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あなたの頭を良くする話

※筆者はめちゃくちゃ頭が悪いので悪しからず

頭を良くする4法則

自分は長年SNSを行っていて、ありがたいことに多くの方とやり取りをさせて頂いてきました。
中には無益な言い争いに発展しそうなリプライや、解釈違いのやり取りもあります(もちろん自分にも)

しかし以下の4つを心がけることで瞬時に頭が良くなるはずです。

①「傾向」の概念を理解する
②「趣旨」で解釈する
③「感情」を排除する
④「議題」についてのみ話す

上記を心掛ければ、日々巻き起こるSNS上での無益な議論を避けることができ、また自分が得る情報も増えるはずです。
では行きましょう。



①「傾向」の概念を理解する


上記の4法則を逆の意味にしてみましょう。

①「傾向」の概念が理解できていない
②「字面」だけで解釈する
③「感情」を排除できていない
④「議題」意外のことについて話してしまう


話者のうち一人でも上記に該当すると、会話はどんどん崩壊していきます。
そして該当している本人は「自分は正しく、相手は会話ができない」という思いを強めるため、それは地獄さながらの結末となります。

まずは①の「傾向」の概念について。
私の所感として、議論がうまくいかない要因の半分程度がこれです。

例えばAさんが
「日本人は米が好きだ!」と言ったとします。

この発言の中には通常
・日本人でも米が苦手な人もいる
・海外の人でも米が好きな人はいる
などの事実が当然に内包されています。

無論Aさんは
「日本人に米が苦手な人は一人もいない」
「海外の人で米が好きな人は一人もいない」
などとは思っていませんし、これを聞いた人のほとんどはそれを理解します。

Aさんは「日本人は米が好き(な傾向がある)」という意味で発言しているのです。

しかし「傾向」の概念を理解していないBさんは頓珍漢な返事をしてしまいます。
・私の友達に日本人なのに米が苦手な人がいます!全員を一括りにしないで!(🥺)
・海外の人でも米が好きな人もいるのに!!!  ひどい!!(🥺)
ぴえん!!!!!

この場面、SNSで親の顔より見た光景です。


さらにBさんはこの時
「日本人に米が苦手な人が一人でもいれば、Aさんの理論は間違いである!」と思っているため、鬼の首を取ったかのように発言してしまいます。

🥺


Aさんは「日本人でも米が苦手な人は当然いますよ。」と返すでしょう。

経験上、この後のBさんの返信パターンは以下の3つです。
パターン①「日本人に米が苦手な人はいないと言ったのはあなたですよ??(言っていない)」
パターン②「であれば最初からそんな風に書くべきでは〜」
パターン③「筋トレばかりしているからそんな頭の弱い〜」


①②は傾向の概念が理解できていないことによるもので、③は議題と関係のない誹謗中傷です(このパターンは後述)

この場面、SNSで親の顔より見た光景です。

「ほとんどの人間は傾向を話す」 覚えておきたいものです。



②「趣旨」で解釈する

世の中には「趣旨で解釈する人」と「字面のみで解釈する人」がいます。

先ほど「①傾向の概念を理解する」で述べたように、多くの人は「傾向」を話すので、理解する際には趣旨で解釈する方が良いのです。

人は傾向を話すから、趣旨で理解した方が良い。 単純明快です。


先ほどのBさんは、Aさんの「日本人は米が好き」という発言のうち
「日本人」「米」「好き」の部分だけを解釈しています。
即ち字面のみで解釈してしまっているんですね。
オレ・・・オマエ・・・スキ・・・。

そのため「日本人にも米が苦手な人もいること」「海外にも米が好きな人がいること」を見逃してしまい、先のようなやりとりになってしまいます。

一方で「日本人は米が好き」の中には
・日本人でも米が苦手な人もいる
・海外の人でも米が好きな人もいる
などの事実が内包されています。

決して
「日本人は全員米が好きで、日本人に米が苦手な人は一人もいない」
という意味で発言していません。


これは文面を「趣旨」で捉えると概ね解決します。
「日本人は米が好き」=「日本人は米が好きな人が多い(もちろん苦手な人もいる)」なのです。

傾向を話したから、趣旨で解釈する。
行間を読むのって難しいですよね・・・自分もよく間違えます。



③「感情」を排除する

感情は排除しましょう。議題に関係ないからです。

日常会話では問題ありませんが、議論をする場合には
「好き・嫌い」「快・不快」などの感情は排除し、議題に関することのみを話すのが賢明です。

実際、この概念を持っている人と持っていない人での会話はカオスとなります。

まず大前提として感情は議題に関係ないので
・好きな人の言う、間違った意見
・嫌いな人の言う、正しい意見
・自分は快感だが、間違っている意見
・自分は不快だが、正しい意見

が存在することになります。

世の中にはこの前提が真逆になっている人もいます。
・好きな人の意見は全て正しい(ことにする)
・嫌いな人の意見は全て間違っている(ことにする)
・自分が快感なら、全て正しい(ことにする)
・自分が不快なら、全て間違っている(ことにする)

一概に善悪はないと思いますが「この価値観が反対の人が議論するとカオスになる」のは事実でしょう。

感情が排除できていないと、大抵は以下の流れになります。
議論前から好き嫌いで結論が決まっている → 相手が的を射た意見を言う → 既定の結論に持っていくため無理筋な意見を展開 → カオス化

現代ではデジタルタトゥーも残ります。
人間の考えは変わるものではありますが、その都度感情で意見を変えていては信頼を失うこともあるでしょう。


もしあなたの苦手な人と会話する際でも、正しい意見は正しいのですから、認めてあげてください。
相手も人間なので、一部を認めてあげることによって議論も円滑になりあなたも不快にならずにすみます。
感情を排除することで、最終的にあなたの「快感」という感情になることもあるかも知れません。



④「議題」についてのみ話す

これは「②趣旨で解釈する」の項でも少し触れましたが、議論の際には議題についてのみ話す方が賢明です。

例えば「サッカーは観客をとても熱狂させている! 凄いスポーツではないか?」
という意見を発端に議論するなら、この時の議題は
・サッカーは観客を熱狂させているか?
・凄いスポーツか?
の2点でしょう。

この議題をしっかり理解していないと
「野球は凄いスポーツじゃないって言うんですか!!!?」とか「スポーツだけが全てじゃありません!!!」などと的外れな返信をしてしまいトラブルの元となります。

また①で話した傾向の概念が理解できていないと「観客を熱狂させられていないチームもあります!」という返事になります。

議論では「議題」についてのみ話す、これは鉄則です。

少し話が逸れますが(議題についてのみ話していませんが笑)、「無いことの証明」を求めてしまうケースもよく見ます。
「サッカーが危険でないことを証明してください!」などですね。
無いことの証明はできないため、基本的には「あると主張する側がその証拠を出す」を前提としましょう。

この場合であれば、サッカーは危険だと主張する側がサッカーでの事故が他競技よりも多いことを示したり、医学的な観点からヘディングの危険性を説いたりする必要があるでしょう。

一方で、ないと主張する側も歩み寄る姿勢が大切です。
「俺らは証拠出す必要ないから!」ではなく、こちらからも根拠を示す努力をするのが良いでしょう。


まとめ

今回は「会話&議論」を例に出してみましたが、紹介した4つの概念は物事を理解する際に重要なことです。

①「傾向」の概念を理解する
②「趣旨」で解釈する
③「感情」を排除する
④「議題」についてのみ話す

これは自分が質問をする時、そして返事をする時全てに通じます。


2022年12月加筆↓
最近はあらゆる分野で論文などの研究データが出されるようになり、またその発信者も増えました。
これにより「論文の有無」だけを拠り所にして議論する方が増えた印象があります。

巷でよく見ます。
「論文あるんですか?? あるんですか?? 論文論文!!!!え〜〜????論文も無いのにそんなこと言ってたんですか!!!???  キャーーー!!!男の人呼んで〜!!!!」

論文の有無は、他人に話す際はある程度重要かも知れませんが、論文が無いからといってその説を否定する強い材料にはなりません。
今では当たり前になっているどんな事柄も、論文がないところから始まるからです。

またこの論文思考は、世の中の論文が全て善の心で嘘偽りなく作られ、検証され、掲載されているという幻想を抱いている方にとって非常に強い洗脳ツールとなります。
論文サイトに掲載されている文字の羅列を少し変えるだけで、どんなことでも信じてしまうのです。

私が「人類は裸で歩いた方が健康度が高い」という研究を書いてPubMedに載せたら、その方は明日から裸で歩くのでしょう。

私が人間かどうかの論文を探すなら、私は人間ではなくなってしまいます。
今これを書いているパソコンも、論文が無いのでパソコンではないですね。
この机も、あのリモコンも、食べ物も・・・


全てのことを適切に吟味するのが良いでしょう。
私は論文を元にした動画を作っているYouTuberで、1つ1つの動画を真摯に作っているつもりです。

でもよく考えてください。
あなたがもし、信用しているYouTuberが編集ソフトでテロップをちょっと変えるだけで発言を信じ込んでしまう状態なら、それは相当に危険です。

「彼らはやろうと思えばできるんだ」と思って見ることは大切かも知れません。
もちろん私はそれはしませんよ (え、テレビなら安心って??)

論文って楽しいなぁ〜!!!!

最後に少しだけお知らせさせて下さい。
私の全てを詰め込んだ【全身を筋肥大させる最強理論】をリリースさせて頂きました。

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