五条むい

フリーランスライター|ソフトウェア技術者|シリコンバレーにおける先端動向リサーチ|IT…

五条むい

フリーランスライター|ソフトウェア技術者|シリコンバレーにおける先端動向リサーチ|ITベンチャー投資|ビジネスモデル×先端IT|丁寧なリサーチとライティングでご評価を頂いています。 ポートフォリオ:https://note.com/muigojyo/n/n77ae371f58ed

最近の記事

ライターが「やりがい搾取」を感じるとき

クラウドソーシングでデビューした直後のことです。右も左もわからないボクは、ただ案件を受注したい気持ちに押されて、1000文字2000円の案件を受注しました。文字単価2円の計算なので、当時のボクにはまごうことなき神案件でした。 でも現実は長文のマニュアルと複雑なWordPressのテンプレートを渡されて、あちらこちらを修正したり、画像を切り貼りしたり、Google Mapからの地図情報を貼り付けたり...... たしかに文字数でカウントすれば1000文字なのですが、その100

    • 新しい記事を書くってなんでこんなに愉しいのだろうか?

      ボクだけなんでしょうか?ボクはクラウドソーシングで案件を受注して記事を書いている時よりも、noteで記事を書いている時の方がはるかに愉しいのです。 クラウドソーシングで記事を書けば書いた分だけお金をもらえるのに、お金をもらえないnoteで記事を書いている時の方が愉しいのはなぜでしょうか。考えてみれば不思議な話です。そこでボクはこのふたつのライティングの違いを、こう考えてみました。 与えられたコトから書くこと - 誰かに与えられたお題に答える記事を書くこと。 新しいコトを

      • noteがブルーオーシャンになる理由

        つい本音が出てしまいますが、こたつ記事ライターにとってクラウドソーシングって過酷な市場だと思いませんか。収入が超低空飛行のみならず、テストライティングにさえパスしない毎日に、ゆきづまりを感じるばかりです。 自分の力量が足らないからという理由がある一方で、前回記事では、このクラウドソーシングが、レッドオーシャンになってしまう理由を書きました。レッドオーシャンとは、多くの競合がひしめきあい、激しい競争を繰り広げざるをえない市場のことです。 ただ運を天にまかせる面はありますが、

        • noteとクラウドソーシング、こたつ記事ライターがめざすべきなのはどっち?

          noteとクラウドソーシング、こたつ記事ライターがめざすべきなのはどっちでしょうか。クラウドソーシングでライター業を営み、最近、noterとしてデビューしたこたつ記事ライターのボクが、ボクの最近の悩みについて考えてみます。 CrowdWorksやLancersなどのクラウドソーシングプラットフォーム。ちょっと長いので、この記事では〈CSP〉と略称します。このCSPでボクはライターとして、クライアントワークに従事しています。CSPにおけるクライアントワークとは、業務委託契約に

        ライターが「やりがい搾取」を感じるとき

          幸せの青い鳥の原則

          橘玲が指摘する残酷なこの世界で、愉しく幸福に生きるためにはどうしたら良いのでしょうか。収入が超低空飛行に悩むこたつ記事ライターのボクは、どのようにしたら〈書く仕事で自立する〉ことができるのでしょうか。 悩ましい毎日をときめく毎日に変えるために、ボクは〈幸せの青い鳥の原則〉と呼ぶ、エフェクチュエーションの考え方を道案内にしています。 手中の鳥の原則エフェクチュエーションの5つの原則のひとつが〈手中の鳥の原則(Birds-in-Hands Principle)〉です。〈手中の

          幸せの青い鳥の原則

          目的や目標ではなくて手段からはじめた方が幸福になれる理由

          目的や目標を設定するところからはじめて、その達成に向けて努力するのが、良い子どもであり大人なのである。ボクたちはそう教えられ、そう信じて行動してきました。 運動会の徒競走では、一生懸命走って一番になった方がほめられます。良い成績で学校を卒業して、良い会社で良い給料をもらった方が幸福です。良き会社人として会社の規範に従って、業績目標達成に向けて頑張りなさい。そうすれば高い評価をもらえるから.....とか。 でもボクは未来は不確実で予測不能なのに、〈3か月で月5万円の収入目標

          目的や目標ではなくて手段からはじめた方が幸福になれる理由

          収入の不安定さをコントロールする

          フリーランスライターに限らず、フリーランサーの最大の悩みは収入が安定しないことです。特に安定した継続取引が確保できていないフリーランサーにとっては、不安で夜も眠れない問題になりがちです。副業ワーカーの方が独立を躊躇する最大の理由も、収入の不安定さへの懸念でしょう。絶望感を克服して愉しく生きたいボクにとっても、この収入の不安定さへの対処は重要な問題です。 そんなときにもエフェクチュエーションで世界の見方を180度、変えてしまいましょう。この収入の不安定さをコントロールする方法

          収入の不安定さをコントロールする

          ゆきづまり感を克服して愉しく生きる方法

          この記事で述べたことですが、いまの日本では自分の人生は自分で決める、すべてのひとが自分らしく生きることを求められるようになりました。しかし現実は、誰もが自分らしく生きられるわけではありません。むしろ自分らしく生きることが求められていることはわかっているのだけど、そうできない自分に葛藤を感じることも多いのではないでしょうか。 この記事では、文字通り絶望感に沈んでいたこたつ記事ライターのボクが、どのようにして絶望感を克服することができたのか、そして愉しくライティングに取り組む

          ゆきづまり感を克服して愉しく生きる方法

          劣等感の真実

          口に出せないことだから他人(ひと)から聞くことはないけれど、きっと誰の心にも潜んでいる劣等感。そんな劣等感の真実を知ったとき、閉塞感やゆきづまりの正体がみえてきたのです。 『知の巨人』とよばれる松岡正剛という方がいらっしゃいます。その方の著書[1]を読んだときに、ボクの心の奥底は、大きなシャベルで掘り起こされた気がしました。そして隠れていた世界を少しだけのぞけた気がしたのです。 まさかの葛藤そもそも〈劣等感と名づけられたコンプレックス〉を発明したのは、心理学者のアルフレッ

          劣等感の真実

          生成AIは神か悪魔か?芥川賞作家の神回答がツボにはまった件

          もちろんライターのボクにとっても興味深い話題です。独自の調査や取材を行わずにWebメディアからの情報収集をもとに記事を書く〈こたつ記事ライター〉。ボクもこたつ記事ライターですが、そのうちに生成AIに代替されるという気がしています。 それに大手が生成AIを使って低単価の受注をはじめたりなどの噂も聞こえてきました。いろいろ不都合な未来がみえてきましたね。 これからどう考えればいいのだろうかと悶々としていたところ、意外なところから神回答の降臨です。 AIが生成する“言葉”と人

          生成AIは神か悪魔か?芥川賞作家の神回答がツボにはまった件

          押しの経済時代のエフェクチュエーション

          ゆきづまったらエフェクチュエーション 連載第4回の目的は、第3回までの内容をコンパクトにまとめることです。アニメ版「押しの子」のシーズン2が始まったからという訳ではありませんが、タイトルを題して『押しの経済時代のエフェクチュエーション』としました。 第3回までは日本の『デジタル敗戦問題』を題材にして、いま、日本で暮らし仕事をしているボクたちが、どこかしら閉塞状況に行き詰まっているのはなぜかについて、その理由を探りました。その結果にもとづいて、この状況にゆらぎをもたらすこと

          押しの経済時代のエフェクチュエーション

          ボクたちの閉塞感にゆらぎをもたらすエフェクチュエーション

          はじめにこの連載第1回から第3回までが本論となっています。長文になったことから、第3回までの〈まとめ〉を第4回に書きました。コンパクトに全体像がみえるように要約しましたので、よろしければそちらをご覧ください。 1.新しい方法としてのエフェクチュエーション連載第3回の目的は、新しい方法としての〈エフェクチュエーション(Effectuation)〉を紹介し、その意味や意義を探っていくことです。いままでの要約は本文の最後にまとめていますので、ご参考にしていただければ幸いです。

          ボクたちの閉塞感にゆらぎをもたらすエフェクチュエーション

          デジタル庁にも注目してほしい:デジタル敗戦問題解決を先取りした千代田区役所の成功事例

          はじめにこの連載第1回から第3回までが本論となっています。長文になったことから、第3回までの〈まとめ〉を第4回に書きました。コンパクトに全体像がみえるように要約しましたので、よろしければそちらをご覧ください。 1.デジタル庁にも注目してほしい:デジタル敗戦問題解決を先取りした千代田区役所の成功事例連載第1回の結論は、〈デジタル敗戦問題=アナログ手作業問題〉の解決には、業務部門(ビジネス君)の、業務マニュアルを自分で作るプラクティスが必要というものでした。 ところが今を先立

          デジタル庁にも注目してほしい:デジタル敗戦問題解決を先取りした千代田区役所の成功事例

          日本は『デジタル敗戦国』なんですか?:連載第1回

          あらすじ日本は『デジタル敗戦国』だとの批判の声が聞こえてきます。しかしデジタル敗戦問題は、デジタルやITのせいではなく私たちのビジネスモデルを作り出す活動の停滞が招いた問題です。この連載記事におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタルやITを使った新しいビジネスモデルを作り出すことで、新しい市場や収益を生み出す活動のことです。この連載記事では米国を起点とするDXの動向が、どのようにボクたちの社会を変えてきたのかや日本の現状と比較することで問題の理解を深め、問

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          自己紹介とポートフォリオ

          おいでくださいましてありがとうございます。 フリーランスライターの五条むい(ごじょうむい)です。 このページでは私自身のことやライティングの実績を紹介させていただいております。 ぜひご覧いただければ幸いです。 自己紹介読者様のお役立ちになる、わかりやすいライティングを心がけています。 大学は工学部電子工学科を卒業後、フリーランスライターとして独立するまで、30年以上に渡りIT業界で活動しておりました。ソフトウェア開発技術者や、シリコンバレーにおける先端動向リサーチおよびIT

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