Kumiko_Y

ライティング、翻訳向上を目指し中。綺麗な言葉を紡ぎたい。Professional ov…

Kumiko_Y

ライティング、翻訳向上を目指し中。綺麗な言葉を紡ぎたい。Professional overthinker.

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【感想・エッセイ】私の救い「硝子戸の中」夏目漱石

 「硝子戸の中」は夏目漱石の晩年に書かれた随筆集です。子どもの頃の思い出や旧友とのエピソード、ある日の出来事などが静かな文体で綴られています。 この作品は私の心を救ってくれました。 前半の章に、ある女性と漱石の間で交わされたやりとりが描かれています。  一人の女性が漱石を訪ねてきて、彼女の体験を小説にしてほしいと言います。結局何度か会ううちに作品にするのはやめて、ただ身の上話を聞いてほしいという事になるのですが、その人は恋愛にまつわるとても苦しい過去を持っていました。そ

    • 大好きなフィギュアへのもやもやについて

      ロシアをめぐってまた揉めそうな気配が出てきた。 もやもやすることの第一点は、スポーツである以上得点の要素を突き詰めていくことの何が悪いのか、私の中ではっきりした答えが出ないこと。 スポーツである以上戦略をもって高得点を狙いにいくのは当たり前。そして中には20歳を過ぎてから能力を伸ばす人もいるけれど、多くの場合女子は身体の軽い年齢の低い時の方が高難度のジャンプが跳びやすい。体重を増やすまいとして摂食障害を始めとした精神的な問題を抱える選手もいる。 ここ数年女子シングルの上

      • 好きなこと、フィギュアスケートのこと

        歴史についての調べものとか、英語の勉強とか、いくつか細く長くずっと続けているもののうちの一つ、フィギュアスケート観戦。 最初にフィギュアスケートを見たのは何歳か覚えていないけれど、子どもの頃、伊藤みどりさんが現役だったころ。それから30年以上ずっと好きで見続けているかなり息の長い趣味。 バレエも好きで、その他色々なジャンルのダンスを見るのも好きで、スポーツは自分でやるのは好きではないけれど、観戦は好きで、そんな中で芸術とスポーツが絶妙なバランスで融和しているフィギュアスケ

        • Nikon FE #4

          A raindrop falling from a branch with blurred background. 焦点合わせの練習中に撮ったと思われる一枚。 この時はマニュアルのカメラを使い始めたばかりでまだ何を撮ってよいのか分からなかったので、身近なものでとにかくくっきり写せるようにしようと考えていたように思います。

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        【感想・エッセイ】私の救い「硝子戸の中」夏目漱石

          想吃仙草凍 Grass jelly

          Grass jelly helps to get rid of the heat in the body. The taste is very bitter, which at first I was a bit surprised, but then gradually I began to like. ここ数日ずっと涼しかったけれど、また暑くなりそうな気配が漂い始めてきて、仙草凍、Grass jelly、仙草ゼリーが食べたくなりました。 仙草ゼリーは、見た目は

          想吃仙草凍 Grass jelly

          Bak kut teh 肉骨茶の想い出

          暑くて暑くてたまらなかったある週、切実にバクテーが食べたいと思っていました。このところ肌寒くなってきたので、その思いも薄れていくのかなと思いきや、体を温めてくれそうなバクテーがやっぱり食べたい。 バクテーはBak kut teh、漢字で書くと肉骨茶という少し怖い字面になりますが、マレーシアやシンガポールの中国系の人たちが食べる豚肉料理です。 I've been craving for Bak kut teh recently. Although many of the f

          Bak kut teh 肉骨茶の想い出

          Nikon FE #3

          多分、他のことを練習しようとして失敗した一枚だったように思うのですが、何を考えてこのような感じしたのかはよく覚えていません。 Cosmos flowers almost gone. I think I was trying to practice some techniques at that time and it came out in different taste from what I thought.

          Nikon FE #3

          Nikon FE #2

          Practicing Bokeh. 山茶花か椿かもわからずに撮った写真。 最初はボケをきれいに作れるように練習したくて、わかりやすい花ばかり撮っていたのですが、でも回数を重ねていくうちにこの動かない感じは私そのものだなと思うようになりました。

          Nikon FE #2

          Nikon FE

          今はとても忙しくなってしまって、また気分が優れないときもあって長い期間が空いてしまいましたが、以前はフィルムカメラで写真を撮ることが好きでした。 Nikon FEを使ってマニュアルで写真を撮っていて、そして内に籠りがちな私の性格が反映されているのか、どの出来上がりも人の気配の少ない静かなものになっていました。 以前に撮った写真はどうだったかなと久しぶりに思い出して、一枚ここにアップロードしてみました。写真のSNSにあげていたものです。

          古いものが好き?本当に好きなものだけが好き

          最先端の流行、人気の北欧インテリア、ミニマルデザイン、素敵だとは思うけれど… 私も雑誌を読んだらそこに紹介されている服はキレイだな、お金があったら買ってみたいよな、と考えることはあります。バッグも靴もメイクも、私もそれなりに人並みにファッションに興味がある…と思っていました。 でもそうやって過ごしてきて、最近ふと気が付きました。気が付いたというか、何かハッキリと自覚が出てきた、というような感覚が降りてきた瞬間がありました。 私は多分、流行りとか最近の人気とか、実はそんな

          古いものが好き?本当に好きなものだけが好き

          【歴史について】河越重頼女という人

          十代の頃から折にふれて思い出す、いつも気になってしまう歴史上の人物がいます。 本当の名前も伝わっていない、河越重頼女(かわごえしげよりのむすめ)という人です。 伝承では郷御前や、京都に行った女性ということで京姫などと呼ばれていますが、本当の名前は不明で、そして私は個人的な思い入れからこの人を通称で呼ぶことはしたくないのです。 小学生の時に、奥州藤原氏をテーマにした「炎立つ」という大河ドラマがあり、その終盤に源頼朝に追われて奥州に逃れる源義経も登場しました。義経は勿論日本

          【歴史について】河越重頼女という人

          想像以上だった私の人見知り問題

          Native Campを始めて無料お試し期間が終了し、正式登録の期間に入りました。 これまでロールプレイやトピックトーク、フリートークなど色々なレッスンを試してみて、私は一問一答の形式の練習や、決まったテーマでディスカッションをする形のものは、これまでの自学自習やシンガポール時代からの貯金がだいぶあって、それらが実際有効であるという事が分かりました。 きっと、ディスカッションにしてもロールプレイにしても、それらは「私の本当の心の奥底からの気持ち」というものは関係なく、「一

          想像以上だった私の人見知り問題

          お試し期間半ばにしてやっと

          オンライン英会話の備忘録。Native Campに入会してみました。今はまだ無料期間中です。 入会して何回か、特に国籍や得意項目などを限定せずにとりあえずログイン時にスケジュールが空いている何人かの先生にレッスンをしていただきました。 最初のうちは私の元来の人見知りが発揮されてしまい、初対面の人といきなり25分も話をしなければいけないというだけで緊張してしまったのもあって、いまいち手ごたえを感じられないまま時間だけが過ぎていくという感じでした。 私の質問の仕方や話し方そ

          お試し期間半ばにしてやっと

          オンライン英会話、まだまだ検討中

          オンライン英会話を受講してみようと決意したまでは良いのですが、今度はその種類が多すぎてどこにしようかなかなか決められません。 予約をする必要がなく、24時間無制限でレッスンができるというネイティブキャンプに惹かれつつあるのですが、ネイティブの講師のレッスンを受けたい時は別途料金が必要になるという事で、それならばかえって高くつくのでは?いやいやとにかくどこの国の先生でも場数を踏んでアウトプットだけに集中すればよいのでは?…いやいややっぱり言い間違いはしっかり直してほしいし…と

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          オンライン英会話入会を検討中

          日本に戻ってから、自分の頭の中からものすごい勢いで英語が抜け落ちて行っているのを感じます。 いくら家族と英語で話しても、毎日英語のニュースを読んでも、日本にいれば当然生活の基本の全ては日本語なので、そもそも英語を頭の中でスタンバイ状態にしておく必要がないのです。 シンガポールにいた時は、いつどこで誰に話しかけられるか分からないから、必要なアナウンスを聞き逃したくないからなど様々な理由で、外にいる時には無理やりにでも頭の中から日本語を排除して、意識的に頭の中を英語にしておく

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          心が揺り戻される【シンガポール・思い出す事など】

          シンガポールに住んでいた時は、自分の身なりについて本当に全く、気にしていませんでした。 もちろん清潔感は大事にしていましたが、その他は流行とか他人からどう見えるとか、全く気にせずに自分の着たいものを着ていました。 自分の着たいものといっても特に奇抜な色や形が好みというわけではなく、私は元々ネイビーや深緑、くすみカラーなどの落ち着いた色と、あまり流行り廃りのないコンサバティブな感じが好きなので、そこまで突飛な格好をしていたわけではなかったのですが… でも日本にいるとそれ以

          心が揺り戻される【シンガポール・思い出す事など】