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【スタートアップ向け】時間とお金に余裕があれば使いたい6つの転職サービス

先日、絶対外せない4つの転職サービスを紹介しました。
とはいえ、企業によってはこれだけだと応募数が足りなかったり、Greenの90万は高いけど手は空いてるとか、社長からもっと金かけていいとか、事情は様々かと思います。

そこで、今回は、時間とお金に多少余裕がある会社で、事業内容や職種によっては推薦できるものをまとめました。個人的にいくつか引っかかっているものもあり、絶対外せない中には入れていません。

それでは紹介していきます。


◼️BIZREACH

今や大企業となったビズリーチですが、ハイクラスの採用に関してはかなり強いものがあります。年収1000万オーバーはもちろん、それ以上の経営者や役員も数多く登録しています。え?あの人が?という超有名人も。もし自社で役員や事業部長クラスの採用を考えているのであれば、推薦します。

また、ビズリーチはヘッドハンター大賞というのを毎年行っており、メディアを使って受賞者をガンガン宣伝をしています。ここで受賞したコンサルタントは1年間数字に困らないとか...。逆に言えば、「エグゼクティブに強い」「マネージャー以上に強い」というタグを持っている人材紹介会社は、人材獲得のパイプがビズリーチだったりするので、うまく使えば採用コストも減らすことができます。

そこまでハイクラスに強い実績を持ちながら、絶対に外せない4つの転職サービスに入れなかった理由は下記の通りです。

・料金が高い
・年収レンジが高く、スタートアップには合わないことも
・低いスカウト返信率(10%切る)

料金に関しては、前金支払いにより一人当たりの採用単価は減らすことができますが、ミニマムだと、「システム利用料85万円+入社時の成功報酬(理論年収の15%)」です。

UIも非常に良く、スカウトや面接調整等の使い勝手はいいのですが、ここまでやるなら人材紹介にお願いした方がいい、と会社によっては感じるでしょう。しかし、人材紹介会社では出会うことができない候補者がいるのも事実。CMや営業トークに惑わされず、判断しましょう。

また余談ですが、最近はだいぶ減りましたが、以前はビズリーチ経由で応募が来ると、やけに高い年収を要求してくる人や、(今はその記載はないものの)750万以下のオファーなんて聞いてない、とか、驚きの候補者と多くあったのもビズリーチです。


◼️NewsPicks ジョブオファー

ニュースメディアとして伸び続けているNewsPicksの転職サービス。一般的な転職サイトとは異なり、転職顕在層より転職潜在層へのアプローチが可能。取材もプロがじっくりとやるため、ユーザーに「読ませる」記事となっていることがポイント。

出稿している会社もコンサルティングファーム、金融が多いものの、スタートアップや超老舗大手企業まで多種多様。ブランド力があり、経営者が有名な企業が成果を出せそうであることと、資金調達やサービスローンチのタイミングで出したり、同時期に出す企業と連携しあってやれば、ニュースメディアとしての強みが活きることは間違いありません。

一方、懸念点は料金。

一般的な転職サイトのようなパッケージではなく、ある程度のフォーマットはあるものの企業に合わせて取材を本格的に行うため、取材料が高いです。広告として割り切れば安いものの、一人も取れなければ、「だったら人材紹介に依頼した方が安かった」となってしまうのが難しいところです。


◼️Linkedin

LinkedInは、世界最大級のビジネス特化型SNSで世界で5億人以上、日本でも200万人は登録していると言われています。海外では、Premiumプランで求人を掲載し、スカウトを送りまくっているのが普通だが、日本ではまだまだ。不動産や知らない外人から来るつながり申請がくるというイメージしか持っていない人も多いかもしれません。

しかし、私もそうでしたが、外資系だと海外の偉い人からいきなりLinkedinの申請が送られてくるし、登録しておかないと色々困ります。そのため、Facebookのように頻繁には使わないものの、最低限の経歴は載せている人も多く存在します。

業種的には、金融、コンサル、メーカーといったところでしょうか。特に、この辺りの業界出身者を狙いたいのであれば、外せません。個人でも月約1万、法人プランでも100万前後(グローバルでボリュームディスカウントしている会社もある)なので、要検討です。


◼️YOUTRUST

MyrefferRefcomeのようなツールやコンサルティングサービスとは異なり、友人、もしくは友人の友人に限り、メンバーを募集したり、スカウトメールを送ったりすることができるプラットフォームです。

友人、もしくは友人の友人というLinkedinのような世界観で人とつながることができるため、安心してメンバーを募集したり、投稿することができる。

まだまだユーザー数が少なく、使っている企業数が少ないのが難点ですが、これから大きく伸びていくことも期待できるし、SNSに慣れている人はまずは個人で登録してプロフィール充実させてみることから初めてみるのが吉。


◼️LAPRAS

社名変更する前は、Scouty。名前の通り、GithubやQiitaなどのWeb上の情報をクローリングでかき集め、機械学習により退職予測や能力を導き出し、企業から送るスカウトを高精度に行うためのサービスです。

現在、多くの企業がエンジニア採用に悩んでおり、本来はリクルーターが個人の能力でやってきたものを、LAPRASが代行してくれているため、実際にGithubのレポジトリなどを見てスカウトすることができる。

現在は月額定額制(契約期間により初期費用あり)で、法外な金額ではなく安価にできるのは企業側のメリットは計り知れない。一方、情報がWebだけであるため、一部の企業でないとうまくいかない可能性が高い点は挙げられます。

うまくいく企業はは、
・候補者の経験を活かせるような技術を有する
・コード採用などを実施できる会社
が前提でないと難しいかもしれません。

例えば、一般的な開発環境で、エンジニアとしては技術力は伸ばせないけれど、事業としては非常に伸びていて、会社は急成長している、みたいな会社はあまり向いていませんし、コード書けても、お客様や社内との連携が...的な話を出している会社も当然難しいです。

そして、コンタクトの仕方も、転職意向も低く、ポジションや年収がありきではないため、ヘッドハンティングのやり方に極めて近いです。そのため、結果的に現状維持、多くはそれ以上と年収が高くなる傾向があるため、給与レンジが低い会社は難しいかもしれません。


◼️キャリトレ

最後はキャリトレ。BIZREACHを運営するビズリーチの20代向け転職サイトです。若手採用はどこもニーズがあるため、多くの企業が使っていたようですが、数ヶ月前に大幅な値上げをし、離れている話もよく聞きます。

一時期、半年で60万だったのですが、今は人材紹介会社とはそんなに金額的に差がない料金体系になり、悩ましいところです。この層は、広告獲得コストが高く、仕方ないのかもしれません。

個人的には、WantedlyとGreenをうまく運用すれば賄えると思いますが、キャリトレのように若手ターゲットの転職サイトはなく、採用担当としてはお金に余裕があれば使いたいと思う転職サイトです。


以上です。

今回紹介した6つの転職サービスは、事業内容、職種、予算、人手、そして、社内の事情により選択して利用するのが良いと思います。


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