
フラワーブリージング?!
パーソナルフラワーセッション?!
一体それはなんぞやと思われることでしょう。
わかりやすく言ってしまえば、お花の個人レッスンということです。

それを何でそんなネーミングにするの?と思われるかもしれませんね。
遡ること15年ほど前のことになりますが、当時自宅リビン

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なな艸花仕事 30  年初に寄せて

なな艸花仕事 30  年初に寄せて

新しい年がやってきました。
光に溢れた元旦から始まった令和2年、皆さまどのような心持ちで迎えられたでしょうか。

昨年は長らく使っていたkito*kaという活動名を「なな艸」に変えました。
kito*kaとは器と花という意味からつけた名前ですので、一昨年から自然発生的に始めた野草料理の研究と、kito*kaが何となくそぐわなくなってきたように感じていました。

もっと植物全般に関わる名前をと考えて

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なな艸花仕事 29  ワークショップご参加の方からのメッセージ

なな艸花仕事 29  ワークショップご参加の方からのメッセージ

先日のグループワークショップにご参加してくださったEさんが、楽しかったというメッセージと共にご自宅でリースを飾っている様子を写真に撮って送ってくださいました。

背景が違うと、会場で見ていた様子とはとまた違うふうに感じられます。

ローズマリーの枝と蔓植物の流れるようなラインと明るい色合いがとっても素敵です!

なな艸花仕事 28   残ったヒムロスギでスワッグ作り

なな艸花仕事 28 残ったヒムロスギでスワッグ作り

リースを制作するとき、ヒムロスギは出来るだけ先端の方は使わずに、根元に近い方をカットしています。
もちろんデザインのポイントとなる形の枝が必要な場合は、上の方のを使うこともあります。
でも、よほど大きなリースでない限り、割合短めでもしゃもしゃした箇所の方がベースを隠しやすいものです。

なぜ、根元に近い枝を選んで使うのかというと、トップのシュッとしたところがうまく残るとスワッグを作ることができるか

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なな艸花仕事 27  家族へのリース

なな艸花仕事 27 家族へのリース

何年か前の晩秋、家の中が展示会に出品するリースでいっぱいだったのに、いざ搬入となった途端すっからかんになりました。
それを見た夫が、ポツンと一言、うちのはないの?!と寂しそうでした。

残りの材料で、夫のためにリースをひとつ。
とは言つつも、新しい素材と組み合わせ、デザインを考える研究材料でもあります。

以下、リースの材料は、有料記事とさせていただくことにします。

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なな艸花仕事 26  ご結婚祝いのクリスマスリース

なな艸花仕事 26 ご結婚祝いのクリスマスリース

最近ご結婚された方へクリスマスリースをお届けしました。

お料理好きな方なので自然と食材として使われるものに手が伸びます。
シナモンスティックに八角。
本当は姫リンゴも付けたかったけれど、ひとまわり小さめなリースベースでお作りしたので、リンゴの方が大きすぎでした。

そのかわりにノイバラとサルトリイバラで赤を全体に散らし、アクセントに寒さにあたり色づいたゴシキヅタでシックに。
更にブラウンの毛糸を

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なな艸花仕事 25  南の森へクリスマスリースをお届け

なな艸花仕事 25 南の森へクリスマスリースをお届け

鹿児島の樹々に囲まれたお家へ、クリスマスリースをお届けしました。
今回青森で山歩きをする方から、とても素敵なノイバラの実やヤシャブシ、サルトリイバラなどを送っていただきました。
そこに北鎌倉の山の植物を加え、はるか鹿児島へ。

日本の森を北から南へと繋ぐリースです。

トップの写真はチラ見せのようになってしまったので、全体像を。

届きましたというメッセージと共に写真が添えられていました。
長旅を

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なな艸花仕事 24  クリスマスリースワークショップ  グループレッスン@北鎌倉古民家編

なな艸花仕事 24 クリスマスリースワークショップ グループレッスン@北鎌倉古民家編

ワークショップ2日目はご近所のみなさんと、近くの古民家をお借りしての開催でした。
朝、会場へ行くとオーナーのKさんが、「午後2時過ぎまで2階の部屋が暖かいよ〜」というので、陽射しが燦々と降り注ぐおすすめのお部屋を使わせ頂くことに。

この日はノイバラと姫リンゴは前日と同じですが、その他は古民家の庭の葉っぱを使わせていただくつもりで、始まる前にひいらぎやツゲ、ゴシキヅタなど葉ものを少し摘ませていただ

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なな艸花仕事  23  クリスマスリースワークショップ  自宅アトリエ編

なな艸花仕事 23 クリスマスリースワークショップ 自宅アトリエ編

ワークショップ初日は自宅アトリエにてクリスマスリース作りでした。
アトリエと言っても普段生活している場所でもあり、今回開催するにあたって人をお招きできるようにと若干ですが手を加えて準備しました。

ご参加くださったのは15年ほど前に自宅で花レッスンをしていた時の生徒さん(Mさん)とそのお友達。
あの頃、私は小学生の男の子を子育て中でしたし、久しぶりにお会いしたMさんも当時とは取り巻く状況が違ってき

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なな艸花仕事  22   クリスマスリースの材料を集めに山へ

なな艸花仕事 22 クリスマスリースの材料を集めに山へ

日曜日の里山の手入れ日が雨の予報です。
その日に台風で倒れた針葉樹の葉を集めるつもりだったのを、少し早めですが今朝前倒しで採取してきました。

檜はやはりかなり茶色くなっていました。
そこで神社の上の方で倒木して、一時道を塞いでいた杉の葉を45リットルのビニール袋にいっぱい持ち帰り、今、下処理を終えたところです。

青森でやはり山を歩く方から素敵な材料も届きました。

11月も終わりに近づき、空気

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なな艸花仕事  21  北鎌倉でクリスマスリースのワークショップを開催します (満席となりました)

なな艸花仕事  21  北鎌倉でクリスマスリースのワークショップを開催します (満席となりました)

台風による倒木で鎌倉市のハイキングコースはあちこちで通行止めになっています。近くの里山も根こそぎだったり、幹の途中からバッサリだったり、とにかく沢山の樹々が倒れていて、枝や葉っぱも山積みです。

檜や杉の葉も、いつもはずっと上の方を見上げるばかりですが、今は手の届くところにいっぱいあって、緑の葉が茶色く枯れるのは時間の問題です。

里山お手入れメンバーのひとりの方と、いずれは朽ちていく葉っぱを使っ

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