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占い師は「転ばぬ先の杖」

武蔵野算命塾へご依頼いただく会員の皆さまへの「2019年度資料」で忙殺されていて(今年は本当に多かった!)noteの更新がおろそかになってしまいましたが、やっと落ち着いてきて、本来のペースを取り戻せそうです。

会員様個人別の運気は当然のこととして、社会情勢や自然現象なども資料として作成するのですが、今年作成していて「ふと気づいたこと」がありました。

武蔵野算命塾は毎年の資料として、何年も前から年初(2月4日)に配信させていただいているのですが、今年になって、やっと気づいてしまったのです。「こんなことをやっている占い師って、あまりいないのではないか?」ということです。

もちろんたくさんの占い師がいて、それぞれの組織がありますから「私だけ」なんて豪語する気はありませんが、私が言いたいのは、よくメディアに登場する占い師、いわゆる「カリスマ占い師」のような人たちのことです。

そういう人たちは女性誌で「あなたの恋愛運」みたいなことは書きますが、そんな当たったのかどうかも検証のしようの無いことは書いても、ある意味でもっと大事な社会情勢や自然現象、特に天変地異などには全くと言っていいほど触れていないのです。

なぜでしょう?

あくまで私の見解ですが、恋愛などは個人差がありますし、当たらなくても(占いなんて「当たるも八卦当たらぬも八卦」と思われている前提があって)抗議してくる人もいないでしょうが、私の書いているような予測というのは、個人差は関係ないので、当たる当たらないが顕著に露見してしまうからです。

例えば「七赤金星の人は、今年は異性運があります」というのは、恋が成就しなくても出会いがあれば「異性運はあった、でも活かせなかっただけ」という言い訳もたちますが、為替がいくらになるとか、地震が起きる、起きないの話は言い訳ができません。
異性について、私だったら「今年出会う人は、結婚相手に選んではいけません。運命の人は、いつ頃現れて、その人の特徴は・・」くらいは(個別の鑑定ですが)伝えますが。

毎年「これを外したら、来年から仕事はないだろうな〜」と思いながら、冷や汗もので資料を作成しております。
昨年は、土砂災害も地震も、年初に会員の皆様にはお伝えしました
天変地異も後出しジャンケンのように、とってつけたような見解を後で述べる人はいますが、私は(流石に日時の特定はできませんが)「起きる日には特徴があって、それは必ず・・」くらいはお伝えします。

そういうことが占い師の仕事だと思いませんか?

占い師の本来の仕事は「転ばぬ先の杖」なのです。
依頼者が転ばなくていいように「そこに石がありますよ」「ここには水たまりがありますよ」「スニーカーなので避けないといけません」「でも防水してあれば渡れますよ」ということを教えることだと思うのです。

それを「この人は最高ですよ」とか「お似合いのカップル」なんて占い師が大ウソを言って、過去にどれだけの芸能人カップルが離婚したと思いますか?

そのようなことを、年頭からメディアを観ていて、カリスマ占い師(ホントかな?)を観ていて思った次第です。
「占い師ってなんなの?」ということです。

続きはまた。

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