身構えなくていい、ただ座って呼吸をすることで心地よくなれた朝
断続的ですが、個人的に坐禅を30年くらいやっています。ひとり坐禅の割合が80%、誰かと一緒に坐禅する割合が20%です。ほとんど、自宅でひとりで坐っています。
なので、誰かと一緒に坐禅をすることは、あまりないのが実状です。今日はオンラインですが、久しぶりに集って坐禅をすることができ、貴重な時間となりました。
朝に1時間ほど、講師は小杉瑞穂さんという禅僧(曹洞宗)です。
実はこのイベントを自分自身が企画したこともあり、役得で一緒に参加させてもらいました。手前味噌ですみません…
いわゆるお寺の坐禅とは全く異なる空気感で、厳しいイメージはなく優しい時間となりました。
身体をガチガチにしないための、ゆるやかなナビゲーションのもと、自然な流れで坐禅を行いました。
オンラインですが、参加された方の中には、椅子ではなく、床に座って行っている様子も見受けられました。
現代人は、「・・せねばならない」といった観念にとらわれ、いつも緊張した状態にあるようです。まずは、そこを解きほぐしてもらいました。
坐禅の正味時間は、約10分程度でしたが、とても心地よく過ごせ、お陰様で午前の仕事がはかどりました。
今日坐禅を行って感じたこと(2点)、結論について触れたいと思います。
1、 オンライン上での開放感
オンラインで講師の話しを聞きつつ、自然に椅子坐禅をしただけですが、そういう感覚になりました。
集った方々と話しをすることもなく、淡々と時間が流れただけなのに、一緒に過ごしている感覚で満たされるのが不思議です。
黙って時間を分かち合えるからなのでしょうか、一人で坐禅をしている時のような孤独感とは違う開放感がありました。
そういう感覚になれると、仕事や生活で何か問題が生じても、持ちこたえられる、という気分に満ちてきます。
久々に快適な朝でした。感謝です🙏
来週も楽しみです♪
2、 安心できて眠くなった(笑)
段々と心地よくなって、安堵感からか眠くなりました(笑)。
たまに、小鳥が窓の外から楽しそうに鳴いているのが聞こえてきました。
オンライン上ですが、ここでは「ゆるむこと」が大事なコンセプトなので、とにかくココロ、カラダの赴くがまま、、というのがよかったです。
「眠たかったら寝ればいい。。」と言われ、自由さを感じました。本当にそうなったので、半分寝てみました(笑)。
どんなココロ・カラダの状態であっても、あるがままを認めてくれるという、よさがあるからです。無関心、放置されることとは違います。
「坐禅はこうあるべきだ!」とか「雑念を消さないといけない!」ということが一切ないのです。気楽です(笑)。
生前、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズが坐禅に取り組んでいたということですが、自由さを感じられる禅が好きだったのかも知れないですね。
こういう時代だからこそ、時には目的を持たずに、何かをするということがあってもいいと思います。現代人はお金を稼ぐこと優先で、ゴールや目標ありきで動いていますからね。
3、 今日の結論 ー 結果論
多くの人は、競争や比較の嵐の中で、もがき苦しんでいます。そして、時間に追われています。
行く末は、大きな病を患ってしまう人もいます。あるいは人間関係での不和が生じやすくなります。家族のために働いているのに、結局、大事な人を苦しめてしまうこともあるかも知れません。
競い合いや、誰かと比べることを一旦止め、自己ヒーリングとしての時間くらいは、目的がなくてもいいではないか、、と思うのです。
瞑想をすることが、仕事の生産性をあげるためとか、部下に怒らなくするためとかを考えだすと窮屈になります。「結果そうなった」でいいと思います。
カラダ(地球上での物質)が持つ自然さと、ココロ(地球上の魂)の好奇心が、バランスよく調和する環境に自分をおくことが重要です。
もちろん、坐禅を続けて「結果どうなったか」を検証することは大変重要であり、意義深いと考えています。
坐禅はただ座るという行為ですが、一緒に行う時、ひとりで行う時など、環境によっても気づくことが違います。
置かれた環境で自己を穏やかに見つめることで前向きになり、確実に今を大事に過ごすことにつながっていると感じます。
今日はこの辺で。
お読みいただきありがとうございます。