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Vol.11 路上生活者の働き方口について④~空き缶拾いと芸術家編~|路上生活マガジン

先日、ダンボール手帳の仕事に行った際に変なネットワーク副業を勧められました。

相手が金の出所をすぐ答えられなかったようなので秒で断りました😀

バカすぎるw路上生活者ナメるなって笑


というわけで、本日も路上よりお届けします。

皆さんこんにちわ。

都心で路上生活をしてます村瀬テロスタンと言います。
路上生活者、いわゆるホームレスという事になります。

さぁ、今週も路上生活マガジンのお時間がやって参りました!
皆さんのフォローやスキなどのサポートが創作活動、また生きる原動力になりますので、気が向きましたらどうぞ宜しく😃✌️

というわけでテーマ『仕事』はラストの #路上生活マガジン 今週はこちら!


《みんなどうしてるの?路上生活者の働き口について、パート4》


をお送りします!




前回お話ししたスキマバイトのアプリを使用した現代的な働き方もありますが、これをやってる人は少ないでしょう↓↓↓

また、手配師絡みで内容と見合ってない賃金のために馴れない現場に向かう↓↓

週に一度か二度のダンボール手帳の仕事か↓↓

どれをとっても我々のような人間の働き方は特殊だと思います。


それを踏まえてこの先のお話、ご覧ください!

①空き缶拾い


ビジネスとはかけ離れていますが、町の清掃業の一環と捉えてご覧いただけると(かなり無理ありますね・・・)

ちなみに、河川敷や下町に済む路上者はこれで稼いでいるとよく聞きます。

皆さんももしかしたら街中でかなり大きな空き缶の塊を積まれた自転車を見たことが一度はあるでしょう。

あの量をほぼ毎日回収しているのです💦

私も違う場所に寝泊まりする路上者仲間から話を聞いて、小遣い稼ぎ気分で始めたのですが一晩でこの量が限界でした。


高く買い取ってくれる所があまり近くないので、重さを増すために潰したりなんだりしてたというのもありますが都心は一晩頑張っても120リットルが二袋が限界でしょうか。


・夢のまで見たアルミ缶買い取り業者の存在


リサイクル業者の中でもアルミ缶のみ買取を受け付けている業者がまだ都内にも何ヵ所かありまして、皆そこに駆け込む形なんでしょうね。

もしかしたらスチール缶も分別してあれば買い取ってくれる所もあるでしょうが、基本知る限りはアルミ缶のみですね。

アルミに至っては缶のみでなくサッシも受け付けてる所もあるようですし、工事関係の知り合いから使わなくなったアルミ製品を譲って貰えれば幾らか足しになるでしょうからそういう業者は本当にありがたいですよね。

基本大きな袋に入れてあれば良しという感じの業者が多いため、わざわざ水で綺麗にしてから潰すなど手間かけなくても指定がない限りは特に言われないようですね。

・日々変動する買取価格


円やドルと同様に日に日に一キロ当たりの金額も変わってきます。

1日で10円も落ちれば困ったもんですよ。

業者によって金額は違うというのもありますが、それでも一ヶ所が低くなれば当然のように他も下がると考えて良いでしょう。

"A業者は値段下がったけどB業者は値段上がるだろう"

なんて考えを持つ人が近くにいるのですが、私はそれはないと思います。

その辺もやはり自分の目で見て確認するのが一番ですからね。

いずれ試しに確認してみますね。

・持ち込みか回収か


持ち込みでしか買取しないという業者もあれば、定期的に回収する代わりに持ち込みはダメという業者も。

どちらも同じ金額ならもちろん回収を選びたいところですよね・・・・

んで実践した結果、やはり持ち込みの方が買取金額は一キロ50円近くも差が出るようです。

※回収は近くだと週に一回来るか来ないかという状態なのでいつも回収してもらってる人に聞いた上での情報です✨

ちなみに私が何度か行った業者ではこのような結果になりました。


もし潰してる時間がなければもう数キロ上乗せできたと思うと、近場で回収の方がいいのかもと思ってしまいますね・・・

潰してた時間で集められていた重さを約3キロと仮定したら、回収であれどさすがに金額変わりますよね。

A業者(持ち込み) 225円×12キロ=2700円
B業者(回収)   180円×15キロ=2700円

予想込みで検証した結果だと同じ金額になりました💦

やはり回収業者の金額次第ということですかね。この辺は個人の判断ということで😀

②詩とか絵を売る


自分の作った作品を新宿西口出口付近中央公園周辺で見かけた事が多々あります。

今現在では工事の関係でそのような人は見かけなくなってしまいましたが、稼げてた人は少なくないでしょう。

定職に就いていない、自分の芸術で飯を食ってるまさに『芸術家という存在』が数年前から人の行き来が多い所で見れなくなりました。

作品を金にできている人、憧れますよね。


・個展などに作品を出す人も


長きにわたり代々木公園に今も住まれている路上者の人の中に芸術家がおりました。

個展を開いたり出展するなどそれだけで生計を立てられてる面から考えると、長い期間自分の作品と向き合っていたということですかね。

そういえば別の人ですがここ数ヵ月で、よく寝床の近くに個展に出すようの絵を書いている人が来ては書いている絵を見せてお捻りを貰っていくという光景を目にします。

『絵はあくまでも個展に出すから渡せない』ということらしいのですが、その場で見せるだけで金になるなんて相当な人なのでしょうね。

この人もある意味、自分の絵と常に向き合っている方の一人ということで。

③最後に


空き缶拾いはともかく、路上の芸術家というのも本当に少ないでしょう。

ホントなら1,000円くらいで売りたくてもお捻り程度の金額しかもらえないなど上手くいかない事もあるでしょうし。

多分そういう人は金銭よりも作品が出回る方が嬉しいのだ思います。

また今までの話を総じてまとめるなら、路上生活者の仕事は日雇い仕事がメインになりますかね。

まず定職に就いている人は99.9%いないでしょうから。

もし手配師に斡旋された現場が自分に合っている場所なら、監督などに話してバイトなりで採用扱いになることがあってもまれでしょう。

手配師が必ず絡んで来るでしょうからね。
彼らはそういう人間です笑


まぁ、皆さんが思っている以上に上手くやってるという事です!!


というわけで、今日はここまで!

仕事をテーマにした話は以上ですかね

次回はこちら!


来週は路上者の飯事情について話したいと思います。

それではまた!

Have a nice day! by 路上より。


朝焼けのワシントンホテル

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