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2023.12.02 陶芸体験①

手回しろくろでできる陶芸体験教室を開催しました!

2回の教室で1つの作品が完成します。
第1回目は、器づくり
第2回目に、下絵付をして完成です!

講師は、守﨑正洋(もりさき まさひろ)さん💁‍♀️

守﨑さんは、京都・嵯峨野エリアで作陶されている作家さんです。
京都伝統工芸専門校(現在 大学校)で陶磁器の勉強をされ、卒業後は陶芸家の和泉良法先生のもとで2年間学ばれました。
その後、京都市工業試験所(現在 京都市産業技術研究所)で2年間、釉薬(ゆうやく)の研究をされ、開窯・独立されたそうです。

京都伝統工芸専門学校、京都美術工芸大学で指導もされており、陶芸家として作品を生み出しながら次世代へも技術をつないでおられます。

守﨑さんが研究されていた釉薬とは、やきものの表面を覆っているガラスのようなものです💡
釉薬の知識が豊富な守﨑さん、「僕のはさまざまな色の作品があるのでよかったら調べてみてください」とおっしゃいます。
守﨑さんの作品を調べてみると、本当に色とりどりの、綺麗な陶器がたっくさん!

京都高島屋などでも個展を開催されたり、出展されているそうなので、皆さんもぜひ調べてみてくださいね✨



さて、体験は、午前・午後の2部制で行いました。
参加者には希望の時間を選んでご参加いただきます!
守﨑さんの自己紹介を終え、早速完成までの流れを説明いただきました💬

成形したものを、2,3日~1週間ほど乾燥させ、800度で素焼きします。
下絵付をして、釉薬をかけて1250度で本焼き。
このように陶器はじっくりと手間と時間をかけて完成します。

体験教室の1回目は、いちばん初めの「成形」=土を器の形にすることがゴールです🚩
百聞は一見に如かず!守﨑さんが「成形」の過程を見せてくださいました。
手元がよく見えるよう近くに集まります。

空気を入れないように、また、触りすぎると土が乾いて割れてくるので、細やかな注意が必要です。
皆さん、頷きながら真剣に見学されていました。

デモンストレーションのあとは、いよいよ体験!
1人ひとつ、ろくろと土が用意されています💡

はじめは土台づくり。
土を1/3程度ちぎってろくろの中心に置き、ろくろの線に合わせて丸く整え、厚みが1㎝ほどになるよう、薄く伸ばしていきます。
「結構かたい~」と言いながら、トントン伸ばしていました💪

土台ができたら土をひも状にのばしていき、土台の上に丸をえがくようにのせます。こちらは「ひもづくり」と呼ばれる作り方!
縄文時代にも、こういった作り方がされていたと言われているのだとか。

なるべく均等な太さになるように!
と気を付けるのですが・・・力のかけ方が難しいようで、皆さん苦戦されていました^_^;笑

指で接着面をなでるようにして、土台とひも状の土を馴染ませていきます。
これを2段、3段ほど繰り返して高さを出していくわけですね💡

高さがついたら、親指で外側にむかって押すようにひろげていきます。
一気に広げすぎると、だら~んと垂れてきてしまうので、上から下・下から上、徐々に広げていかなければなりません!

良い具合にひろがったら、人差し指をかぎ状にして底を整え、ヘリもならしていきます。
内側はなるべくなめらかになるように、指の腹で撫でて綺麗にしました!

形ができたら、フチを綺麗にカットしてもらいます.
尖りができないように指でならしたら完成!

フチはカットせず、そのままの形を維持するのもOK!
「まっすぐな線じゃなくても、自然な形が現れていていいかんじ」と守﨑さん。
整っていなければならない、真っすぐ綺麗でなければならない、
なんてことはないですよね🤗

「将来芸大きたら~?!」と小学生の作品を大絶賛でした✨

1部・2部とも、さまざまな形の作品ができました✨
それぞれに個性が出ていて、味があっていいですよね!
今回成形した作品は、守﨑さんが仕上げて素焼きをしてくださいます。

そして次回で下絵付をして完成です!
絵付は、紺色の呉須(ごす)と呼ばれる顔料を使って行います。
細かく模様を描いても良し、文字を書いても良し、魚や動物などの絵を描いても良し、皆さん、どんなものを描こうか早速悩んでおられました👀

陶芸は初めてだという女の子、楽しかった、満足いく作品ができたと感想を教えてくれました✨

次回、作品の仕上がりをお楽しみに!


▶第2回・下絵付の様子は、こちら


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