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本の感想

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2023年5月の記事一覧

感想 27000冊ガーデン 大崎 梢  図書館の先生が探偵役の本にまつわるミステリー。…

図書館の司書が探偵の本にまつわるミステリー小説です。 本の謎とくると、名作ビブリア古書堂…

武藤吐夢
1年前
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感想 [新版]日本国紀〈上下〉百田 尚樹 通史としてはまぁまぁで、戦後の主張は、極…

歴史を論ずる場合、その立場によって内容がかなり違ってきます。 本書は、作家の百田さんの通…

武藤吐夢
1年前
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感想 ストロベリームーン 芥川 なお 世界の中心で愛を叫ぶの劣化版ではあるが、彼女…

たくさんの人が泣ける、泣けたと言ってるので 感動欠乏症のひねくれた僕ですから読んだわけで…

武藤吐夢
1年前
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感想 ぼくらは星を見つけた 戸森 しるここれは家族の修復の物語だ。そして、優しい。

みさき君という養護施設出身の人が、ある屋敷の家庭教師に採用された。 当主は、有名人の妻で…

武藤吐夢
1年前
27

感想 ボタニカ 朝井まかて 朝ドラの主人公の牧野富太郎は、とんでもない天才で、か…

牧野富太郎に興味があり朝ドラを見ている。 本書とは、かなり設定が違うようだ。 ドラマでは…

武藤吐夢
1年前
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感想 ビューティフルからビューティフルへ  日比野 コレコ 文藝新人賞史上最低の受…

文藝新人賞受賞作品。 受賞当初、やたらと評判が悪かったのですが、その理由の一つはわけわか…

武藤吐夢
1年前
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感想 ジャクソンひとり 安堂 ホセ ブラックスミックスのゲイに対する差別意識がモチーフ。しかし、作品としては未熟。

2022年度文藝新人賞受賞作品の一つです。 この賞は、レベルが高いことで有名ですが、ここ数年はダメですね この作品はモチーフはいいが、まとまりがなく読みにくい。 完成度は低いと感じた。こんなんで受賞なのかと思ってしまいました。 最近の文藝賞は若い女性とかを実力関係なくプッシュしている印象です。 本書の作者の安堂 ホセさんは黒人さんです。 目を引きますが、いかにも最近の文藝賞という印象。 まず、作品にまとまりがない。 とくに後半、展開が雑というのか急 ちゃんと書き込まれて

感想 休館日の彼女たち 八木詠美 無理筋なのに、それを突き通したところに本書の面…

発想が面白い。これは読む価値のある本だと思います。 欠点をあげると、場面展開が早く、何の…

武藤吐夢
1年前
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感想 幕末 司馬 遼太郎 歴史はときに血を欲した。明治維新とは何だったのか?。

時代はときに、血を欲した。 と司馬さんは言います。 そういう視線で幕末をスケッチしたのが、…

武藤吐夢
1年前
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感想 恋とそれとあと全部  住野 よる 住野さん乱心か!!。サブレのキャラが好きにな…

神経質な女の子サブレ。 彼女を愛する めいめい。 二人は、ひょんなことから彼女の祖父の家ま…

武藤吐夢
1年前
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感想 また同じ夢を見ていた 住野 よる 住野よるさんの幸せ探し小説。あったかい雰囲…

住野さんの作品の中では一番好きかもしれません。 他人とうまくやれない不器用な少女と三人の…

武藤吐夢
1年前
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感想 漫画 人間とは何か? マーク・トウェインの人間とは何かを漫画化したもの。

衝撃的すぎて思考停止になりかけた。 正直に言うと理解できない。腑に落ちない。 これは、ソ…

武藤吐夢
1年前
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感想 きみの話を聞かせてくれよ 村上雅郁 悩みや葛藤を抱え込んだ中学生たちが癒さ…

読後感が最高に気持ちいい短編集です。 中学生の葛藤や悩みがモチーフなのですが、他人からす…

武藤吐夢
1年前
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2023年度4月の読書日記

読んだ本の数:12 読んだページ数:4128 今月は新作を多めに読みました。 その中から、いつものように五冊pickupします。 勉強本では、シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント が面白かった。 自己啓発本です。 過去のベストセラー小説 ホテルローヤル (集英社文庫) この作品は直木賞もとっている短編集 映画化もされています。 発想が面白いということでは、ゴリラ裁判の日 人間並みの知能を持ったゴリラが裁判で戦うという設定です。 第64回メフィスト賞受賞作。