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2分で読める子育てエッセイ 息子の行動編

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2022年11月の記事一覧

2分で読める子育てエッセイ№569『復活・・・だよ?』

2分で読める子育てエッセイ№569『復活・・・だよ?』

ある日、洗濯物の中からどんぐりがコロコロしてきた。
ふってみるとカラカラと音がする。
「乾燥機で回したからいい感じに乾いたね~」

いつもだったらもっと大量にあるはずなのに。
たった1個、というのが気になったのでちょっと心に引っかかっていた。

ある日、小2の息子がメッチャいい顔してこう話し始めた。
「今日の休憩、5人で鬼ごっこしたの」

自分が鬼の時、自分より足の速い子にタッチできた、とか

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2分で読める子育てエッセイ№571『奇跡のテープ?』

2分で読める子育てエッセイ№571『奇跡のテープ?』

小2の息子がカットに行くのでついて行った。
ここはいわゆる元千円カット。
安くて早いし、子供にはビデオを見せてくれるので、比較的ジーーーっとしてやすい。
毎回、決まって猫とネズミのアニメを観ているけれど、決して最後までは観ることはできない。

今日も
「はい、終わりました!」
とお店の方に声をかけられても続きが気になって、名残惜しそう・・・。

その時、お店の方から珍しく
「これをお使いください」

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2分で読める子育てエッセイ№579『違和感』

2分で読める子育てエッセイ№579『違和感』

最近、小2の息子とのやり取りの中にあった違和感。

その1、
「失礼しま~す」
と言いながら息子が部屋に入ってきた。

え? 突然なに? そんな言葉をどこで覚えてきたの?
と思ったのと同時に、ここはわが家のリビング。
失礼はなにもないので、挨拶もいりません。

その2、
学校でもらった音読プリントがきっかけですっかり宇宙好きになってしまった息子。

ある日、ワタクシが漫画を読んで笑っていたら、その

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2分で読める子育てエッセイ№580『剣みたいなやつ』

わが家の玄関に靴ベラが1本ある。
普段は使わないので、見えないところに置いていて、うちの両親が来た時と、義母が来た時に慌てて出すことにしているレアなアイテム。

ある日、小2の息子玄関先でこう言い出した。
「おじいちゃんおばあちゃんが使っている、剣みたいなやつ。あれどこにあるの?」

息子には靴ベラが剣に見えるんだ~と思いつつ、隠し場所を教えた。
すると、不思議そうな顔をしてさらにこう聞いてきた。

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2分で読める子育てエッセイ№582『息子が歌いだしたのは、まさかのあの曲』

2分で読める子育てエッセイ№582『息子が歌いだしたのは、まさかのあの曲』

ある休日の朝、子供たちがお気に入りの動画の話を始めた。
「学校の給食時間にあった、変なリクエスト曲っていうのをやっていたの」

変なリクエスト曲? 
期待値がぐいぐいと上がる。

すると、息子が歌いだしたのはまさかのあの曲。

1歩店内に踏み入れると、「ドンドンドン、ドーン・・・キ」
とかかっているあの超有名総合ディスカウントストアの曲だった。

えー。それ学校でありなの? 給食時間大爆笑だったよ

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2分で読める子育てエッセイ№584『もっといいケンかと思ったのに』

2分で読める子育てエッセイ№584『もっといいケンかと思ったのに』

ある日、実家の母から電話がかかってきた。

「いつも行く大型スーパーの割引券があるよ。冬物の服でも見に行かない?」

いいね! 
小5の娘と母、親子三代でショッピングー!

電話を切った後、ウキウキしながら娘にこう言った。

「おばあちゃんがね、洋服を一緒に買いに行こうって言っているよ」

さらに、ダンナにこう聞いた。
「おばあちゃんが券を持っているらしいから、女子3人で買い物に行って来てもいい?

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2分で読める子育てエッセイ№585『和む』

2分で読める子育てエッセイ№585『和む』

最近、我慢できないほどではないけれど、朝イチリビングでほんわかしたくて、少しの間、石油ストーブをつける。

すると寝ぼけ眼でやってくる小2の息子はストーブ前でごろんと丸くなり、そばの椅子に座っている小5の娘はスマホで小説を読みながら文句を言う。

「もう! 私もぬくぬくしたいのに! イチ君がストーブ独り占めする!」

これが朝イチのストーブ前の光景。

その後、子供たちが学校に出かけるくらいのタイ

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