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コロナで失業して大変だった話ver.2

こんにちは、凪咲薫です。

noteを再開して、3か月。多くの読者さんからスキやコメントをいただけるようになりました。毎日、毎日、通知が届く度に充実した気持ちにさせてもらっています。

これまでゲーム業界の解説や私の生い立ち、出産話など私の体験をお伝えしてきました。その中でも、読者さんが興味を持ってくれた話があります。

それがこの記事↓

新型ウイルスの影響で失業を経験してしまった話なのですが、と~~~ってもざっくりと書いてしまっていました。(失業って結構なパワーワードなのに、もっと書いとけばよかった、と考えていた自分がいます。)

noteを再開してから、この記事が伸びてきて、「これは読者さんにしっかりと私の失業エピソードを話せるチャンス!」といった具合にお伝えできるタイミングがきましたので、今回は「コロナで失業して大変だった話」の内容を深ぼっていきますね。

まさか私が失業するとは、、、

他人事ではなかった失業エピソードに興味のある方は、ぜひこのまま読み進めてください。

すべての元凶は新型ウイルスだった

2020年5月に私は失業しました。それは社会人になってから10年目に差し掛かった頃です。

順を追って説明していきますね。2020年1月に開発が大変だった我々のプロダクトがついにローンチされました。長い間の努力が報われ、一息つく間もなく、私たちはお疲れ様の飲み会を開催することに。その飲み会で一人の同僚が「今、中国ですごい病気が流行っているらしい」とつぶやいていました。今となっては、そのことについて真剣になるべきでしたが、
その時は誰も自分たちの運命を変えることになるとは想像していませんでした。

飲み会から1週間後、プロダクトの関係会社から連絡が入り、「コロナが日本に上陸するかも。プロダクトへ影響あるかなあ?」という言葉に、私たちはただ固まることしかできませんでした。そして、次々とニュースには感染者の増加、社会のパニックが報じられ、日本もどんどんヤバい状況になっていきます。

ついに私たちのプロダクトも、このまま続行はできないという判断が下されそうになったこと、そして、スタートアップ界隈もこの調子だと資金調達がストップするかも…という噂がたち、不安は増すばかりでした。

ついに社内でも大きな動きが、、、

社内は不穏な空気に包まれ、2月下旬か3月ごろに社内で動きがありました。社員全員参加の定例会で、社長が数人の解雇を決定したと発表。「数人解雇しないといけないレベルでコロナ大変なのか…」と驚きつつ、自分じゃなくてよかったと内心ホッとしたことは今でも覚えています。その夜、仲のいい同僚と飲みに出掛け、解雇発表やコロナの状況について雑談していた流れで「みんなどうする?こんな状況でもこの会社にいる?コロナでやばいかも」という話になりました。

私は、この会社が好きだし、せっかくローンチしたプロダクトをまだ見たいという気持ちもあったので、やれるところまで頑張ろうと決心していたのですが、、、

その数週間後の4月、再び全社定例会が開催されました。社長が社員のうちの90%をレイオフすると発表し、一人一人と1on1をすると宣言しました。一人一人が呼ばれて行き、「私は解雇だった」「僕は残ることになった」など各々の報告が次々と社内で飛び交っていました。

私はなんとなくレイオフ対象だろうなと予感していて、ある程度覚悟を決めて望みました。そして、ついに順番が回ってきて、社長から言われたのは、やはりレイオフ。覚悟を決めていたとはいえ、実際に言われるとやはりショックでしたね。

わずかな時間での転職活動がスタート

しかし、そうなってしまったものはしょうがない。私は即座に「無職になる!!」と危機感に襲われ、コロナ禍の過酷な状況で厳しい転職活動を開始します。4月中旬にレイオフを言い渡され、退職日は5月中旬。つまり猶予は1ヶ月のみ。

私はありとあらゆる転職エージェントに登録し、応募を開始しました。エージェントからは、「コロナという未曾有の事態なので採用状況もどうなるかわからない」と言われて、不安が募っていきますが、もうやるしかありませんでした。

無職になる危機、しかもコロナという状況。選り好みできないと思い、正直志望度の低いところにも応募しまくります。ただでさえ自動的に決定された退職日まで1ヶ月しかなかったので時間との戦いでした。基本的に、転職は数ヶ月かけてやることがスタンダードだと思うので、それを短期間でやるのは、今思えば大変だったかなと思っています。

唯一幸運だったのは、全てオンライン面談に切り替わったため、1時間面接した後、間髪入れずに次の1時間は別の会社の面接…という風に最大で1日5社の面接を受けたりもしていました。

それ以外は逆にそんなに苦戦しなかったかもしれません。通常、退職理由を聞かれることが多いのですが、今回の場合コロナという未曾有の状況で企業が危機に陥ってそれに伴う退職という形だったので、面接時も理解を示してくれる企業がほとんどでした。

予定になかった転職活動も終わってみれば、、、

これまで自分の意思で転職してきた自分としては、外部要因で転職を余儀なくされるパターンは初めてだったし、コロナという状況もあり不安要素が多かったです。

ですが、コロナ禍で採用市場が低迷している中、なんと5社から内定もらうことができました。不本意な転職で、まさか年収も大幅アップできるとは、夢にも思いませんでした。しかも内定先が非常に自分にとってキャリアアップに繋がるところだったので、最終的な転職先を一つに決めるのがとても大変でした。本当にありがたい話です。不安だらけでしたが、良いきっかけだったのかもしれません。予期せぬ幸運というものも世の中にあるんだなと強く感じるきっかけでした。

今回の転職活動で惜しいことをしたことがあります。それは、転職活動を頑張ったことで、雇用保険から支給される失業手当をもらうことができなくなったことです。当時は知らなかったのですが、失業手当がもらえる条件は2つありました。

・現在どこにも所属していない失業状態で、再就職の意思があること
・次の就職の目処が立っていないこと

私の場合、5月中旬の退職日以前に次の就職先が幸運にも決まったことで、失業手当をもらえる条件から外れてしまいました。実はレイオフされた同僚は、ここのタイミングをうまく調整して、失業手当もうまく受け取りつつ、次の就職先もタイミングよく決めた人もいたため、タイミングをうまく図れるとよりベターでした。

万が一の時のためにも、頭の片隅に置いておいて損はないので、ぜひ読者さんも覚えておいてくださいね。

今回は、リメイク記事として、私の失業体験をお伝えさせていただきました。次回もお楽しみに!

追伸:

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