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Vol4 路上生活の経緯②~大それた家出編~|路上生活マガジン

もう梅雨入りですかね。日雇い仕事の数も減り・・・



心の中は毎日どしゃ降りですね。



というわけで、本日も路上よりお届けします。

皆さんこんにちわ。

都心で路上生活をしてます村瀬テロスタンと言います。
路上生活者、いわゆるホームレスという事になります。

さぁ、今週も路上生活マガジンのお時間がやって参りました!
皆さんのフォローやスキなどのサポートが創作活動、また生きる原動力になりますので、気が向きましたらどうぞ宜しく😃✌️

さて、前回同様のテーマの続きになりますので、気になるかたはそちらもご覧頂ければと思います↓↓↓


Vol.3 路上の経緯①

というわけで #路上生活マガジン 今回のテーマは・・・・

《路上生活者にどんな経緯でなった人が多いのか。パート2》

です。




今回も実際に路上者になった人はどういう人がいるのか、というのをお話致します。
前回はお仕事絡みがメインになってしまいましたので、今回はまた違う人たちのご紹介です。

①家出の末



「これを理由に路上出る人も多いと思う」


私の話し相手になってくれた隣人から聞いた言葉です。
その方はこれが理由の一つとの事でした。

やはり、前回でも軽く述べた家庭内での関係悪化というのは大きいと思います。

・未成年や20歳前後の若年層たち


やはり、彼らのような若者たちも家庭間の問題が大きいのではないかと。
例え非行に走ったとしても、家族との関係が良好ならば家に残るでしょう。

これが特に未成年の場合、関係が良くないとしたらこんなサイクルで路上に出てくるのではないでしょうか?

家に居場所がないと感じ非行に走る

仲間たちがいれば一緒に家出する

繁華街を中心に各地を行き来する

ありきたりな流れですが、こんな感じでは?


その後、補導されて自宅や施設に送還ならかわいいものだと思うんですが、俗に言う東横キッズのように売春や反社と繋がり、別の犯罪に身を投じるなどしてしまう・・・・

そうなれば送還などでは済まないでしょう。


ですが、上記は本当にあるケースなのです。
だから問題視されるのでしょうね。

・家庭に居づらくなった大人たち


こちらも家族との不仲なりが原因と言えるでしょう。

またもや仕事に関する話に触れますが、子供の就業形態に関して正社員という立場に拘る親は多いと思います。


非正規で働いている人の中には親からこんなことを言われたことってありませんか?


"○○君は××社でバリバリ働いているのに、お前は安い給料のバイトって・・・"


"ボーナス貰える仕事に就いてたらどうなってたのかねぇ・・・"


これ自分も言われたことあるので分かるのですが、これを週に何回も事あるごとに言われ続けたら気が狂いますよ。

あと、仕事してるだけ随分マシだと思いますけどね💢

心配して言ってくるのは分かるのですが、言われた側は自分を否定されてる気分になるんですよね。
職業もそうですが、存在自体も。

それが耐えきれなくなって家を出る。
収入や貯金があるならまだしも、衝動的に何の手持ちもない状況で出てしまう場合、行く宛がないから諸々経て行き着く先は路上となるでしょう。

ここから戻る気が起こるかどうかは本人次第なので、外野からはなんとも言えないですよね。

②居場所がない


他人とのトラブルが生じて行く宛がなくなり、狭い選択肢の中から路上を選ぶ方も現におります。


事実は小説より奇なり。



ドラマや小説だけならず、この令和の時代でも実際にこういうケースがあるという事だけわかって頂きたいです。

・借金を理由に夜逃げ


返済で首が回らなくなって姿をくらますというのはドラマとかでよく聞きますが、実際にいるようですね。

私はまだそのような人達にお会いした事がないので、憶測の域を越えないのですが・・・

昔なら、少し離れた地方に移り住んで身を隠すなんて人は後を絶たなかったのではないでしょうか。

地方で、しかも路上に出てしまえばそうそう気付かれないものかと思います。
そのまま何年も誰とも音沙汰なく過ごしていれば、親族以外には知らずと忘れられてくでしょう。

取立て屋に見つかって連れてかれてなんて話を想像するでしょうが、そもそも連れ去りなんて犯罪ですからね。

今も昔も関係なく、まぁ少ないでしょうね。

今はより暴対法が厳しくなったため、そういう事をする輩が激減したので話を聞かなくなったという事でしょうかね。


したがって借金踏み倒して路上に出てきたという人の話は聞かないと。

まぁ、内緒にしてるだけで中にはいるかもしれないでしょうけども。
その辺は深入りしないという事で。

③村瀬の場合


最後に私の場合を少し。

路上に出る何年も前の話ですが、実家に住まわせて貰ってた頃は親との仲は悪かったと思います。
この頃は喧嘩する度によく『家出てやる』なんて啖呵切ったことも多々。

よく覚えているのが、『固定資産税の支払いに困ってるから金を少し貸してくれ』と言われ、幾らか工面したことがありまして。

しかしこの時非正規で仕事していて、満足に貯金もなく『半分ほどしか出せない』と正直に言いました。
すると、上記のボーナスが・・・とかの話が。


加えて、『こんなお金も出せないなんて、情けないと思った方がいい。私があなたなら情けないと思う。』


ガチで言われました。

もう仕方ないので、消費者金融行ってなんとか工面して。

あ、このお金は既にちゃんと返しましたよ笑


でもこの時からですかね?
事あるごとに当時の私の仕事に口出しするようになったのは。

正直この時、この人と暮らしてたらこの先精神爆発するなと思うようになりました。

"心配性で仕事の内容とかには首突っ込みたくなるけど、自分が何に興味が合ってとか知りたいと思ってないんだな"
と思うようになりました。

紆余曲折あり、一人暮らし出来たときは気が休まる思いでした。

多分、この時更にストレス抱えたらもっと早く路上生活を始めていたかと思いますね。

そのあと病気して、半ば実家に強制送還になったときは
"またあの嫌な時間が帰ってくるのか"
と憂鬱になりました。

まぁそれ以上に鬱状態が続いていたため、それどころではありませんでしたが。

流石にこの時から家を飛び出すまで、手のひらを返したかのような感じで接してこられたのは驚きでした。

あれ?こんなに優しかったっけ?と。

待望の正社員になった息子が心身ボロボロになって帰ってきたなんてなったら、そうなるもんなんですかね?

それでも最終的には飛び出して路上にいるのでね。
今も、申し訳なさとか今まで溜まった人格否定とか渦巻いてる感じです。



自分の中で解決しないことには、一歩踏み出せないのではないでしょうかね。
生意気だとは我ながら思いますけどね。


さぁ、今回はこんなところで締めたいと思います!

いかがでしたか?
今回は路上生活と家庭間の問題がメインになってましたね💦

人それぞれ、色んな背景がありますからね。

とりあえず、このテーマは今回で終わりという事で。

次回はこちら!


Vol.5 寝床の実状①

というテーマをお届けしたいと思います。

ではまた!

Have a nice day!by路上より。

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