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逃避行

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グロテスクな現実世界からしばしのお暇。
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2023年3月の記事一覧

サウナの世界の小人

サウナの世界の小人

約1年ぶりくらいのサウナラボ。
今日は妹と一緒。
サウナの住人の制服に着替えて、サウナの世界の小人になる。

80℃の室内、最初の5分は我慢。

徐々に身体中からサラサラの汗が流れ、毛穴から老廃物がするする出てくれば、だんだん心地も良くなる。

こんなに汗だくになると、高校生の時真夏のグラウンドでマーチングの練習をしたのを思い出す。

誰よりも下手くそで、誰よりも練習が嫌いだった。
皆んなに追い越

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優雅なアフタヌーンティー〜カービーを連れて〜

優雅なアフタヌーンティー〜カービーを連れて〜

カービー好きの先生の勧めで、カービーカフェに行ってみた。

「予約しないと入れないですよ」
なんて言われて、1ヶ月前から予約。
期待はたっぷり。

入り口からカービーが可愛く迎えてくれる。
まんまるなフォルムと、キュルンキュルンのお目目がとってもキュート。

中に入ると、至る所にカービーとその仲間たちがキャッキャとはしゃいでいて、それだけで楽しい気持ち。

店員さんの説明を聞きながら、メニューを見

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蝋燭の火に照らされる

蝋燭の火に照らされる

妹が丁度「ロウソクが買いたい」と言っていたので、叙情詩に向かう。

このお店、夕方から深夜にだけ開店している……カフェ?……蝋燭屋さん?

お店のジャンルが未だに分からない。

コーヒーと音楽と灯りを哲学する店

というのが公式の紹介文。
“夜の隣人“というコンセプトの不思議なお店。

そういえば、この間読んだ“流浪の月“に出てくる佐伯文が経営していたカフェも、夜にだけ開いてコーヒーを出してくれる

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荒れた肌に微笑むのは

荒れた肌に微笑むのは

この間行ったマルシェにまたまたお邪魔した。
もちろん妹も一緒に。
今日はお目当てのものがあるらしい。
なんでも化学薬品を使ってない自然派の洗剤が来るという。

30分くらい軽トラに揺られてついた会場では、ゴスペル隊がちょうど歌を歌っていた。
今日もたくさんのお店が出店していて、新鮮な野菜やら果物が並んでいた。
食べても罪悪感もないガトーショコラが売っていたから、それはすぐに購入した。

少し奥に行

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童心に帰って星空を眺める

童心に帰って星空を眺める

科学館にいくなんて、もう何年振りだろう。
最後に行ったのは、まだ子供の時だった気がする。

そんな科学館に何をしにいくのかといえば、星を見にいくのだ。

プラネタリウム。
あぁ、あの星座早見表をみながらあれが山羊座だ、蟹座だとはしゃいでいた頃が懐かしい。

今回見に来た「星の数ほど」と題された上映作品は、なんでもここ最近あった天体ショーを振り返りながら、日々の疲れを癒していくというのがコンセプトら

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零れかけた秋を求めて

零れかけた秋を求めて

気づいたら、もう冬が目の前に来ていて
秋を見失いかけていた。

だから、急がなきゃ。
手から秋が零れる前に。

急がなきゃ。
もう二度と会えなくなる前に。

そう思って来たのが楽水園。
趣のある日本庭園の中には、まだ綺麗な姿の秋が残っていて、厳かに私を出迎えてくれた。

そよそよと風が吹く。

遅いよ。
良いじゃない、間に合ったんだから。

都会の中の、静かな自然の中で
私は思いっきり深呼吸をする

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心を満たすのは、いつだって買い物

心を満たすのは、いつだって買い物

天神地下街で見つけたお洒落なお店。
植物と食物。
自然派のお店で「野山畑からのいただきもので仕立てるスワッグやリース、自家製焼き菓子のお店」なんだそう。
福岡の中心地に、ポツンと角にできた新しいこのお店は、どこか故郷の良き空気を思い出すようなそんな長閑で、懐かしい雰囲気があった。

まぁ、私普段ど田舎に住んでるんですけど。
田舎を出たい出たいと思って、いざ都会に出たってのに、同郷の香りがした途端ど

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初めてのマルシェ

初めてのマルシェ

妹からマルシェに行こうと誘われ、
私としては朝早起きしてアグサマルシェに姉妹で向かった。
着いてみると新鮮や野菜や果物はもちろん、スープやカレーも売ってあった。
どれもオーガニックを売りにしているらしい。
中でも妹に是非とおすすめされたオーガニックピザ。
生地はもちろん具材も全てオーガニックなんだと。
ハーフアンドハーフが出来たので、しらすのピザと4種のチーズのピザを頼んだ。
焼き上がるまで、マル

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