感情を「事実」として伝える
感情が表に出やすい人とそうでない人がいると思います。
出さないように意識している人もいれば、無意識に表情があまり変わらない人もいます。
どちらがいいとか悪いとかいうことはありませんが、意識して出さない人はストレスがたまるかもしれません。
大体普段の表情がどうであれ、喜怒哀楽が強く出る時はその場の出来事に対して咄嗟に出る反応のことが多いですよね。
「喜」と「楽」はよほど場違いでなければ自由に表現していいと思いますよ。
問題は「怒」と「哀」でしょうか。
「哀」は大人になると人に見せたくなくて我慢したり、ポーカーフェイスを装おうとする人も多いかもしれません。
「怒」は大人でも直接的に表現している人が多い印象です。
相手の頭にくる発言に対して、冷静に考えて返事ができる人はすごく人間ができている穏やかな一部の人だと思います。
私の例で言えば「哀」は隠し、「怒」は友人や職場などでは状況に応じて対応します。
でも、相手が家族だとそうはいきません。
言葉を受けた瞬間に反応してしまうか、少し考えてからでもカッとした返し方になってしまうことが多いです。
そんな中、「感情を事実として伝えるといいよ」って内容の記事を読みました。
私にはその発想がすごい新鮮に感じられたんです。
へーっ、すごい!
なるほどね〜。
って思っちゃいましたね。
すごいとは思うけど、実践となるとなかなかハードルが高くないですか?
感情は感情として伝えてしまいますよね。
怒っていれば目が吊り上がったり、声が大きくなったり、言い方がきつくなったり。
いや、だってそうでしょ。
そうなっちゃいますよね。
感情をあまり表には出さない方でも、抑えながらも伝わってくる怒りがあったりしますよね。
「事実として伝える」
ってことは、その時点で冷静に感情をコントロールできているということですからね。
その上で「事実」として、
「自分はこういう理由で頭にきた」
とか
「私はあなたの発言に傷ついて悲しい」とか。
「私は怒っている」という事実。
「私は悲しい」という事実。
事実に注目してそれを伝える。
怒ったり泣いたりせずに感情をのせずに伝える。
しかも「冷静に無表情で」ではなく、できればユーモアを交えて明るい感じで。
それができればすごい!
私はできる人を尊敬してしまいますよ。
最初からユーモアを交えてはできなくても、言う前に頭の中で
「感情を事実として伝える」
と唱えてから伝えるよう意識するの有効かもしれません。
怒っているなら怒って伝えた方が自分の気持ちが伝わると思っていました。
でも、怒らずに落ち着いたトーンで伝えた方が伝わる確率はあがる気がしませんか?
ハードル高め?
私にも高めですが。
まずは、「落ち着いたトーンで」を心がけようかな。
怒られる立場としても、すごい勢いで怒鳴られたら苦しく感じたり、耳を塞ぎたくなってしまうかも。
私が怒られるなら静かにゆっくり伝えてくれたら、反省もしやすいし、改善法も浮かびやすいかも、と思います。
そして落ち着いて伝えることができるようになったら、「明るくユーモア」をやってみよう。
伝え方って難しいですよね。
同じことを伝えるにも、伝え方によって相手との関係に影響してきますからね。
「感情をのせない方が感情が伝わりやすいこともある」
文章にしてみると当たり前のようだけどなかなか難しいこと。
これは是非、達人目指してチャレンジさせていただきます!
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