記事一覧
エフェクチュエーションの全体地図
エフェクチュエーションという〈新しい方法〉は、どんな時に役立つのでしょうか。どんな時にはじめるのがよいのでしょうか。
それはどんな時にもですが、特にゆきづまった気持ちになった時に試してみてください。なにか壁にぶつかってるのだけど、でも何をすればよいかわからなくなった時に試してみてください。きっとなにかヒントが得られると思うのです。
なぜかといえば問題とは、えてして自分自身が作り出しているからで
ライターが「やりがい搾取」を感じるとき
クラウドソーシングでデビューした直後のことです。右も左もわからないボクは、ただ案件を受注したい気持ちに押されて、1000文字2000円の案件を受注しました。文字単価2円の計算なので、当時のボクにはまごうことなき神案件でした。
でも現実は長文のマニュアルと複雑なWordPressのテンプレートを渡されて、あちらこちらを修正したり、画像を切り貼りしたり、Google Mapからの地図情報を貼り付けた
新しい記事を書くってなんでこんなに愉しいのだろうか?
ボクだけなんでしょうか?ボクはクラウドソーシングで案件を受注して記事を書いている時よりも、noteで記事を書いている時の方がはるかに愉しいのです。
クラウドソーシングで記事を書けば書いた分だけお金をもらえるのに、お金をもらえないnoteで記事を書いている時の方が愉しいのはなぜでしょうか。考えてみれば不思議な話です。そこでボクはこのふたつのライティングの違いを、こう考えてみました。
与えられたコ
noteがブルーオーシャンになる理由
つい本音が出てしまいますが、こたつ記事ライターにとってクラウドソーシングって過酷な市場だと思いませんか。収入が超低空飛行のみならず、テストライティングにさえパスしない毎日に、ゆきづまりを感じるばかりです。
自分の力量が足らないからという理由がある一方で、前回記事では、このクラウドソーシングが、レッドオーシャンになってしまう理由を書きました。レッドオーシャンとは、多くの競合がひしめきあい、激しい競
noteとクラウドソーシング、こたつ記事ライターがめざすべきなのはどっち?
noteとクラウドソーシング、こたつ記事ライターがめざすべきなのはどっちでしょうか。クラウドソーシングでライター業を営み、最近、noterとしてデビューしたこたつ記事ライターのボクが、ボクの最近の悩みについて考えてみます。
CrowdWorksやLancersなどのクラウドソーシングプラットフォーム。ちょっと長いので、この記事では〈CSP〉と略称します。このCSPでボクはライターとして、クライア
目的や目標ではなくて手段からはじめた方が幸福になれる理由
目的や目標を設定するところからはじめて、その達成に向けて努力するのが、良い子どもであり大人なのである。ボクたちはそう教えられ、そう信じて行動してきました。
運動会の徒競走では、一生懸命走って一番になった方がほめられます。良い成績で学校を卒業して、良い会社で良い給料をもらった方が幸福です。良き会社人として会社の規範に従って、業績目標達成に向けて頑張りなさい。そうすれば高い評価をもらえるから....
収入の不安定さをコントロールする
フリーランスライターに限らず、フリーランサーの最大の悩みは収入が安定しないことです。特に安定した継続取引が確保できていないフリーランサーにとっては、不安で夜も眠れない問題になりがちです。副業ワーカーの方が独立を躊躇する最大の理由も、収入の不安定さへの懸念でしょう。絶望感を克服して愉しく生きたいボクにとっても、この収入の不安定さへの対処は重要な問題です。
そんなときにもエフェクチュエーションで世界
ゆきづまり感を克服して愉しく生きる方法
この記事で述べたことですが、いまの日本では自分の人生は自分で決める、すべてのひとが自分らしく生きることを求められるようになりました。しかし現実は、誰もが自分らしく生きられるわけではありません。むしろ自分らしく生きることが求められていることはわかっているのだけど、そうできない自分に葛藤を感じることも多いのではないでしょうか。
この記事では、文字通り絶望感に沈んでいたこたつ記事ライターのボクが、ど
生成AIは神か悪魔か?芥川賞作家の神回答がツボにはまった件
もちろんライターのボクにとっても興味深い話題です。独自の調査や取材を行わずにWebメディアからの情報収集をもとに記事を書く〈こたつ記事ライター〉。ボクもこたつ記事ライターですが、そのうちに生成AIに代替されるという気がしています。
それに大手が生成AIを使って低単価の受注をはじめたりなどの噂も聞こえてきました。いろいろ不都合な未来がみえてきましたね。
これからどう考えればいいのだろうかと悶々と
押しの経済時代のエフェクチュエーション
ゆきづまったらエフェクチュエーション
連載第4回の目的は、第3回までの内容をコンパクトにまとめることです。アニメ版「押しの子」のシーズン2が始まったからという訳ではありませんが、タイトルを題して『押しの経済時代のエフェクチュエーション』としました。
第3回までは日本の『デジタル敗戦問題』を題材にして、いま、日本で暮らし仕事をしているボクたちが、どこかしら閉塞状況に行き詰まっているのはなぜかにつ
ボクたちの閉塞感にゆらぎをもたらすエフェクチュエーション
はじめにこの連載第1回から第3回までが本論となっています。長文になったことから、第3回までの〈まとめ〉を第4回に書きました。コンパクトに全体像がみえるように要約しましたので、よろしければそちらをご覧ください。
1.新しい方法としてのエフェクチュエーション連載第3回の目的は、新しい方法としての〈エフェクチュエーション(Effectuation)〉を紹介し、その意味や意義を探っていくことです。いまま
デジタル庁にも注目してほしい:デジタル敗戦問題解決を先取りした千代田区役所の成功事例
はじめにこの連載第1回から第3回までが本論となっています。長文になったことから、第3回までの〈まとめ〉を第4回に書きました。コンパクトに全体像がみえるように要約しましたので、よろしければそちらをご覧ください。
1.デジタル庁にも注目してほしい:デジタル敗戦問題解決を先取りした千代田区役所の成功事例連載第1回の結論は、〈デジタル敗戦問題=アナログ手作業問題〉の解決には、業務部門(ビジネス君)の、業
日本は『デジタル敗戦国』なんですか?:連載第1回
あらすじ日本は『デジタル敗戦国』だとの批判の声が聞こえてきます。しかしデジタル敗戦問題は、デジタルやITのせいではなく私たちのビジネスモデルを作り出す活動の停滞が招いた問題です。この連載記事におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタルやITを使った新しいビジネスモデルを作り出すことで、新しい市場や収益を生み出す活動のことです。この連載記事では米国を起点とするDXの動向が、どのよう
もっとみる