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筆文字アートに惹かれた理由が生き方に繋がっていたなんて



今日たまたま見かけた筆文字に

「いいな♪」

と心惹かれるものがありました。



筆文字。

なんとなく興味はありました。

人によって独特の味があり、正解のない自由な文字にはほっこり和む優しさと温かさと芸術性がある。

言語化したことがなかったけど、そう思っているんだ、私。

なんとなく感じていた良さはそこだったか。


文字には力強さもメッセージ性も感じるし、美しさも感じます。



私は小学3年生から中学3年生まで書道を習っていました。

例に漏れず、私が習いたかった訳ではなく母の「明日から行きなさい。」との指示のもとに。

水曜日の3時以降、自分の好きな時間に行っていいスタイルは気に入っていました。

柔らかい物腰の植木先生はある程度年配の女性で、その優しさに救われていたところはあります。

なぜなら、私は字を書く上で完璧主義だったのです。

完璧主義?
ストレングスファインダーの結果に出た最上志向の方がしっくりくるかも。

上を目指す。
より良い作品を書きたい。

私は書道では学年でも3番の指に入る実力はあり、書き初めでは書星会賞とか推奨とか金賞より上の賞をもらっていました。

が、そんな私自身は自分の字が好きではありませんでした。

書けば書くほど納得がいかない。

植木先生の柔らかく美しい字は好きでした。

先生が赤い墨汁で修正してくれるとすごく良いバランスになる。

でも、私の字は美しくない。

小学5.6年生の頃だったと思います。

先生は書き初めの作品を仕上げる為に1.2人ずつ個別に対応して指導してくれていました。

その年はたまたま私1人に指導してもらいました。

書いても書いても納得いく作品が仕上がらず、全く改善しているようにも見えなかったんです。

あっちが良くなれば、こっちの字のバランスが悪く。

この字は綺麗だけど全体のバランスが。

そんな風に何度も何度も書き直して悔しさと戦っていた私は、とうとう涙が出てきてしまったんです。

低学年が駄々をこねたのではなく、高学年のしっかりしてきた年齢です。

泣くことに恥ずかしさも感じていました。

先生はとても驚いた様子で

「書いていて泣いちゃった子は初めてよ。」

と言いました。

悔し涙とは裏腹に、その時の納得いかなかった作品は学年で1番に選ばれたと思います。

中学に入ってからは県の代表作品候補に選出されるということがありました。

でもその時の作品は県で1位2位を争った結果、2位となりました。

1位は県の代表で表彰されますが、2位は何の賞もなく何の連絡もない。

その結果を受けた私は、2位であっても何もないんだから選出されなかったのも一緒だと感じました。

選出の現場に立ち会ったその時の担任の先生が興奮して、

「なごみさん、2位で惜しかったんだよー!あと一歩で1位だったんだからすごいことだよ!いやー惜しかったなぁ。」

と目をキラキラさせて褒めてくれたのは嬉しかった。

私の両親からはどんな賞をとっても褒められた記憶がありません。

中学3年生まで続けた書道は五段になっていました。

段になると試験を受けられるのも年に数回となり、簡単には昇段出来なくなる。

高校になって続けるか聞かれた私は、あっさり辞めることを選びました。

七段までいけば書道の先生になれるのにもったいないと言われたけど、私は先生になりたい訳ではないし、他にやりたいことはたくさんありましたから。

それ以降は高校の書道の時間に書いたのと、大人になって子供の書き初めの指導を頼まれた時くらい。

書道を習っていた訳ではない子供3人共が、書くのにすごくムキになって頑張り、2人はなかなかうまく書けなくて涙ぐんだことがあります。

自分の子供の頃を思い出して

「ああ、私の子供だ。一緒だ。」

と思いましたね。笑


書道にはいわゆる正しい教科書的な形である楷書や少し崩した行書、更に崩した草書など他にもいろいろあるけど、常に正解の型があります。

難しいのが、「正解」の綺麗ない文字の中でも自分の好みの字とそうじゃないものがあり、納得出来る作品は私が気にいるものなんですよね。

自分が思い描く理想の型はなかなか作り出せず、人には褒められても自分では満足出来ずにストレスが溜まるという繰り返しだったんです。

ちなみに今近所にある書道教室はみんな硬筆(鉛筆書き)をセットで教えてくれますが、私が通ったのは筆を使う書道だけでした。

それで普段の鉛筆で書く字との違いにも悔しさを感じて、中学の時に独学で万年筆での字の練習をしました。

が、スマホのない時代に友達と交換日記や手紙交換を大量にしていた私は、正統派の綺麗な字よりも友達の可愛い丸文字に魅力を感じ、丸文字の練習に切り替えたのでした。


筆文字は、言うならば丸文字に近い感覚なのでは?

筆文字には型はない?と思うし(え、調べてないけどあるのかな、、、?)、自由でユーモアまである。


そう、「自由」を強く感じます。

それぞれが個性的に自由に書かれていてのびのびとした印象を受けます。

それに、メッセージがきちんとした楷書で書かれるよりもスッと胸に伝わりやすく、ほっこり温かく染み込んでくるのはなぜでしょう?

丸みを出しているせい?

自由でのびのびとしているから?


とにかく自分も書いてみたくなりました。

興味を持って早速覗いた、Youtubeでの筆文字指導。

そこでは、字の「払い」の部分は「留め」、「留める」部分は「払う」のだと教えていました、、、

常識を覆す書き方なのですね。

かえって難しいかも。汗

もちろん筆文字にもいろんな種類があり、書く人によって文字の形や特徴も全然違います。

「この書き方」というルールに従っていくのではなく、むしろ自分が唯一無二の書き方を作り出せばいいと思います。


ここまで書いてきて気づいたことがあります。

私は筆文字アートに「自由」を求めていて、「型」にはまりたくない。

それって、生き方と一緒なのでは。

私は自由な生き方を求めていて、ルールや他人の意見、世間体などの「型」にはまりたくない。

ああ、だから筆文字アートに惹かれるんですね。

こんな繋がりがあったとは!



でも、筆文字アートに挑戦しても最初は「The 書道」といった感じで型にはまってしまうかもしれません。

過去に身につけた書道のルールが私に染み付いているから。

綺麗に型通り美しく書きたくなってしまうような気もします。

慣れてきたら力を抜いてリラックスした私らしい字が書けるかも。

そしたらそんな自分の字が好きになれるかもしれません。

そんな自由な書き方、自由な生き方をしていきたいです。

明日、筆ペンを買いに行きます!



追記:

翌日買いに行って早速書いてみました。

そしたら思った以上に難しい。

可愛い優しい丸い字をイメージしていたけど、どうしても書道の基本を完全無視した書き方がうまくいかない。

見てほっこりするような字が書きたいなぁ。

写真は残念ながら私の作品ではなく、初めてnoteクリエイターさんの作品をお借りしました。

いきなり自分の文字を載せようと大胆な試みを考えていましたが、今回は諦めることに、、、

成長したら載せることにしましょう!







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