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#転職の心得と媒体選定

どうも!ななしの転職アドバイザーです。

これから「3ヶ月以内に転職するノウハウ」をつらつらと記載していきます。このマガジンをお勧めしたい方は、

★とにかく早期に転職したい方
★転職の進め方が何も分からず途方に暮れている方
★次にやりたい仕事はないけど転職したい方
★仕事が忙しくて時間がない中で転職活動したい方

あてはまる方は是非定期的に覗きに来てください。
また、当マガジンは正社員や契約社員への転職向けの記事ですので、パートやアルバイトを希望される方は別に記事を書きますので、そちらを参照してください。(2022/02/24時点ではまだ記事を書いていません)

では、本題の「転職の心得と媒体選定」についてお話していきましょう。

■転職の心得

転職を考えていることを前提にこれからノウハウを掲載していくのですが、その前に立ち止まって考えてみてほしいことがあります。

それは、

転職する必要が本当にあるのかどうか

転職したい理由には、人それぞれ千差万別の理由があると思います。
その理由に良し悪しなどはありません。
ただ転職活動というのは、どれだけ効率的なやり方をお教えしてしても、一定の負荷は掛かりますし、ある程度まとまった時間が必要になります。
要は結構大変なんです。
そのため、軽い気持ちで活動すると、中途半端に大変な想いだけをして全く意味のない時間を過ごすことになりかねません。

このような無駄な時間を過ごさないためにも、一度立ち止まって転職したい理由を思い浮かべていただき、本当に転職をする必要があるかどうかを考えてみてください。

例えば、
在籍している企業での仕事内容に全く不満はないが、直属の上司と全く馬が合わず毎日出社するのがしんどい状況だったとします。

その方が、転職活動を行い無事に転職に成功した場合、
可能性としては、非常に良い人が集まる社内の雰囲気が良い企業で満足度の高い転職が実現することはあり得ます。

ただ、人と人の相性は初めは良くてもだんだん悪化することもありますし、馬が合っていた上司が異動になり別の馬が合わない上司に変わることもあり得ます。
そうなった場合に、あなたはまた転職をすると選択するでしょうか?

上記は一例ですが、
他にも、
・給与が低いから転職したい
・勤務地が自宅から遠いから転職したい
・なかなか昇進できない環境だから転職したい
etc…
このように、様々な理由があると思いますが、
この転職理由の見方を変えると、

・給与が低いから ⇔ 給与が上がれば転職しない
・勤務地が自宅から遠いから ⇔ 自宅から近ければ転職しない
・なかなか昇進できない環境だから ⇔ 昇進したら転職しない

このように転職しない選択肢があり、また転職理由を払拭できる可能性がある場合は、すぐに転職活動をしなくても良いこともあります。

ただ、間違えて認識していただきたくないことは、上記のような転職理由の方は転職しない方が良いというわけではありません。
このような理由でなくとも、「なんとなく転職したい」という想いであっても転職活動はしても良いと私は考えています。

転職をする=社歴が1社増える
ことになります。
20代で3社経験程度であれば、転職活動は問題なくおこなえますが、4社や5社と増えていくと、あなたになんの問題がなくても企業は何かあなたに問題があるのではないか?と考えてしまいます。
その結果転職がどんどんしにくい状態に陥ってしまいます。
無駄な転職は自分の首を絞めることになるので、一度考える時間を作ってほしいと考え、まず初めにお話しました。

また、どちらにても面接の際に転職理由は聞かれることになりますので、今のうちに深く考えておいても損にはなりませんので、
是非この機会に自問自答してみてください。

■媒体選定

媒体選定とはなんぞ!?と思っている方もいると思います。
これは、転職活動を進める上で、どのルートで求人を探すのかを決めることです。

媒体の種類はざっくりとこれだけあります。
媒体毎に細かく解説している記事がありますので、そちらも参照してみてください。

  • 転職エージェント

  • 転職サイト

  • ハローワークと企業HPの採用ページ

  • 専門エージェント

どれか1つに絞っても良いですし、複数活用するのも有効だと思います。

☑問題点

ただ、1つ転職したことがある方が皆思う重要な問題があります。
それはこちらです。

尋常ではない数のメールが届く

これ、地味にうざいです。
利用しているサービスが多ければ多いほど、メールの数は比例して増えていきます。
その結果、どのメールがどこから来ているのかわからなくなりますし、最悪の場合、大事なメールを見落とすことになります。

☑オススメの管理方法

利用媒体ごとにメールアドレスを分けることです。

GmailやYahooメールは、いくつでもアドレスを無料で作成できます。
そのサービスを使い、アドレスを分けてそれぞれのサービスに登録することをお勧めします。

例えば、山田太郎さんが、マイナビエージェントとリクナビnextを利用する際は、

マイナビエージェント・・・yamada.mainabi@~
リクナビnext・・・yamada.next@~

など一目みて分かるように設定しておくと良いかと思います。

それぞれ分けるのが面倒な方でも、最低限いつも使っているアドレスとは分けておくことをお勧めします。
転職活動が無事終了したらそのアドレスのアカウントごと消すことも出来るので管理が簡単です。

またメールアドレスは、必ずPCアドレスを利用してください。
携帯キャリアのアドレスやicloudのアドレスは、添付ファイルのついたメールや企業からのSPI(WEBテスト)の通知メールが届かない事態が多々発生しています。
GmailやYahooメールは、どちらにしても作成していただくことを強くおすすめします。

☑オススメの媒体利用例

私個人のおすすめですが、媒体利用例をお話しします。
それは、エージェント1社と転職サイト1サイトと企業HPは気になっているところだけ探すというやり方です。

まず大前提として、
エージェントも複数の企業、転職サイトにも複数のサイトがあります。
いくつものサイトやエージェントがある中で、一番意味がない利用方法は、
エージェント2社だけを使うであったり、転職サイトを3社だけ使うなど、
同じ区分の媒体を複数利用することです。
理由は、エージェント毎の差があまりないからです。
リクルートエージェントとパーソルキャリアは保有求人数が多い2社ですが、その保有求人の種類に違いはあまりありません。
要は求人が被っているので複数のエージェントに登録しても、対応しないといけない窓口が増えるだけなので手間だけが増えてしまうのです。

では、なぜ私のやり方がオススメなのかをご説明する前に、それぞれ簡単に媒体の説明を致します。
※細かい説明は別記事でご説明しています

・転職エージェント

あなた専属のアドバイザーが付き、求人の紹介から面接対策を含めた、次の企業が決まるまでトータルサポートを無料でしてくれるサービスです。

・転職サイト

新卒の時に利用された方も多いと思いますが、求人がたくさん掲載されておりご自身で求人検索を行い、希望の求人を探し応募が出来るサービスです。

・ハローワーク

民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担う、国(厚生労働省)の機関です。

厚生労働省HPより

・企業HPの求人サイト

企業自らHP内で求人募集をかけていることが多々あります。そこにご自身で応募をして選考を進めていくやり方です。

・専門エージェント

転職エージェントとほとんど同じですが、あえて別枠にしました。理由としては、専門エージェントは、例えば「IT」とか「福祉」などの職種または業界を絞ったサービス提供をしているエージェントなので、求人量であったり、サービス提供できる方が限られているからです。

上記を前提に、
なぜ転職エージェント1社、求人サイト1サイト、好みの企業のHP
がオススメの利用例かと言うと、
転職エージェントと求人サイトでは、求人の得意ゾーンが異なるからです。

☑求人の得意ゾーンの違い(エージェントと転職サイト)

急な質問ですが、
あなたはなんでこれらのサービスがすべて無料で受けられるか疑問に思ったことはありませんか?

理由は単純で、すべて企業からお金を頂戴しているからです。
そのお金の発生方法が、媒体それぞれで異なります。

転職エージェントは、1名採用すると成果報酬(後課金)としてその入社者の1年目の想定年収の何%(エージェントによって異なりますが30~40%が相場)かを企業からいただきます。

転職サイトは、広告報酬型(前課金)を取っているサイトが多いです。
例えば、1月~4月までの4か月求人をサイトに掲載するための金額を先に払うというような形態です。だいたい1期間30万円~60万円程度ですがオプションによって金額は上下します。

この2つのお金のもらい方の違いは、掲載求人の差別化の観点でかなり大きな違いがあります。

例えば企業が
未経験OKの事務職員を年収300万円で10名採用したい
場合を考えます。
その時に、企業は転職エージェントと求人サイトのどちらにまず求人掲載するでしょうか?


答えは、転職サイトの方です。
理由は単純明快で、採用コストが低いからです。

エージェント(成功報酬30%)で10名採用できた場合は、
900万円かかります(300万円×30%×10名)。
転職サイトの場合は上記の通り、40万円~60万円です。
1期間で採用できなかったとしても、全然得するぐらいの金額差があります。

そのため、大量採用したい場合や未経験OKな求人は転職サイトにまず掲載される傾向にあります。

では逆に転職エージェントに掲載される求人はどのようなものでしょうか。

それは、採用ひっ迫度が高い求人経験を持った方を採用したい求人が多く掲載されています。

企業は、急ぎ人が欲しい!と思っているときは、
いくら高くてもまず転職エージェントに求人掲載する傾向にあります。
その理由は、有効求職者の活動率が高いからです。

あなたは、何か仕事で嫌なことがあった時や友達との給与の差に愕然としたときに、転職する気はそれほどなくても求人サイトに登録した経験はないでしょうか?

実は求人サイトの登録者人数は、転職エージェントの約7倍程度いると言われています。ただ、登録者がいくら多くても、現在アクティブに転職活動をしている人数は転職エージェントの方が圧倒的に多いんです。

そのため、すぐに人がほしい場合は転職エージェントに求人掲載します。
そして、企業の採用温度感が高いということは、それだけ内定率が上がります。なぜならその求人は絶対に人を採用するわけですから。

逆に求人サイトは、良い人がいたら採用したいという温度感の求人が多くありますので、求人1枚で絶対に1人採用されるか分かりません。

このように、転職エージェントと求人サイトはそれぞれ一長一短あることが分かっていただけたと思います。

☑求人の得意ゾーンまとめ

・転職エージェント
企業の採用温度感が高い求人が多く、内定率は高い。
ただ、経験を見られる求人が多いので応募できる求人を探すことに苦労する可能性がある。
・求人サイト
未経験OKや大量採用求人が多い。
ただ、企業の採用温度感が低い求人も多いため内定率は低め

そのため、このどちらも利用して転職活動を進めることをオススメしています。どちらも見ておくことで良いとこ取り出来る可能性が上がります。

転職エージェントと求人サイト以外に、気になる企業のHPは見ておいていただいた方が良いです。
特に大手企業などは、転職エージェントや転職サイトを利用せずとも、企業のネームバリューで簡単に採用できることがあります。
そのため、採用コストをかけずに企業HPのみに求人掲載をしている企業があります。特に未経験OKの求人などはその傾向にあります。

ただ、掲載しているかどうかは完全に運なので、その手法だけで転職するのは危険ですので、気になる企業だけチェックしておく程度で利用してください。

■終わりに

今回は、転職活動を開始する前に一度立ち止まってほしいことと、
媒体の選定方法をお話しました。

主観のお話になりますが、転職成功し転職先に満足している方は一度深く自分について考える時間を作っている方が多いです。
活動を開始してしまうと、あれよあれよと話が進んでいくことになりますので、まず始める前に考える時間を作ってみてください。

別記事で各媒体ごとの細かいお話をしていきますので、そちらも読んで見てください。

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