占い的辛口恋愛講座:7
さて、出会いのタイミングの3回目は、最も失敗が多く、後の人生に大きく影響を与えるだけではなく、人生の流れそのものを低下させるくらいの破壊力の大きい出会いのタイミングの話です。
それは天中殺のタイミングです。
天中殺というのは、生まれた日で決まる十二支の組み合わせて6種類あります。
子丑天中殺
寅卯天中殺
辰巳天中殺
午未天中殺
申酉天中殺
戌亥天中殺
生まれ日で決まりますから、同じ年生まれでも、同じ天中殺にならないことは多々あります。最近はアプリやサイトで生年月日を入力すると天中殺を算出してくれますから、自分の天中殺を知っておかれると良いでしょう。
この天中殺というのは、おそらく占いの世界では最強の破壊力を持つタイミングです。天中殺は12年に2年間、12ヶ月に2ヶ月間、12日間に2日間、24時間に4時間巡ってきます。
天中殺には様々な働きがありますが、簡単にいうと、仕事であれ、恋愛であれ、このタイミングで始めたことは、ほとんどうまくいきません。
「ほとんど」と言ったのは、一時的にすごくいい状態になる人がいるのですが、数年後にやはり壊滅的な打撃を被ります。
具体的に言いますと、
子丑天中殺:子年・丑年と、12月・1月と、子・丑の日と、23時〜3時
寅卯天中殺:寅年・卯年と、2月・3月と、寅・卯の日と、3時〜7時
辰巳天中殺:辰年・巳年と、4月・5月と、辰・巳の日と、7時〜11時
午未天中殺:午年・未年と、6月・7月と、午・未の日と、11時〜15時
申酉天中殺:申年・酉年と、8月・9月と、申・酉の日と、15時〜19時
戌亥天中殺:戌年・亥年と、10月・11月と、戌・亥の日と、19時〜23時
となります。
特に男女の関係については、年と月は強烈に影響してきます。
天中殺というのは(以前から続いているものは問題ありませんが)新しいことのスタートをここに持ってきますと、(100%に近いという意味で)ほとんど失敗します。会社なら倒産、就職・転職なら離職、出会いなら別れ、結婚なら離婚ということになります。
例外はありません。
天中殺に例外が発生すると、占いそのものが成り立たなくなります。
天中殺は、いわば不協和音の期間で、「神様が守ってくれない期間」という言い方もしますが、「絶対に使ってはいけない」ということを伝えるために、「天が天・人・地の中、つまり人を殺す」あるいは「中」は「冲(罰する)」に繋がりますので、「天が人を罰して殺す」という恐ろしい名前をつけたのです。
実際に天中殺は3回くらい繰り返し使いますと「死」が訪れます。
「死」とは「肉体的な死」ということではなく「社会的な死」、つまり企業家として、あるいはサラリーマンとして破壊的なダメージを負うことになります。本当に「死」につながることもあります。
女性の場合は3回繰り返すと、一生幸せにしてくれる人とは巡り合わないと言っても過言ではないと思います。
このnoteをご覧になられている方の中には、天中殺のことをご存知の方もいらっしゃると思います。「私は一回だから、まだ大丈夫」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。ところが、そんな甘いものではありません。
占いの世界には「天中殺は繰り返す」という言葉があります。
一度天中殺を使うと、次の出会いが、なぜか天中殺になってしまうことが多いのです。そこでまた使ってしまうと、次の出会いは、ほぼ100%天中殺になってしまうのです。
天中殺のタイミングが、ある人にとって「恋愛だけ」なんてことは、まずありません。やがて仕事にも天中殺が伝染してきます。そして、どんどん人生が下降していくことになるのです。
「じゃあ、天中殺に出会った人とは、恋愛しなければいいんだ!」と思う方もいらっしゃるでしょう。ところが、そう簡単にはいかないのです。
天中殺期間というのは、ある意味「ほろ酔い気分」みたいな時ですから、調子に乗って、普段なら絶対にしない決断をしてしまうことが多いのです。
天中殺で付き合い始めたり、結婚した人が、当然の結果として別れて、やっと正気に戻って「なぜあんな人を好きになったんだろう?」と不思議な後悔をするのはよくあることです。「酔い」が醒めたのです。
ところが「天中殺は繰り返す」という性質がありますから、また天中殺で出会って、「天中殺は二度と使わない」と心に決めたはずなのに、「ほろ酔い気分」になってしまうので「いとも簡単に天中殺という罠にはまって」ということになってしまうのです。
天中殺で出会う人が、相性がいいということは、まずありません。
ということは、「本当は出会ってはいけなかった人」ということです。だから天中殺期間が終わって正気に戻ると、そこに悲劇が待っているのです。
本当に強く心に戒めないと怖いですよ。
私が口をすっぱくして教えて「私は大丈夫!」と言った人が何人も、「天中殺のことはわかっているんですよ。でも、わかっているけど、この人しかいないんです。もう別れられないんです」と言って、悲劇への道を一直線に歩んだ人が何人どころか、何十人もいます。
「天中殺は普段しないような決断をする」わけですから、「自分なら逃れることができる」ような甘いものではないのです。
その罠にはまらないためには、「天中殺期間に知り合う人とは、深い縁を持たない」と強く心に決めることしかありません。特に合コンなどは最初から行かないことです。行けば「ほろ酔い気分」になって「普段なら絶対にしない決断」をしてしまうからです。
ちなみに自分は天中殺ではなくても、相手が天中殺だった場合は、一方的に捨てられることがあります。
「天中殺で結婚したけど別れていません」という人もたまにいますが、7年以上経っていれば「では、仮面夫婦ですね」と言って、外れることはまずありません。
離婚のご相談を受けると、8割以上は何らかの形で天中殺のタイミングを使っています。天中殺の結果は「別れ」以外にはありませんから、離婚がこれだけ多いのは当然です。「離婚という別れ」ならよいのですが、それどころではない悲劇的な別れが起きてしまうことも少なくありません。
有名人にも実例がたくさんあります。具体的に話すと大変なことになりますから、ここでは話せませんが。
数年前に再婚されたある有名女優が、以前結婚して日本中がお祝いムードになっているとき、天中殺期間でしたから、結婚式の報道が流れた日に「いずれ離婚。理由は○○」と関係者にメールで発信して「あんな幸せそうなカップルがそんなわけはない!」と大ひんしゅくを買ったことがありましたが、事実その通り離婚となりました。
離婚の理由をいうと、誰のことかわかってしまいますのでご勘弁ください。
私と直接お会いしてお話する方には、実名をバンバン出しておりますが。
ということで皆さま、ご自身の天中殺を知って、絶対に使わないようにしてください。いくら最高の相性があっても、天中殺を使えば別れしかないのですよ。
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