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マネジメント論

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マネジメントについて現場でもがいて編み出した知見をまとめてます
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#キャリア

昇進のためにどのように自分を変えてきたか

昇進のためにどのように自分を変えてきたか

先日、一緒に中途入社した同僚に「昇進するたびにどのように自分を変化させてきたかを知りたい」と言われた。6年前に同時に中途入社したときに私は課長で、その後、部長・執行役員と昇進したのだが、その同僚は部長で入社して今も部長を続けている。

彼が言うに、例えば、某取締役は有能な人だが、仕事をしていたら自然に昇進して取締役になったという印象。それにくらべて私は意識的にポジションを取りに行っているように見え

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部長の仕事にMBAは役に立ったか

部長の仕事にMBAは役に立ったか

前に書いた記事「執行役員の仕事にMBAが役に立ったか」の流れで、部長だったときにMBAの知識が役に立ったかどうかも書いてみようと思う。

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自分を縛る制約条件、有効期限切れになっていませんか

自分を縛る制約条件、有効期限切れになっていませんか

友達の会社に中途入社したアラサー女性の話を聞いた。業界一位の大手企業に新卒でエリア総合職で入社して、その後、望む処遇が得られず悔しい思いをし続け、大好きだったその会社をやめたという。彼女の入社年は、総合職として女性は採用せずエリア総合職のみだったそうだ。その後は女性の総合職も採用され、彼女よりも優遇されていることをずっと悔しく思ってきたらしい。それでも、その会社に戻りたいと今でも思っているという。

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キャリアプランの危うさについて

キャリアプランの危うさについて

ビジネス界の共通認識として、「なりたい自分をイメージする」「キャリアプランを考える」ことがすなわち善とされています。私個人はその危うさを感じる事例が多く、キャリアプランは取り扱い注意だなと思うことがふえてきました。メタ認知ができて、客観的に自己評価できる成熟した人ならいいのですが、まだ自信が確立してない人の方にキャリアプランが求められるケースが多いようなので尚更です。

キャリアに悩んでいる人ほど

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子育てと両立する部下のために工夫したこと

子育てと両立する部下のために工夫したこと

6年前に今の会社に転職したときの部下だが、久々に彼女が主催するミーティングに出た。そこでしっかり場をしきっている姿を見て、とても頼もしく思った。6年前、直属の上司になった時は、彼女が育休から復帰した直後で、子育ての両立ができるか不安そうにしていた。一緒に仕事をするにつれ、彼女の強みは絶対うちのチームに欠かせないと思ったので、良い形で支援する方法を模索することにした。ご本人の努力や家族の支援、またい

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