見出し画像

ハワイを旅して 〜妻と娘とバケーション&食いしん坊日記2

東京では夏の暑さも和らいだ10月中旬、妻と2歳の娘と一緒に家族旅行でハワイに行ってきました。2022年には円安ドル高が大きく進み、米国では深刻なインフレ(物価高)が社会問題となっています。
このレポートでは、米国の中でも日本人に人気の観光地であるハワイの最新の物価を日記形式で皆様にご報告します。皆様が具体的なイメージを持てるように、できるだけ具体的な価格を載せています。

vol.1はこちら↓

2日目(2022年10月17日月曜日)

この日の午前中はホテルのプールです。トランプホテルには比較的小さなプールがあります。ホテルの2階にあるので、宿泊客は部屋から直接水着で行くことができます。タオルもプールで受け取れるので、最小限の荷物で移動ができます。

大人が泳ぐには小さなプールです。20mもないくらいの短さです。深さは4フィート(およそ1m20cm)と、海外のプールにしては深くありません。
トランプホテルのプールのいい所は、手前に深さ20cmくらいの子ども用スペースがある所です。20cmの深さなので、小さな子どもでも溺れてしまう心配はありません。4フィートの深さに繋がる道さえ大人が塞いでしまえば、安全に遊ぶことができます。もう少し大きいお子様にとっては物足りないプールですが、小さな子供と一緒の親としてはとてもありがたいプールです。

その後はワイキキの中心部に散歩へ行きました。新型コロナウイルス流行前のような人通りには戻っていませんが、それでも通りは賑わっていました。日本人もたくさん見かけましたが、米国本土からとみられる観光客や、韓国人の観光客の方が多いように感じました。

お腹もすいてきたのですが、この日の夕食は妻が楽しみにして、日本から予約をしていたステーキレストランです。妻は前日の食事で学習しました。
夜のステーキを楽しむためにはお昼は少なくしなければならないことを。

お昼は妻が希望したロイヤルハワイアンセンターにある「ISLAND VINTAGE COFFEE」というカフェに入ります。
名物のアイランド・ラテをそれぞれ頼みます。妻はアサイーボウルを食べたいと言い、それを自分ひとりで食べるつもりでした。アサイーボウルはおやつのような感覚だから一人で大丈夫と思ったのでしょう。
すかさず私が止め、一人前を二人で分けることを提案します。とても美味しかったのですが、アサイーボウルは二人でも多いくらいの量です。
妻が食べ切れないと言うので、最後は私が何とか食べました。
やはりまだ妻はアメリカンサイズを完全には理解していないようでした。アイランド・ラテは7.95ドル、アサイーボウルは14.95ドルです

アサイーボウル(左)とアイランドラテ(右)

夜はワイキキビーチウォークという建物の2階にある「ルースズ・クリス・ステーキハウス(Ruth’s Chris Steak House)」です。
ここは人気店のため予約は必須と聞いてはいましたが、確かに予約なしでレストランに入ってきた人は満席を理由に断られていました。とても美味しい店でしたので、おすすめです。

私たちは既に学習しています。アメリカで普通のサイズは日本人にとって多すぎるということを。そのため、メインのステーキの他には注文し過ぎてはいけないと注意をしました。メインは私はサーロインのステーキ、妻はフィレのステーキです。

焼き加減は夫婦ともにレアが好きなので、レアでお願いします。写真は妻が注文したフィレのステーキです。サラダともう一品頼みますが、アメリカンサイズを警戒し、それぞれを二人でシェアすることにしました。
クラブハウスサラダはとても美味しかったです。
マカロニ&チーズはアメリカ人にとって欠かすことができない料理です。話には聞いていましたが実際に食べたことはなかったので注文しました。

妻が注文したフィレステーキ

結論から言います。私たちはまだきちんと理解できていませんでした。アメリカのステーキのサイズを、マカロニ&チーズの量を、正しく予想できませんでした。ステーキは肉汁がジューシーでとても美味しかったです。マカロニ&チーズも、こんがり焦げたチーズとソースがマカロニによくからみ、美味でした。

ただ、ステーキは終盤は残さずに食べきることとの闘いになります。マカロニ&チーズは早々に食べることを諦め、持ち帰ることにしました。
アメリカでは「To-go box, please(トゥーゴーボックス、プリーズ)」と言えば持ち帰り用の箱をもらえることが多いので、多くて食べきれない際は無理して食べずに箱をもらえるかを聞いてみてください。味はとても美味しかったので、このレストランはおすすめです。

なお、2日目を終えて気が付いたのですが、ホテルやレストラン、店舗ではスタッフはマスクをしています。ただし、客にはマスクは求められません。店には「No Masks Required(マスクは必要ありません)」と書いてある店もあります。ホテルの人に聞いてみると、スタッフはお客様を守るためにマスクをするけれども、お客様はしなくてもいいとのことでした。これは米国本土ではなく、ハワイ州独自の取り組みなのだそうです。ただし、スタッフにもマスクはルールで強制されているわけではありません。

3日目(2022年10月18日火曜日)

この日の朝食は前日のマカロニ&チーズの残りを食べました。部屋にキッチンがついているので、オーブンで再度温めました。部屋にキッチンがついていると、テイクアウトしたものを温めることができるので便利です。

朝食後、ホノルル動物園とホノルル水族館に行きました。トランプホテルはワイキキビーチの端ですが、動物園と水族館は反対側の端に位置します。
いい天気でしたので、ゆっくり散歩がてら向かいます。

途中で海を背景に写真を撮りながら向かい、動物園に到着です。日本でも動物園に行ったことがない娘にとっては人生初の動物園です。
親としては動物よりも、娘が動物を見てどのような反応をするのかに関心がありました。しかし、ホノルル動物園では動物を見ることがほとんどできませんでした。

動物は暑さのためか、外に出てきていませんでした。屋内の日陰で休んでいたのでしょう。娘も動物園に向かう途中で寝てしまったので、私の父親としての楽しみはまたの機会にお預けです。

動物園を出たところにあるホテルのテラスで昼食を食べました。
これまたハワイ名物のロコモコです。ご飯にハンバーグと目玉焼きをのせ、ソースをかけます。この店が悪かったのでしょうか。それともこういう味なのでしょうか。ソースが何とも言えない味で、美味しいとは言い難かったです。

とはいうものの、その土地の名物を食べても必ずしも満足をするわけではなく、それも一つの旅の面白みですので、私たちは満足をしました。そのテラスレストランからはダイヤモンドヘッドの眺めが素晴らしく、開放的な気分で昼食を食べることができました。

レストランからのダイヤモンドヘッドの眺め

その後はホノルル水族館に行きます。京都で生まれ育った私にとって、水族館といえば大阪の海遊館をイメージします。とても大きな水槽の中を巨大なジンベイザメが泳いでいる姿は圧巻です。

しかし、ホノルル水族館に大きな水槽はなく、家庭用の小さな水槽が沢山並んでいるように思えました。私の水族館に対するイメージが強すぎたのですが、もし再びハワイに来る機会があっても、動物園と水族館は行かなくてもいいよねと妻と話しました。

ホテルに戻り少し部屋で休みました。この日の夜は「スター・オブ・ホノルル」というサンセット・ディナークルーズに参加します。ガイドブックのオプショナルツアーのページを開けば一番初めに出てくるくらいハワイでは定番のオプショナルツアーです。大人一人184ドルで、2歳の娘は無料なので合計は368ドルでした。ワイキキ中心部の主要ホテルからはバスで送迎してくれて、海上から夕日を見ながら食事ができます。

「スター・オブ・ホノルル」のクルーズ船

1人分の料金にはアルコールを含むドリンク2杯が含まれており、私は1杯目にバドワイザーを頼みました。ビールの大きさもまさかのアメリカサイズで、2杯目はお酒の飲み過ぎを注意してノンアルコールカクテルにしました。食事はメインにロブスターが出てきたのですが、あまり食事自体は特筆すべきことはありません。食事中は陽気なおじさんがステージでウクレレを弾いて歌っています。

クルーズの終盤になると、雰囲気は一気に変わります。フラから始まり、同じ太平洋の島国であるニュージーランドやトンガ、フィジーなどの伝統が披露されます。ニュージーランドはハカ、それぞれの国も似たようなものが披露されました。最後はアップテンポの曲になり、みんなでYMCAです。

ついさっきまで料理を提供してくれていたスタッフがノリノリで踊って盛り上げています。スタッフはみんな陽気で会場を盛り上げてくれたおかげで、船に一体感が出てとても盛り上がりました。あいにくの天候で肝心の夕日は見られませんでしたが、とても楽しいクルージングでした。帰りはまたホテルまで送ってもらえます。

クルージングでのパフォーマンスの模様(女性)

4日目(2022年10月19日)

午前中はプールで遊び、午後は街を歩きながらお土産を含めた買い物をしました。夕食は、私がずっと食べたかったビヨンドバーガーがABCストア(ハワイにあるコンビニ)でテイクアウトできることが分かったので食べました。

ビヨンドバーガーとは、米国のビヨンドミート社が製造する植物性の代替肉です。フェイクミートとも言われる通り、本物のお肉ではありません。大豆やひよこ豆と野菜を混ぜ合わせてお肉のようにした食べ物です。

宗教上の理由などでお肉を食べない人は昔からいましたが、近年では自らの意思によってお肉を食べないと決めた人が特に若い世代で増えています。「畜産業は環境に負荷が大きく、環境破壊を進めている」という地球環境の観点からお肉を食べない人や、「動物は人間に食べられるために劣悪な環境で育てられており、動物虐待だ」という動物愛護のためお肉を食べないと選択した人もいます。

彼らの多くに共通しているのは、昔はお肉を好き好んで食べていたという点です。自身の信念でお肉をやめたとしても、時にはお肉の味が恋しくなります。「お肉を食べない人でも食べられるお肉」を製造している業界を代表する企業がビヨンドミート社です。

私は仕事柄米国の企業をよく見ているのですが、ビヨンドバーガーはスーパーのお肉売り場に置かれるなど、数年前からとても注目されている会社でした。
私はこのレポートでも述べたように、ハワイでステーキを食べました。
普段の食生活でお肉を食べています。最近米国で話題になっているものを食べてみようという好奇心から、ビヨンドミートを使用して作られたハンバーガーを食べました。

ビヨンドミート社のビヨンドバーガー

食べた感想ですが、当たり前ですがお肉ではありません。肉汁もなく、少しぼそぼそしています。「あなたはこれをお肉だと思いますか」と聞かれれば、間違いなく違うと答えます。ステーキレストランでこれが出てくれば、すぐにお肉ではないと気が付きます。

しかし、「お肉の代わりとして食べられますか」と聞かれれば、はいと答えます。お肉の代わりになるもの、お肉風の食べ物としては、美味しかったです。当たり前ですが、食べた後に口の中に油が広がりません。そのため、お肉を食べることに比べると胃がとても楽でした。

ビヨンドミートはまだ日本では販売されていません。ある大手の総合商社が日本で販売するのではないかと噂されていますが、正式にリリースされていません。

では、日本で販売された場合に私は買うのかと言われれば、買わないでしょう。お肉を食べない場合でも、日本ではタンパク質を摂取したければ豆腐や納豆があります。日本はもともと植物性のたんぱく質に対する選択肢が沢山ある食文化だと思います。わざわざ高いお金を支払ってまでして偽物のお肉は買わないでしょう。

もう一点の懸念は、調味料があまりに多く使われ過ぎているのではないかということです。素材は大豆、ひよこ豆、ビーツなどとても体にいい食材ばかりですが、お肉のような風味を出すために塩や胡椒がたくさん使用されています。
おそらく一食食べるだけで塩分過多になってしまうのではないかと思います。日本という食文化で生活をする私にとっては、わざわざ食べなくてもいいと思います。

5日目(2022年10月20日木曜日)

この日は朝ごはんを食べずに「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」という高級リゾートホテルに向かいます。妻念願のパンケーキを食べるためです。

このホテルのレストランがパンケーキで有名だそうなのですが、パンケーキに大きな特徴があります。パンケーキが丸まっているのです。
メニューにPan Cake Rollとあったので不思議に思っていましたが、薄い生地が丸められていました。とても美味しかったようで、妻は大満足でした。
私はエッグベネディクトをいただきました。パンケーキは18ドル、エッグベネディクトは24ドルです。

ザ・カハラ・ホテル&リゾートの名物のパンケーキ
ザ・カハラ・ホテル&リゾートのエッグベネディクト

この日の午後から私の両親と合流しました。両親は同時期にハワイ島に滞在しており、その後ホノルルに来ました。およそ10カ月ぶりに孫娘と再会できてとても嬉しそうでした。

6日目(2022年10月21日金曜日)

この日は朝から両親とゆっくり過ごします。ハワイにはきれいな芝生が広がる大きな公園もたくさんあるので、そこで娘と遊んだりしながら一日をゆっくり過ごしました。

きれいな芝生が広がる公園にて、ダイヤモンドヘッドを臨む

この日は金曜日です。金曜日はワイキキの端(トランプホテルよりもさらに端)にあるヒルトン・ハワイアンビレッジから花火が打ち上げられます。幸いにも私の部屋から見ることができたので、部屋から見ました。夕食はスーパーでお肉や野菜を買ってきて、部屋で調理をして食べました。

vol.2は以上です。
vol.3に続きます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2022©️myconsulting.co.,Ltd

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?