Masami Yamagishi / HR

株式会社Hubble 人事責任者。大企業からスタートアップまで経験し、専門は採用、育成…

Masami Yamagishi / HR

株式会社Hubble 人事責任者。大企業からスタートアップまで経験し、専門は採用、育成、組織人事等々。組織が崩壊していくのは共通項があると実感。DiSC® Certification保有。趣味は読書とスポーツ、筋トレ。タバコ嫌煙家。犬好き。小2の娘を持つパパ。

最近の記事

採用の世界にも生成AIが迫る中、私たちはどう戦うか

生成AIが採用にもたらす変化先日、BetterLeapという人材採用における革新的なスタートアップとして、生成AIを用いた人材採用のサービスが紹介されている記事を読みました。 既にChatGPTを業務に組み込んでいる人も多く、人材採用に特化した生成AIが入ってきたとしても、全く違和感はないかと思います。 それは、採用担当にとって多少業務を楽にしてくれることはあっても、大きく変化することはないからであり、さらには、採用はまだまだ人の介在価値が大きい業務であるため、スカウトメ

    • 2年で10名→30名に組織拡大した話

      私が現在働いているHubbleは、今年1月に正社員30名を突破した。2年前の2021年1月時点で10名だったことを考えると、ちょうど3倍となった。 改めて、この軌跡を振り返ってみたい。 ちなみにHubbleという会社は、契約書管理クラウドサービス 「Hubble」というプロダクトを開発、販売しており、2023年1月時点での継続率が99.9%という半端ない数字を出している。いわゆるリーガルテックという領域で、市場全体も伸びているのも追い風に、Hubbleのお客様も200社以

      • シリーズAで6.5億円調達した"Hubble"のこれまでとこれから

        本日、株式会社Hubbleは、シリーズAラウンドで6.5億円調達のプレスリリースを出しました。 既にいくつかのメディアにも掲載いただきましたが、ここに至るまで色々ありました。当社の役員がリリースに載せきれなかった想いをnoteに書いているので、私は人事、特に組織の面から、Hubbleがどのような変化、成長があったのかを、お伝えしたいと思います(noteに書くは約1年ぶりで、だいぶサボっておりました…) 申し遅れましたが、私は、株式会社Hubble 人事責任者 をしている山

        • スタートアップこそ女性採用をすべし!

          私はスタートアップで人事をしています。 リーガルテックと呼ばれる領域のサービスを提供していて、この成長期のタイミングで1人目の人事として参画しました。 現在、13名の社員、業務委託、副業の方を合わせると20名をようやく超えたような小さな組織ですが、おかげさまで導入企業様も増え続け、採用も積極的に行っています。これから、組織について色々な壁にぶち当たっていくところです笑。 さて、そんな環境の今、私は女性採用の重要性を強く感じています。 人手不足だから女性活用を!などを論じ

        採用の世界にも生成AIが迫る中、私たちはどう戦うか

          2021年期待の4つの転職サービス

          2021年がスタートした。 昨年は、コロナ禍での在宅勤務も相まって副業がブームとなり、多くの転職希望者ではなく、多くの”副業”希望者が世の中に溢れることになった。 まるで、副業をしていることが一種のステータスであるかのように、「転職は考えていません。副業先を探しています」といったような文言を転職サイトで数多く見かけるようになり、数多くの人事を苦しめた...笑。 一方、コロナによる日本経済の凋落は激しく、今までは猫の手も借りたかった企業も、一転して採用抑制へ舵を切り、正社

          2021年期待の4つの転職サービス

          面接の日程調整のやり方次第で辞退率が変わる

          もう年末ですね。 今年はコロナで色々とありましたが、未経験者や管理系は採用を控える一方、エンジニアを中心とした経験者採用は、再度熱を帯びてきた感じがしますね。特に、採用活動自体はコロナ禍でも続けていたのに、全然採れなかったという企業がかなりの数存在している実感値があります。 (エンジニア採用に困っていて...という連絡がまた増えてきた) そうなると、来年に向けてどう戦略を組み直すか、どう立て直すか、というのを考えていくわけですが、その際に真っ先に上がるのは「どんな手法を使う

          面接の日程調整のやり方次第で辞退率が変わる

          キャリアを考えるなら、ロケットに乗って、勝者のメンタリティを磨けという話

          「どんな会社に入ったらいいですか?」 学生だけではなく、社会人からもよく聞く質問の一つだ。 模範的な回答としては、 ・自分に合う会社は人それぞれ ・自分のやりたいことを見つけなさい ・会社のVisionやMissionに共感できるかどうか ・もし入社したら、まずはそこで3年間頑張りなさい というところかもしれない。 確かにその通り。 どんな会社に入ればいいか?と聞かれたら、人それぞれなのだから、自分がどんなことを実現したいのか、どんなキャリアを歩みたいのかによって異なる

          キャリアを考えるなら、ロケットに乗って、勝者のメンタリティを磨けという話

          体育会出身者が求められなくなる日

          私自身、中学、高校時代とバレーボール部体育会出身である。 正確には、小学校までは野球、高校のバレーボールは怪我により途中で辞めたが、奨学金をもらって全国常連高にスポーツ特待生で入学したので、どのくらいの環境だったかはイメージを持ってもらえると思う。 決して一流とは言えないが、スポーツにおいては、それなりの成功体験を持っている。 そんな自分を否定するかのような 「体育会出身者が求められなくなる日」 というテーマについて書いてみたいと思う。 ■中高の部活私が過ごした90年

          体育会出身者が求められなくなる日

          「田澤指名回避」を人事の視点から見る

          2020年のドラフト会議が終了した。 今年はコロナの影響もあって、スカウトのあり方も大きく変わった年だったが、結果的に、昨年よりも多い123名(支配下指名74名、育成49名)が指名されたことに安堵した。プロ野球を目指していた多くの選手が、コロナを理由に断念させられることがなかったからだ。 しかし、元メジャーリーガーの田澤純一(埼玉武蔵ヒートベアーズ)が指名されなかったことには、幾分驚いた。上位指名の噂もあったし、上原とともにワールドシリーズ制覇に貢献した実績もある。3球団

          「田澤指名回避」を人事の視点から見る

          景気の波と連動する人材採用

          好景気に少し陰りが見えてきました。 11/16 日経新聞においても、(これは日米欧の自動車大手の話ですが)自動車業界で人員削減が進んでいることが発表されていますし、リーマン時に迫るというのは中々のインパクトです。 特に、厳しい状況になりつつあるのは製造業。 米中問題があるとはいえ、日本は金融よりも製造業に強い国。東京五輪後の経済に少なからず影響があるのではないかと、心配にさせています。 さて、なぜ冒頭で人員削減に関する記事を取り上げていたかというと、ちょうど人材会社の四

          景気の波と連動する人材採用

          期待のギャップ

          seleckで下記の記事を読みました。 組織崩壊からの復活で話題にもなったグッドパッチのCXに関連する記事。採用担当の小山さんが、離職率40%から8%に至るまでの施策を一つひとつ丁寧に答えています。候補者体験(CX)を作ることが、どれだけ組織に影響を与えるのか。多くの会社が当たり前と思っていることかもしれませんが、社長がOKした候補者をNoと言ったり、忙しい現場に面接トレーニングをするのは思った以上にハード。非常に参考になります。 さて、この記事では採用というエントリーマ

          期待のギャップ

          スカウトメールで既読率とか返信率を気にするよりもすべきこと

          先日、LAPRASがスカウトメールの既読率、返信率のデータを出していました。「いつ送るのが最適なタイミングなのか?」という採用担当からすると、永遠のテーマ(?)であったがゆえに、私自身もじっくり読ませていただきました。 LAPRASのサービスを通じて送られたスカウトデータに限ってではあるものの、ここで出されている結果としては...、 既読率:月曜、水曜、金曜日 返信率:金曜、月曜、水曜日 返信時間:13:00-17:00 が数値が良いということで、 ベストなスカウトメ

          スカウトメールで既読率とか返信率を気にするよりもすべきこと

          人材紹介を使わない会社が、これから出てくるだろうなという話

          最近、いくつかの会社、特にまだまだ小さなスタートアップにおいて、人材紹介会社を経由した採用を抑制させているケースが増えてきました。 そもそも、スタートアップならお金もまだ潤沢にないので当たり前かと思う人も多いと思いますが、スタートアップこそ、採用は超重要課題。そのため、(会社によっては)大手では考えられないくらい、一人当たりの採用にお金をかけている現実があります。 しかし、数年前に成功報酬35%が業界標準になったと思ったら、今や40%を提示する人材紹介会社も増え(エグゼク

          人材紹介を使わない会社が、これから出てくるだろうなという話

          どうやってスタートアップに転職する?

          転職市場では、スタートアップが人気です。 少し前は、新卒で失敗しても経験を積んで大手にリベンジ転職や、少しずつ下流から上流へと進む成り上がり転職が多かったのが、今や転職先の第一候補は、大手ではなく、スタートアップにする人が着実に多くなってきています。 その背景の一つには、スタートアップの給与水準の上昇があります。 以前は、スタートアップといえば薄給の代名詞。早朝から深夜まで毎日働いても年収300万とかザラだったのが、今やスタートアップの方がむしろホワイトで、年収は高く、

          どうやってスタートアップに転職する?

          サイゼリヤから学ぶ採用戦略

          現在チェーン店で全国に広がっている店には、長年積み重ねてきた改善や標準化が進められていて、お客様にとって「これが大事」というものが必ず存在します。 今まで人事としての複数の業種、業界に関わってきましたが、他業界でうまくいっていることは必ず横展できると信じ、自分が携わっている業界でも取り入れていこうと考えました。その中でも、過去に縁がなかった飲食業にFocusして学んでみることにしました。 私自身も子どもとよくいく、しかも、今年から全席禁煙に踏み切ってくれたサイゼリヤを材料

          サイゼリヤから学ぶ採用戦略

          【スタートアップ向け】時間とお金に余裕があれば使いたい6つの転職サービス

          先日、絶対外せない4つの転職サービスを紹介しました。 とはいえ、企業によってはこれだけだと応募数が足りなかったり、Greenの90万は高いけど手は空いてるとか、社長からもっと金かけていいとか、事情は様々かと思います。 そこで、今回は、時間とお金に多少余裕がある会社で、事業内容や職種によっては推薦できるものをまとめました。個人的にいくつか引っかかっているものもあり、絶対外せない中には入れていません。 それでは紹介していきます。 ◼️BIZREACH今や大企業となったビズリ

          【スタートアップ向け】時間とお金に余裕があれば使いたい6つの転職サービス