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【教員】中教審にて前進あり!?【働き方改革】

一般男性教員です。

さて、名古屋大学の内田教授も騒いでいらっしゃいますが、本日の中教審での資料が前日に公開され、話題になっています。

これまでの「給特法」改正により「変形労働時間制」に対する指針が示されるとともに、最終ページに明示された内容に、教員の働き方改革が進むことが記載されていましたので、詳しく見ていきます。

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特に要望が多い事項に関して、要望1〜3は、前々から議論されてきた部分であり、進められていくべき内容でした。ただ進んでいるか…現場では疑問に感じるときもありました。

それ以上に要望4〜8の部分です。
思い切った削減や廃止を実施とあります。

要望4  部活動の見直し

学校部活動における抜本的な見直しをすること。
地域スポーツへの移行にむけた社会基盤づくり。
地域クラブでの大会参加を認めるなど柔軟化すること。

学校から部活動を切り離す基盤を、学校が進めるのではなく、社会が進めていくことを求めているところにも、歓迎ムードが高まっているのでしょう。

要望5  教育課程の見直し

授業時間数の削減をすること
週4日6時間授業、1日5時間授業が求められているが、勤務時間中にそれ以外の業務をするのは困難になっているという実情を踏まえ、改めるべき。

確かに、授業時間数は、多すぎることには気づいていましたので、
これ、もう1時間減らせますよね?と提案したことがありますが、
鼻で笑われた記憶があります。

要望6  教員免許更新講習

退職教員の活用を求めたくても、免許失効が壁になっていること。
また、更新は自費であり、時間的負担もあること。
講習を受ける意味があるか…。

思い切った要望がなされていますね。
最近、人手不足だからといって、免許をもたなくても一芸に秀でていれば、免許を発行するような話も出てきていましたが、教員免許を失効した方の方が、業務等精通していますよね。

要望7  学校向け調査の削減

制限、整理、統合をすること。
短時間で簡単に回答できること。
県教委、市教委からの調査の削減。

実は、児童生徒にも関わる調査があります。授業時間数を確保しなければならないのにも関わらず、2、3時間かかるような調査をすること、そしてそれを取りまとめる時間は、とても大変です。

要望8  学力学習状況調査

4月は立ち上げもあるため、負担感が大きい。
採点、分析を学校で行う自治体もあり、負担。
対策案を提出する時間が負担。

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これは大ニュースです。

まず明記されたこと。そしてそれが本日審議されること。

今後の展開に期待しましょう。

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