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学力が高い子の特徴

予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。冒険者ブログを運営しています。

学力の差はどこから来るのでしょうか?生まれついた能力でしょうか?それとも、親からの遺伝でしょうか?

この記事では「学力の高い子の特徴」という観点から、「どうすればその特徴を持つ子どもになるのか、その特徴を持つ子どもにできるのか」を徹底的に解説していきます。

また、現実に落とし込んだ場合に、本当に親や周りの大人がしなければならないことをまとめました。

noteは簡単に、詳細はブログで書いていっています。ちゃんと詳しく学力が高い子供の特徴を知りたい方は、下のリンクから読んでください。

①知的好奇心が高い

知的好奇心とは「芸術、文化、知識、スキルなどに興味を持ち、それについて自ら調べようとする心のこと」と定義できます。
子どもに落とし込んで考えると、「なぜ?」と思う回数が多いと知的好奇心が高い。

つまり、身の回りに起きていることに興味があり、それを知りたいから疑問に思うことが多いのですね。

親はそのような子供の疑問に一生懸命に「応えて」あげるべきです。「答えてあげる」のではなくて「応えてあげる」のです.。

つまり、知っている知識でも一緒に調べたり、どうしてだと思う?と問いかけ仮説と検証を子供にさせることで成長を促す、ということです。

②読書量が多い

興味を持った対象についてであれば、子供は飽きずに本を読みます。幼児のうちは図鑑で絵が多いものを好んで読みますね。そのうちに、語彙が増えてくると専門的な知識を得られる書籍を好んで読むようになります。文章力や表現力もここで身に付き、すべての教科に通ずる読解力まで養われます。

子どもは親の行動を真似したがります。だから、親が読書好きであれば自然に子供も本を読むようになるでしょう。

しかしながら、本はお金と時間がかかります。それだけ余裕がないと、読書量を子どもに求めるのも難しい家庭もあるかもしれません。

③楽器を習っている

指先が器用な人は学力が高いです。指の動きは脳に刺激を与え、活動を促します。つまり、指先を使う楽器「ピアノ、ギター」は脳を活動させることにつながるんですね。

指先は第二の脳、と言われるくらいに重要です。特に指を使うことで脳に送られる血液量が通常よりも10%以上増えると言われています。

脳は血液が送られることで神経細胞が活動しますが、血液が送られないと細胞が死んでいきます。すると、物忘れが激しくなったり回転が遅くなったり記憶力が低下したりします。

一度死んでしまった細胞は復活することがないと言われていますので、幼児教育の一環として楽器の習い事は早い方がいいと言えますね。

ピアノを習っていたことのあるママは多いと思いますが、レッスン内容や楽譜についてあれこれ言わない方いいです。

子どもは敏感でレッスンをしてくれる先生を見る目などが変わってしまう可能性があります。また、練習しなくても怒らないようにした方がいいです。もし、あまりにも練習しないようでしたら「練習しない理由」を聞いて子供の考えを聞いて下さい。暖かく見守って下さい。

④生活習慣

生活習慣は学力と密接な関係にあります。生活リズムが規則正しい、というより成長を促せる生活リズムを規則的にする、という方が正確です。

ここでは睡眠についてフォーカスしますが、「睡眠時間」よりも「就寝時間」の方が学力との結びつきが高いです。睡眠時間と就寝時間の関係を研究した結果があります。

睡眠時間→5時間以下、6時間、7時間、8時間・・・10時間以上
就寝時間→19時台、20時台、21時台・・・24時台

この中で一番学力層が高いのは「睡眠時間が8時間程度、就寝時間が20時台」だったそうです。つまり、早寝です。早起きするよりも、早寝を心がけています。

親の生活習慣は子どもにうつります。幼ければ幼い子供ほど、親の生活習慣の影響を受けます。子どもが小さいうちは、親自身も生活習慣に気をつけた方がいいです。

特に就寝時間を一定にするような努力をした方がいいですね。見たいテレビややりたいゲームは時間管理をして、子供を制御しなければなりません。また、学校の宿題もあると思うので、そういった時間管理を子どもと一緒に決めていくのを強く勧めます。

それぞれの各家庭の事情があると思います。可能な限り、家にいてあげてもらいたいと思います。

最後にこれを現実に落とし込んで考える

まあ、ここまでは学力が高い子供の特徴と親ができることをまとめましたが、現実はそうはいかないことが多いですよね。

例えば、わからないことを調べる子は伸びるというが、そんなことは誰にでもわかりきっていること。実際勉強ができない子供が調べようとはしないんです。興味を持たせようと親が努力をするが、逆に子供の反感を食らうことも。調べて知る喜びより、調べる行為の苦痛の方が大きいから子供は調べない。調べなさい、の一言で調べるのであればとっくに調べている。

ここまで読んで頂いている方で、そういうチャレンジをしてきて失敗した経験は絶対1つや2つあるでしょう。

じゃあどうすればいいのか!?
たった一つだけの答えがあります。それは・・・

子どもに学力をつけたいのならば、
相当な時間を子どもにかけてあげること。

つまり、親の時間を子どものために使うのです。それも学力を伸ばすための時間を使うんです。上記の学力が高い子供の特徴をすべて親が時間をかけると莫大な時間がかかることがイメージできるんじゃないでしょうか。

・好奇心を持ったことに対して一緒に調べる時間をとる。
・興味を持った知識を増やすために博物館や美術館などを見に行く
・一緒に読書をする時間をとる。本を買ったり借りに行く時間をとる。
・楽器を習うために教室を調べ、送り迎えをして、練習に付き合う時間をとる。
・生活を完全に子ども主体にするため、夜更かししすぎない。
・子どもの帰宅する時間には家にいる。

このくらいの時間をかけてあげれることができるのであれば、徹底的に子どもと向き合って時間をかけて下さい。学力が高い子の特徴、と検索すると山ほどブログが出てきますが、どれもこれも親の努力なしでは成り立たないものばかり。それどころか、実際の家庭に落とし込んだ場合の記述は一切なく、小手先のテクニックで学力を上げようとする記事もたくさんあります。

親であればイレギュラーが発生したときに、現実、これらの接し方をするのが難しいこともわかると思います。だからこそ、この記事で最後にお伝えしたいのは「子どもの学力を本気で上げたいならば、相当な親の努力が必要」ということですね。

学力が高い子供の特徴 まとめ

いかがでしたでしょうか?

家庭でできる学力の育て方を解説しました。少しでも参考になって頂けたら幸いです。

今後も、子育て、教育についての「現実的な視点から書いた記事」をなるべく書いていきたいと思います。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

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