KIKUCHIMAI

演劇と歌が好きです。今は東京にいます。

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最近の記事

東京03 FROLIC A HOLIC feat.Creepy Nuts in武道館『なんと括っていいか、まだ分からない』に行ったこと

3月某日、生まれて初めて武道館に行きました。 友人から、東京03とCreepy Nutsのライブチケットが当たったから、一緒に行かないかと声をかけてもらったためです。 東京03とCreepy Nutsが一緒にライブ???しかも豪華ゲストで生演奏で、武道館で、、、???ということで、正直当日会場に着いた時まで、着いても、どんな内容なのか想像できず、わくわくしていました! オープニングの映像が流れるところから始まり、すべて終わるまで3時間半(くらい!)、、 1万人で見るコン

    • 2023年春の振り返り

      巡る、という事物が好きです。 周期のあるものが好きなんだと思います。 一昨日(2023年5月6日(土))、暦は立夏を迎え、2023年にも夏が来ました。 日常でも、日差しの強さや日の長さ(加えて勢いのよい雨)を感じられるようになりました。 2023年の春が過ぎ去ったということで、備忘のため、この春を振り返ってみたいと思います。 2023年の春は、様々な舞台やイベントや展示と縁のあった4ヶ月でした。 少しずつ、1つずつ日記として更新していけたらと思います。 >東京03 FR

      • 先生あのね、その2

        先生あのね。 ◆◆◆ この前、家に帰ろうとしたら、とある劇団の方が路上で宣伝をしていた。 つい声をかけて少しお話ししたんだけれど、彼女は私よりも年上で、彼女自身が主宰をしている劇団を10年以上続けていて、 これまで乗り越えてきたものやどうして続けているのかについて話してくれて、とってもかっこよかった。 私の現状も少し話した。 お互い続けていきたいねという話をした。 先を行く人のかっこいい姿は、希望となって、自分は支えられているなと思う。 ◆◆◆ その瞬間瞬間に

        • 先生あのね

          から始まる口語調の日記を小学校低学年のときに宿題で出されていた。 あれはとってもいい制度だと思っていて、自分が書いたものに先生がコメントをしてくれるのが嬉しかった。 小学1年生の時の節分のとき、拾った豆を年の数だけしか食べられなくて、もっと食べたいと書いたのに対して、 『先生は○○歳だから、もう食べきるのが大変です』ってコメントがあったり、 千と千尋の神隠しを映画館で観て泣いちゃった話を書いたら、 『感受性が豊かですね』とコメントがきたり、 家族以外の大人が、その

        東京03 FROLIC A HOLIC feat.Creepy Nuts in武道館『なんと括っていいか、まだ分からない』に行ったこと

          ミッドナイト・ホットスナックを観た

          劇団中馬式のミッドナイト・ホットスナックを観に行った。 中馬真弥さんの脚本/演出で、今回が二度めの再演。 感想が後から後から出てきて、Twitterにたくさん書いてしまった、、 普段はそんなことあまりしないのにと思いつつ、でもそれだけたくさん思いが溢れたことをきちんと残しておきたくて、これはそのためのブログです。 中馬さんと私の関係は、いちばん分かりやすいところでいうと後輩と先輩にあたるけれど、もう後輩だからとかではなく、シンプルに中馬真弥さんの作る世界や言葉、語りが好きで

          ミッドナイト・ホットスナックを観た

          受容器と効果器の話に近いかも

          先日辻村深月さんの『盲目的な恋と友情』を読んだ。 これが本当に面白くて、面白くて、面白くて大変だった。 美しい女子大学生と、その恋人と女友達の話。 一人称視点で書いて、読み手に登場人物が盲目的であることを伝える描写力がすごいし、読んでいて残酷…て思った。 残酷って思うのは、現実にもこういうことはままあると思うからで、それを文章化して小説にできるの、本当にすごい。 読んでいてざらっとした気持ちにもなったし、苦しくなる場面もあるけど、それ以上に作者の小説を書く力にどきどきさせ

          受容器と効果器の話に近いかも

          最近の好き。の話

          この前、友だちがワイン検定の資格を取った。 一緒にワインを飲みに行って解説をしてもらった。 私、解説されるの、好きだわ。 内容はちょっと難しくてあんまり覚えてないけれど、その子が生き生きと生産地やブドウの特徴の話をしているのを見ながら、ずっと聞いていたいなって思ってた。 詳しい分野があってそれを話すとき、「めんどくさくてごめんね」と言われたことが何度かあるけど、そのめんどくささが好きなの。 大いにめんどうくさく、語ってほしいなと思う。 新しく得た知識や、そこから好き嫌い

          最近の好き。の話

          最近の好きかも。の話

          物語を摂取したい欲が強めかもしれない。 本を読んだり漫画を読んだり映画を見たり音楽を聞いたり。 周りが優しくて助けられて助けられてすいすい物事が進んでめでたしめでたし、ってなるより、 周りに優しくしようとする人が何人かいて、みんな相手のことを思って行動した結果、すれ違ってなんだかよくわかんない感じになって、えっえっこれどうなっちゃうの~~ってなったところでなんとかかんとか収束する、ほうが、好きかもしれない。 えっえっこれどうなっちゃうの~~ってなりたいんだと思う。戸惑い

          最近の好きかも。の話

          僥倖

          演劇やライブは直接見たい。 その場の空気の振動まで、肌で感じたいからだと思う。 表現を通して、演奏を通して、隠しきれずに漏れ出てくるその人自身の思い入れを見たい。 その人の特別を見たい。 表現を見ているときに、その場に実体のないものが同時に見えることがある。 それはその人の“らしさ”がイメージとして具現化されたもので、ある時は光のようだったり、樹木や花のようだったり、大きな波や水流のようだったり、火炎や灯火のようだったりする。 そうしたイメージが見えるときは、自分がその

          うれしかったこと

          今日ね、お仕事終わったあとにメガネをどうにかしないといけないって思ってたんです。 劇団トキワの公演10日前にして、いまだに衣装で私が身につけるメガネのレンズを抜けていない…(照明が反射するから抜きたい) 稽古場でレンズを抜くのが得意なステージング担当の宮原さんがやっても全然抜けなくて、これはもう専門家じゃないと無理だなって思って、それで、在宅勤務おわりに電車に乗ってメガネ屋さんにいきました。 で、最初に行ったのはJINS👓️ 今普段かけているメガネはJINSで買ったもの

          うれしかったこと

          人づきあいのお作法の話

          先日、自分のフェチについて考える機会がありました。 これは大学生のときから言っていることなんですけど、、 ある人の会話だったり、身振り手振りだったり、テキストだったりの中で出てくるその人のクセのようなもの、が、果てしなく好きです。 その人がもつ人づきあいにおいてのお作法に遭遇したいと常々思っています。 その人のお作法に遭遇したとき、その人のこれまでの歴史や蓄積、価値観の一部分を見られたような気がして、川底から砂金を見つけたかのような高揚感があります。 それを感じたいから

          人づきあいのお作法の話

          眺望

          このアバターで生きていくしかない 生き物としての自分と、人間としての自分と、社会人としての自分について考える どこか逃避しないと保てない苦しさと、ふとしたときに上がる解像度に酔ってしまってくらくらする 断片的に昔の記憶が来て、去っていく 想像なのかもしれないけれど、未来の自分の実感のようなものが来ることもある 今の自分がどこにいるのか一瞬わからなくなる 今ここにいる自分を不思議に思うことがある それでも現実を生きなければいけないから、地に足をつけられるように、現実に戻

          タイトルなんてない

          先日、長野に行って来ました。 長野にはサークルの合宿で行ったことがあるだけで、1人で行ったのは初めてでした。 軽井沢駅で紙の切符を買って、ワンマン電車に乗り、数駅先の無人駅で降りました。 私の他に、その駅で降りたのは女性一人だけでした。 その人を真似て小さいポストに切符を入れ、壁のない駅の、柵でしきられただけの出口を出ました。 目の前には田園が、少し遠くには小さな山があるのか、木々が密集しているのが見えました。 線路沿いには小川が流れていて、川上のほうではささやかな滝か

          タイトルなんてない

          ひまわりの花束

          ひまわりの花束をいただきました!🌻 嬉しすぎたので、ブログを書きます。 先週土曜日に、岩本かつひこさん(劇団トキワ主宰、以下、かっちさん)が主催する、ライブに出演しました。 今回のライブは、出演者各々が「何かしら初めての挑戦をする」ということで、私は初めて作詞をしました。 (作詞をしたことについても後で書きたいのですが、今は一旦おいといて…) ライブに出演することは、劇団トキワの前回公演の共演者、大金純典さん(以下、スミスさん)にも事前にお伝えしていたんですね。 でもご

          ひまわりの花束

          光って見える青い海

          海が好きです。 私は盆地のど真ん中で生まれたので、山も海も遠い存在でした。 それでもなぜか、小さいころは海の日に海に行く習慣があって、赤地に花柄の水着を着ながら、年に1度は海で遊んだのを覚えています。 毎年同じ時期に海に行くことは、ならではの面白さがありました。 年々きつくなっていく水着を「水に入ると水着は伸びるから」と大人に言われてぎりぎりまで着ていたのもいい思い出です。 去年は小魚が泳いでいたのに今年は全然いない、と、子どもながらに環境問題のせいかしらなんてぼんやり考え

          光って見える青い海

          瞬く星空

          星ってちらちら瞬き(またたき)ますよね。 どうして瞬くのかというと、星自体が点滅しているわけではなくて、目と星の間にある大気が関係しているのだそうです。 密度が異なる大気の境界では光が屈折してゆらぎ、瞬いているように見えるんですって。 さて、『大きな綿雪』の記事でも書きましたが、私は出身が北国で、夜になるとよく星空が見える環境でした。 中学生になると、夜遅くまで部活動があったり、習い事をしたりしていたので、帰り道には空を見上げて帰ることもありました。 特に冬の夜空は格別で

          瞬く星空