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ヤムーの大冒険 第1章 第10話 川の戦い〜4日目〜

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ヤムーが巨大で綺麗な小学校に目を奪われていた、その時です!

巨大で凶暴なカルガモが2羽こちらに向かってきているじゃありませんか!
ヤムーはチャッピーとラリーに「伏せろっ!」と叫びました。そして、エリザベスとメリーに「二手に別れろ!エリザベスは左、メリーは右!」と
叫ぶと同時にヤムーは腰のハリガネ剣を抜き構えました。ラリーも鋭い前歯をむき出しにしています。チャッピーは怖くて顔を伏せたまま固まっています。

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カルガモの巨大なクチバシがヤムーに向かって、突き刺さってきました。ヤムーはクチバシの上に飛び乗り、さらにジャンプしてカルガモの首後ろにつかまりました。カルガモは羽をバタつかせ首を何度も振り回し、ヤムーを水に落とそうとしています。ヤムーは剣を突き刺し、離れません!
一方で、ラリーはもう一羽にかなり突かれ水に落とされそうになっています。
エリザベスとチャッピーはその隙にかなり離れたところまで逃げることに成功しています。
ヤムーはカルガモが少し疲れた隙に、もう一度カルガモのクチバシに乗りました。
そして、ハリガネ剣でカルガモの目を刺そうとした時です!

「参った、、、」ヤムーに襲いかかって来たカルガモが甲高い声で叫びました。
ヤムーは寸前のところで剣を止めました。
「オレが悪かったよ。お前はヤモリだよなぁ。
なんでそんなに強いんだい?
もうお前を食べようなんてしないよ!
オレはカルガモのチャーチル、あの娘はケリー。
お前の名前は?」「ヤモリのヤムーだよ。
突然君が攻撃してきたから僕も必死だったよ!
首は大丈夫かい?」「まだチクチクしてるが、おかげさまで大丈夫さ。」ヤムーは遠くにいたエリザベスとチャッピーにこっちへ来いというジェスチャーをして、少しだけ微笑んだ。
そして、メリーとラリー、エリザベスとチャッピーをチャーチルとケリーに紹介した。

ヤムーは落ち着いていた。
そう、猫のミッケとの戦いから比べるとチャーチルはまだ余裕があったのだろうか。
心臓のドキドキももう既にいつもの鼓動に戻っていたのです。

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ヤムーはチャーチルにビッグストーンタウンについて聞いてみた。
「ビッグストーンタウン??
まさかあのビッグストーンタウンに行こうとしているのかい?」
チャーチルの顔が確実に急にこわばりました。
「あそこはやめておいた方がいいよ!
昔は誰もが楽しい幸せの街だったみたいだけど、
今は化け猫ガブライズやその手下のカラスのジャックグロウなどが支配しているんだ。
ビッグストーンタウンに住んでいる人たちはみんな奴らの支配下だよ。
我らカルガモ族も昔奴らにど偉い目にあっているしな。
あんなバイオレンスなビッグストーンタウンなんかやめとけやめとけ!」
「化け猫ガブライズ?ジャックグロウって、チャッピーにケガをさせた馬鹿ガラスだなぁ!」っと
ヤムーは怒りをあらわにして言いました。
チャッピーもジャックグロウの名前がでるとあからさまに顔を曇らせました。
ヤムーは言いました。
「チャーチルさん、チャーチルさんの仲間はあと何人いるの?今仲間は3人だよ。もう一人はボッツと言うオレの弟だよ。なんでそんな事聞くの?」
「チャーチルさん達にもビッグストーンタウンに一緒に行ってもらって、ビッグストーンタウンの住人を助けるのに協力して欲しいんだ。」
「やなこった!オレはまだ死にたくないよっ!」
チャーチルはうんざりした表情で言った。
「チャーチルさんとケリーさんの好物はなんだい?」
「好物か〜そりゃあ〜小松菜に決まってんじゃないか!まぁこの何年かたべてないがね、、」
チャーチルはヨダレを吹きながら答えました。

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