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闇(病み)とインスピレーション

5月31日水曜日。今日も今日とて調子は悪い。
食欲は回復してきたものの倦怠感と眠気が強い。

気圧や気象の変化にやられ絶不調な今日この頃だが、
近いうち台風2号なるものが来るらしい。
泣きっ面にオオスズメバチ。勘弁してくれ。


今日の朝、ふとこんな事を考えていた。

「そういえば最近、(依頼があるとき以外に、趣味として)創作活動をしていないな」


過去に何度か話しているが、僕はチョークアートや服のリメイク、レザークラフトなどのものづくりが趣味だ。

これらの趣味と出会ったのは8年ほど前。
大学の建築学科に入学するも
「やりたかったことと違う」ことに気づき、燃え尽きてしまったのがきっかけだった。

パニック障害で普通の生活が送れず、社会から取り残されたくないという焦り。
建築士になる予定だったが、目標を失った焦り。


「何者かにならないと」


今振り返ると精神疾患を患う前(大学入学以前)からも、日常生活を通じて自己肯定感をそぎ落とされていたため、僕はずっと病んでいたんだと思う。

鳩尾あたりに黒く渦巻く重くて鈍い感情を抱えたまま、それを吐き出す場所もなかったし、そんな不毛な感情を抱えている自分にも嫌気がさしていた。



ただ、これらの趣味との出会いに僕は救われた。

苦手だった自己表現が作品を通してできるようになり、
他人に"評価"をしてもらえるように。

またものづくりを通じて、今まで出会うことのなかったタイプの人間との交流を持てるようにもなった。

なにより、こんな日陰者の自分でも「生きていた証」を合法的に残すことが出来るというのが嬉しかった。



創作活動を続ける中で、気づいたことがある。
芸術というのは「心の闇(病み)が燃料になる」ということ。


僕が創作した作品は数々あるが、(依頼を受け制作したものを除き)大概が共通して「精神が不安定な時」に作られている。


↑ Rとの交際中、「仕事もできていないのに恋愛なんかしてていいのだろうか」と
思い悩んでいた自分を奮い立たせるために描いた作品
↑ 大学在学中、自分は何がしたいのか全く分からなくなり
いてもたってもいられなくなって描いた作品
↑ Hとの交際中、彼女の好みに合わせて無難な服を着ていたが
愛情と引き換えにアイデンティティが失われている恐怖や苛立ちから作ったリメイク作品


これらはほんの一部の作品だが、やはり「精神が揺らいでいるとき」にできたものである。



それがここ約2か月、インスピレーションの燃料になる「闇(病み)」が足りていない。

身体的な揺らぎは相変わらずだが、精神的な揺らぎや落ち込みはかなり減ってきた気もする。
それはうつ病やパニック障害の治療という観点から見るといい事なのかもしれないし、これに気づいて少し安堵している。

ただ、創作意欲やインスピレーションが湧かないというのも、なんだか少し寂しいし物足りない。



25歳訳アリ人間のないものねだり。

今後の対策

・しばらく筋トレやテニスなどの運動は休む
・朝の散歩を再開する。そのために最低7時間は睡眠時間を確保し、8時前に起床する



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