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「屋回り」家の中に蛇がいた時代
「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ162枚目
![](https://assets.st-note.com/img/1668936831331-fR5glkrIzq.jpg?width=800)
昔は庭や家の中に色々な生き物がいました。
ヤモリ、ムカデなどですが、筆頭格はやはりアオダイショウでしょう。
特に郊外の農村部でと言うことではなく、子供の頃は市街地/繁華街の中心部でもごく普通に見られたものです。私の実家は岐阜の繁華街にありましたが、やはり家の中で何度もヘビを見た事があります。押入れを開けると不意に出くわして、仰天する訳です。家人は、それを「屋回り」と言っていましたが、僕の記憶違いで「屋守り」かも知れません。
「家を守護しているものだから手を出してはいけない」
祖母はよくそんな風に言ったものです。
ヘビは、ネズミなどを捕食してくれるのでそう言われるようになったのかも知れません。ヤモリもヘビと同様に家の中の害虫を駆除してくれる生き物です。
けれど、昨今はそんな生き物たちもさっぱり見かけなくなりました。
コンクリートの建物が嫌いなのでしょうね(笑)
*そう言えばこんな事がありました、、、
数年前に私の住んでいるマンションのアプローチに植えてある低木に小さな蛇がいて、ちょとした騒動になったのです。それはライトグリーンの綺麗な蛇で、結局の所どこかで飼われていた外国産のペットが逃げ出したと言うことで一件落着しました。時勢は変わるものです。(笑)
*この記事は11月22日のSMARTNEWSのトップで紹介されました。
<©2022もりおゆう この絵と文は著作権によって守られています>
(©2022 Yu Morio This picture and text are protected by copyright.)
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