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俳句、短詩

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自分の俳句作品や、鑑賞、思いなど気ままにまとめています。また、短歌などの短詩形作品などについても触れています。
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#日記

✤2024日日俳句 にちにち・はいく✤
8/25 コスモスや推しの布教に余念なく

✰実際はキバナコスモスが周囲で咲いてます。種類を問わずコスモスには独特の明るさがあり、秋の空や陽の光と交響し合っていて好きです☺

✤2024日日俳句 にちにち・はいく✤
8/24 教室の椅子のがたつき鱗雲

✰今日は曇ったり晴れたり? のようですが、少しずつ鱗雲が増えてきて秋らしさを感じます。空か表情豊かになって嬉しい☺

✤2024日日俳句 にちにち・はいく✤
8/23 掌の中に踊つてゐたる今年米

✰新米を表わす季語・今年米。「ことしごめ」と読むのを知らなくて「ことしまい」と言って以前句会で笑われたなあ💦 画像は頂き物の各地のお米の詰め合わせ🍙ありがとうございます😊炊くたびに食感と甘さ、幸せ~💖

✤2024日日俳句 にちにち・はいく✤
8/22 墓参高らかに雲満ちてゆく

✰お墓参りはできてないが、お盆の頃に親が退院できたのはきっと天の家族が守ってくれていたからかもしれない。生活が落ち着くのには当分時間が掛かりそうだが、人が共にある有り難さをこれまでと違う角度から思う。

✤2024日日俳句 にちにち・はいく✤
8/21 切り分けて帆のかたちなる西瓜かな

✰写真は以前のもの。実際にはカット西瓜ちゃんをヨーグルトに入れて朝食に🍉
水分たっぷりな甘みと食感はやはりこの季節ならでは。実は西瓜は苦手。でも、歳と共に食べたくなってきました。不思議ですね。

✤2024日日俳句 にちにち・はいく✤
8/20 汗に濡れし衣裳を吊るし夕かなかな

✰音数がはみ出しててゴツゴツした句に。でも、これで浮かんだのでこのまま。実際の部屋の中の風景。フラメンコの発表会が近づいてきた。追い込まれてから見えてくるものも。すぐにできないけど(-_-;)

✤2024日日俳句 にちにち・はいく✤
8/19 ちまちまと進みて下がる盆踊

✰現実の盆踊りは夏休みの最初の頃に開催された。しばらく開催されなかったから、祭の賑わいはやはり楽しい。小さい頃は浴衣姿で輪に入って踊るのが好きだったなあ。

【自選俳句10句】2023「日日俳句」より

【自選俳句10句】2023「日日俳句」より

対岸柏柳明子

初がらす垂直に時止まりけり
まなうらに四日の海を仕舞ひたる
対岸の翳りはじめし桜餅
あの蝶はあの日失くしたピアスだらう
風が来てサンバはじまる百日紅
去り際のみづいろ揺れてゐるプール
いとうりの知らん顔にて隣り合ふ
途中から白桃になる暗号文
凩に心臓攫はれぬやうに
宿木のささやく昔話かな

note「日日俳句」では、2023年1月1日から毎日・1つの俳句(日によっては2句)を掲載し

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【日日俳句】2023年、一日一句の掲載・更新を続けてきて

【日日俳句】2023年、一日一句の掲載・更新を続けてきて

はじめに「日日俳句(にちにち・はいく)」とは、2023年の元日から一日に一つの俳句(および短文と写真)を更新・掲載しているページです(下記参照)。

大晦日までやるので振り返りにはまだ早いのですが、年末は記事を書いている時間がないと思うので💦、12月初旬ではありますが「やってみての感想」などを書いてみようと思います。

なぜ、「一日一句の掲載・更新」をやろうと思ったかもともと非公開の状態で普段か

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2022年俳句アドベント&年末カレンダー・後半(12/16〜31)

2022年俳句アドベント&年末カレンダー・後半(12/16〜31)

2022年俳句アドベントカレンダー後半です☆
実際のカレンダーはクリスマスまでらしいですが、noteでは年末までトライしてみました。ご笑覧願えれば幸いです☺
アドベントカレンダー前半は、コチラをご覧ください☆ どなた様もよいお年を☺

★12/16
憧れて冬天を呼ぶクレーンは

★12/17
湯たんぽや夜をくすぐる猫の髭

★12/18
冬紅葉花嫁御寮の小さき口

★12/19
告白は風に攫はれホ

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個人的な最近の俳句④:直感と願い

個人的な最近の俳句④:直感と願い

あまり俳句と関係ないかもしれませんが、最近思う2つのことです。
1つめは「直感」。
つくづく俳句でも、生活その他でも同じだなあと思うのが

「思い込みのクセが強いと、肝心な時に“直感”がはたらかない」

あるラジオ・パーソナリティの言葉です。

私が師事しているヨーガの先生も
「自分はこうだ、こうあらねばならない、という考えを外したときに新しい体と心に出会える。その結果、変わっていける」というよう

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個人的な最近の俳句①:字数<音数<リズム

個人的な最近の俳句①:字数<音数<リズム

自分が俳句を作るなかで
なんとなく最近思ったことを
メモ変わりに書いてみようと思います。

今回は「句またがりと踊り」に関することです。

昨年からなんとな~く思っていたのだが、
少し前に久しぶりに吟行に行って
自分とは違うルーツや作り方の人たちと
句会をしてはっきり意識したことがある。
それは最近の自分の作品で、
比較的言いたいことが言えたと
自他ともに感じる句は
「17音に言葉は入っているが、

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