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【報告】出産から気づいた私のライフワークバランス

こんにちは、凪咲薫です。

私ごとではありますが、実は先日無事第一子を出産いたしました。私もお母さんになったんだなあと思うととっても不思議な気持ちです...!

これまでゲーム関連の記事を投稿していたので、出産のことをnoteにするかどうか迷ったのですが、noteは自分の成長記録を残す場所って考えたら、勝手に手が動いていました。

noteでも子育て系、教育関連の記事がたくさん投稿されていて、記事を読むごとにユーザーさんの考えや体験に共感しまくっています。

自分のやっている仕事が大好きで、休みの日もアイディアを考えるのが好きな自分にとっては、仕事をせずに子育てのみの生活になることはまったく想像できませんでした。そのため、妊娠がわかったタイミングから、どうすれば仕事のペースを落とさずに育児と両立可能なのかを模索し始める妊婦生活がスタートしました。

なので、今回の記事は、私のはじめての妊娠・出産体験、そして出産して改めて感じたことを書いていきますね。

妊娠が発覚した時の戸惑いは大きかった、、、

子どもを授かったことは、とても嬉しかったのですが、本音をいうと、「妊娠している」と医師から伝えられた時、嬉しい気持ちと同時にあることが私の頭をよぎりました。

(誤解のないように伝えたいのですが、もちろん不妊治療など、妊娠に向けて大変な思いをしながら頑張っていらっしゃる方達も世の中にいっぱいいるのも重々承知しています。あくまで当時の私の心境を正直に書いてあるだけですので、不快な思いを与えたら申し訳ありません

というのも、実はちょうど同じタイミングで新しい業務委託の仕事を始めたり、起業準備もしている時期だったこともあったので、子どもができて嬉しい!という気持ちよりも、「やりたいことと育児を両立できるのだろうか...」「今まで頑張ってきたキャリアが全て消えてしまうんじゃないか...」「妊娠を素直に喜べない自分は人としてどうなんだろう...」など、かなり複雑な心境だったんです。

でも、検診を受けるたびにみるみる人間らしい形がエコー写真で見れるようになってきて、だんだん「本当にお腹に子どもがいるんだ!」という実感が湧いてきました。

ただ、その直後くらいからつわりという名の体調不良が自分を襲うようになり、気持ち悪くてベッドから起き上がれない、妊婦特有の味覚障害も始まってご飯や飲み物も美味しくなくなるなどの症状が始まり、まだ妊婦生活が始まったばかりだというのに早速仕事との両立が困難になってきました。この時期にやむなく休職する人がいるのも納得です。私は幸いリモートワークだっためなんとか時間のやりくりをして乗り切りました。そのような感じで「妊娠生活を楽しむ」とは程遠い期間の方が圧倒的に長くて、「子供が産まれてくるのが楽しみだな」とやっと思えるようになったのは出産の2ヶ月前くらいになってからでした笑

出産後は初めて感じる不思議な気持ちでいっぱいに

子どもとの初対面は、感無量な気持ちやら、きつい陣痛がやっと終わったという気持ちやらですごい達成感でした笑

ずっとお腹の中でうねうね動いていた子供が体から出てきて、「本当にこんな大きな人間がお腹にいたんだ!」という驚きがありましたね。

想像以上に大きかった体へのダメージを感じつつも、出産という一大イベントがどのようなものかを身をもって体験して、今まで自分が知らなかった世界を体験することになり、不思議な気持ちです。

私の産んだ産院は出産直後は母子別室が可能だったため、体の回復を優先させてもらったため、出産直後は病室でゆっくり過ごさせてもらいました。出産当日は産後ハイで眠れないとよく聞いていたのですが、私の場合は出産当日の夜も爆睡しました笑

そのため、一瞬私が本当に子供を産んだのか忘れてしまうくらい、出産直後もかなりはゆったりさせていただいていましたね。突然産気づいてそのまま出産してしまったため各所への業務連絡を産後に行っていたのですが、そうすると全てがいつも通りなんじゃないかと錯覚してしまいそうでした。だけど別室には子供が存在しているわけで、日常と非日常が入り混じっているような不思議な感覚があったのも事実です。

「仕事=趣味」な私が一番リラックスできるのはやっぱり仕事!笑

学生時代の趣味をそのまま仕事にしてしまった人間なので、仕事と遊びの境界線が曖昧な私。仕事がすごくうまくいっているタイミングでの妊娠だったため、仕事を中断しなければならないかもしれないことに対する不安や心配事がたくさんあります。

そこで私は、出産する10ヶ月後までの間に「仕事も育児も両立できる道」を見つけるため動き始めました。周りで仕事と育児を両立している人や、既に大きいお子さんがいる知人など「妊娠したのでお話を聞かせてもらえませんか?」と依頼しまくり、Zoomで話を聞いてもらって情報収集を開始。

「育児に専念しないのは勿体無い、後悔するよ」という声や、「旦那さんや実家、自治体の制度など頼れる先がどのくらいあるかによって育児のハードさが異なる」という声、「自分の月収分の金額を払ってでもベビーシッターさんをフルで雇って妻も夫も仕事にフルコミットした」という声など、本当に家庭によって価値観や乗り越え方が様々でした。途中から「正解はない」「産まれてみないとわからない」んだな、と感じ、「どこかの家庭のやり方を参考にするのではなく、私(と旦那さん)がどうしたいか」だなと腹を括りました。

そして出た答えは、「私は仕事を中断したくない。でも子供は産んでみたい。だからどこまで【二兎を追う】ことができるか挑戦してみよう」でした。

そう決断してからは、仕事仲間には「妊娠して4月に出産予定ですが、仕事も頑張りたいです。育児と仕事を両立するロールモデルになるつもりでやりたいと考えています。だから、ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが協力していただけませんか?」と素直な気持ちを宣言していました。素直な気持ちを伝えておくことで、周りも心の準備をしてくれていたと思います。本当に感謝しています。

また、出産後すぐにサポートを得られるよう、ベビーシッターさんや自治体のサポート制度は妊娠中に先回りして調べておき、旦那さんにも共有しておきました。こうすることで出産後もすぐにサポートを得られる体制ができていたので、良かったと思っています。

ただ、ここまでやっても尚、「えっ?出産後は赤ちゃん優先でしょう?」とか「産後に仕事に集中したら後々後悔しますよ」と言われることも度々あり、迷わなかったといえば嘘になります。ただ、自分にとっては「子供」と「仕事で実現したいこと」はどちらも大事なことだと決断していたので、最終的には振り切りました。(正直なところ、今でもそのような声に惑わないと言えば嘘になります)

ちなみに、旦那さんは「赤ちゃんを優先しろ」とは言われず、むしろ「子供が産まれたのなら、もっと仕事を頑張らないとね!」と言われるそうです。女性の私が出産後に仕事を頑張ると「赤ちゃんを優先しなさい」という風に度々言われるのと対照的ですね。まだまだ男女の差があるなぁと感じてしまいました。。

私が考える子育てと仕事のワークライフバランス

私は子どもが産まれても仕事漬けの日常で生きようと思っていました。これから起業準備なども控えているためです。

でも、子育てが始まってみると意外にも子育てがちょっと楽しいと感じている自分がいて、そんな自分にちょっと戸惑いました。何を隠そう、実は私はもともと子供が苦手なタイプだったからです...。

自分の気持ちの変化に戸惑い、自分の気持ちを整理するため、人に話を聞いてもらいました。話を聞いてもらった相手の方は、子持ちの経営者の女性。そこで言われたことが私にとっては目から鱗でした。

「私は自分の会社を経営もしているし、色んな会社の社外取締役もやっているバリキャリタイプだと思う。だけど育児も同じくらいすっごく楽しい!育児と仕事を苦しみながら両立するのではなく、どっちもめっちゃ楽しいじゃん、という気持ちでやっている人いっぱいいるよ!」とその方から言われました。

「私も出産時、もう私はこれ以上理想のキャリアを実現できないんだろうなと悲観的になっていた。そこで色んな人に話を聞いていったら、育児もキャリアもどちらも心から楽しんでいる人がいっぱいいると知って頑張れた。その時にまとめたメディアもあるので参考にして!」といっていただきました。

その時に紹介されたメディアがこちらです:

確かに、私は妊娠中に「育児と仕事を両立する」と決断していましたが、それは苦しみを伴う茨の道だろうと思っていました。でも苦しみながら両立するのではなく、育児も仕事も最大限楽しみながらやり切るのはすごく理想じゃないか、と思うようになりました。そしてそれを実際に実践されている人がこんなにもいっぱいいるなんて。

「子育て中心に生きる」のも、「子育てと仕事どちらも程よいバランスでやる」のも、「仕事中心で生きる」のも、「仕事も子育ても最大限楽しむ」のも、どの道でもありですよね。私はいかに仕事を犠牲にせずに済むかに気を取られてしまっていたのですが、「子育てを楽しむ」という観点がすっかり抜け落ちていたことに気づきました。

新しい世界が広がるから、子育ても楽しまないと損。どうせなら子育ても誰にも負けないくらい楽しんでみて、同時に仕事も妊娠前よりもパワーアップしてみよう!と今の自分は思っています。これから、起業など仕事で見える新しい世界も楽しみですし、子育てで見える新しい景色を覗いて様々な発見をしていくのも楽しみです。

今後のnoteにもゲーム業界の内容、仕事風景、そして子育てについて投稿していきますので、次回もお楽しみに!

追伸:

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