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むるめ辞典
■緑葉
[読]りょくよう
緑の葉
[例文]
雨は降っていないのに、靴の中が湿っぽい7月の梅雨の朝に、若くて力強い木が夏に手を伸ばすみたいに緑葉の枝を伸ばしている。
その勢いは公園を囲む柵を簡単に乗り越えて、近いうちに体ごと地面に投げ出してしまいそうに見える。まるで湿度の高さにもんどりうっているようにも見えて、もうちょっとの我慢だよと一人ごちる。
それにしても成長というのは、みていて本当に気持ち良いですよね。
私の娘もすくすくと育っています。
上の子は私たちが敷いている柵をもう飛び越えたくてしょうがない、というふうに世間を走り回っていて、まだちょっと早い気がするよな、とかなんとか私と妻は言っています。
8回目の誕生日を梅雨明けとともに迎える娘は、体にまとわりつくこの湿気よりも、窮屈な柵にもんどりうっているようにもみえるのです。
サポートしていただいたお金で、書斎を手に入れます。それからネコを飼って、コタツを用意するつもりです。蜜柑も食べます。