海にも新聞を届けてくれませんか
僕が船の仕事から陸に帰ってきて好きな音、
それは、あの新聞を届けるバイクが走る音。
海の生活では、インターネットの利用も貴重なものとして制限されているから、
中々、陸で何が起きているのかを理解できていない。
だから、6ヶ月の勤務を終えて母国に帰ると、
瞬時にしてありとあらゆる情報にリバイスがかけられて、驚く。
「この制度、何?」
「え、あの人とあの人が結婚したの?」
最初の数日で過ぎ去った6ヶ月に関する情報でパンクしそうになる。
6ヶ月、あなたが携帯をずっと消していたら、
再び電源をつけたその日には、
あなたもきっとその情報の量に圧倒されるでしょ笑。
だからね、今日はこういうタイトルにしたんだ。
「海にも新聞を届けてくれませんか」ってね。
自分たちが生きている社会の情報を受け取ることは本当に大切。
情報を送る人がいるということは、
それを受け取る人もいるということ。
あなたにだけ情報が届かない、
そんな海のような環境は
時として、孤独を感じるよ。
さて、もうすぐあなたの家にも新聞が届く。
今日の新聞には何が書いてあるだろうか。
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