ビワ
特徴
亜熱帯や温帯地域です。年平均気温15度以上、最低気温は-5度以下にならない場所が栽培に適している。種を蒔くと簡単に発芽するので観葉植物として楽しむことが出来る。ほんのりとしたオレンジ色で、みずみずしく食べるとさわやかな甘みがある
歴史
江戸時代末期に日本に導入され、明治時代から、茂木(もぎ)などの果樹としての品種がいくつかある。代官屋敷で働いていた三浦シオという女性が、唐(現在の中国)から持ち込まれたビワの種をもらい。彼女は茂木の自宅の庭にそっと種を蒔き、大切に育て今では長崎県で日本一の生産地になっている
生産地
長崎県、千葉県、香川県、和歌山県、愛媛県、鹿児島県、兵庫県
中国
(中国の他にも生産しているのを知っている方はぜひコメントで教えてください!)
栄養素
β-カロテン、目や粘膜を保護、カリウム、食物繊維、ポリフェノール
約3個あたり食物繊維が玉ねぎ1/2個、とおおよそ同じ量
効果
抗酸化作用、むくみ予防、高血圧予防、腸内環境を整える、内臓脂肪の低減、髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、呼吸器系統を守る、がん予防
ビワの葉
タンニンやアミグダリンが含まれており乾燥させてビワ茶とされる他、直接患部に貼るなど生薬として用いられる。
煮出した煮汁を、1日3回に分けて茶のように飲むと、咳、胃炎、悪心、嘔吐、下痢止めに効果があるとされるほか、糖尿病予防、高血圧改善、アレルギー改善に役立つされている。
また、あせもや湿疹には、煎じ汁の冷めたもので患部を洗うか浴湯料として用いられる
ビワの木
乾燥させると非常に硬い上に粘りが強く、昔から杖の材料として利用されていた。乾燥させて磨いた物を縁起物の「長寿杖」と称して利用されている。激しく打ち合わせても折れることがないことから、剣道・剣術用の高級な木刀として利用されている
注意
ビワ茶は食事中や食事直後に飲むと、タンニンが鉄の吸収を妨げるので貧血傾向の方は飲むタイミングに注意
また、猛毒である青酸を発生させるため、未熟なビワの実やビワの種だけを一気に何十個も食べると健康に害を及ぼす可能性が有る。ビワによる健康被害はまだ報告されていないものの、海外では同じくアンズの種子を大量に食べたことによる死亡例が報告されている
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