ミチコタキ

映画館でみた映画のあらすじと感想を書きます。

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最近の記事

ブラット・トレイン

ブラット・トレイン 監督/デビッド・リーチ 脚本/ザック・オルケウィッツ 126分 感想 伊坂幸太郎、まさかのハリウッドでの映像化は良なのかそれとも・・。 予告編ではその気配はなかったはずで、それが予想外の好評の声を聞いて期待して映画館へ。 ちょうどいい貫禄とゆるみが出てきているブラット・ピット、悪運の殺し屋がいい感じ。出てきたハシからバンバン死ぬ登場人物達は、原作から個性とかわいげが増していい感じ。真田広之はみんなの期待通りの日本ヤクザがいい感じ。アクション、設定含め一流

    • 【トップガン・マーヴェリック】 異世界ファンタジーを作り出すトム・クルーズ

      感想 オープニングから最高な始まりで気持ち高まります。トップガンの続編やるらしいと聞いてから、期待だけが膨らんで待ちわびていた観客を、こんなにも楽しませてくれるなんてことがあるんですね。前作オマージュの映像や音楽。もうお腹いっぱいなのに、まだおかわりが出てくる空中アクション。映画館を楽しむ映画、エンターテインメントだった。 どんなしぐさもどんなシチュエーションも、トムはすべてを受け入れる。海辺でのアメフトも、ポルシェ横で恋人と寄り添うトムも永遠ファンタジー。 新恋人がジェ

      • 【シン・ウルトラマン】 いろんな誰かの夢と懐かしがある。

        シン・ウルトラマン監督/樋口真嗣企画・脚本/庵野秀明112分 感想 待ちわびていた話題作「シン」シリーズ第2弾。期待高まり以上の楽しさ! CGウルトラマンはスマートでヌメヌメしててかっこいいし、飛び上がり方も、空中での姿勢も本気で速そうに感じて迫力あるし、最高でした。 情報抑え気味で挑んだ事もあって、出演者クレジットにも驚き。ウルトラマンの声が高橋一生だった事、まったく気付きませんでした。一瞬映る有名人も大勢いるし、冒頭の数分間が怒涛の速さで進んで追いきれなかったから、もう

        • 【サマーフィルムにのって】 こんなあだ名がほしかった

          サマーフィルムにのって監督/松本壮史脚本/三浦直之・松本壮史97分 感想 最高よかった。最初から最後までずっと楽しいが続く映画。 なによりも、ハダシとビート板とブルーハワイとダディボーイ。今までこんな最高のあだ名の仲間たちがいたでしょうか。たぶんいたでしょうけど、それらの中でも最高ランクのはずです。脚本の三浦直之さんが主催する劇団ロロではよくあだ名を使っていると、監督とのインタビューにありましたが、最高の役名です。 スイングガールズとウォーターボーイズな、時をかける少女のS

        ブラット・トレイン

          【コーダ あいのうた】 タイトルの良さに感動を確信。

          コーダ あいのうた監督・脚本/シアン・ヘダー112分 感想 おどろいたのがフランス版とまったく一緒だった事。畜産業が漁業になり、弟が兄になっている設定以外はすべて同じ。もちろんそれはフランス版よりも良くなっていて、耳が聞こえないことで起こる切実な問題は漁業ならではとなり、ルビーが家族に寄り添う必要さが増している。設定が兄になっていた事により安心の展開。フランス版はさすがに衝撃的すぎた、兄でよかった。 ルビーが歌う曲が聞き覚えのある曲ばかりなのも、耳心地良く最高でした。 なに

          【コーダ あいのうた】 タイトルの良さに感動を確信。

          【ナイトメア・アリー] とことん深い人間の業

          ナイトメア・アリー 監督/ギレルモ・デル・トロ 原作/ウィリアム・リンゼイ・グレシャム 150分 感想 雨が降っているか、雪が降っているか、もしくは夜、ずっと不穏な世界。徹底して昼間の太陽も、すがすがしい青空もなかった。酔っ払っていたり、怪我をしていたりと、どこかしらに不具合のある人達が登場して、汚れているところはとことん貧しく、豪華なところは本当にゴージャス。すべてに不穏が増して、ざわつき続けます。 誰かをだますウソをついたり、お金を騙しとったりするのは良くない。というシ

          【ナイトメア・アリー] とことん深い人間の業

          [ゴーストバスターズ/アフターライフ】 マイガール以来のキュートなカップルの誕生

          ゴーストバスターズ/アフターライフ 監督/ジェイソン・ライトマン 124分 感想 コロナ禍により延期の延期だったゴーストバスターズ、 とてもとてもとても楽しみにしていました。何しろニューヨークでゴーストバスターズが大活躍してから数十年後という公式続編で、さらに監督がゴーストバスターズ1と2の監督の息子という父子鷹も乗っかった血の濃い続編。ストーリーも祖父と孫で繋がっていくあたりが監督親子とリンクしています。 あのつなぎ姿も、あのレジェンド達も出てきて感動!マシュマロマンも、

          [ゴーストバスターズ/アフターライフ】 マイガール以来のキュートなカップルの誕生

          ドライブ・マイ・カー

          ドライブ・マイ・カー 監督・脚本/濱口竜介 原作/村上春樹 179分 リアルじゃないフィクションの魅力 世界中の映画賞を受賞している話題の映画。どうしても映画館でみたくて、上映時間が3時間に1分足りない179分を堪能しました。 監督が原作に惚れ込んで映画化を熱望、自ら脚本も手掛けた。と公式サイトにあったように、隅々までたっぷり村上春樹感。ストーリーはいつものようにリアルじゃない登場人物の不思議な話が進み、後半は展開も大きくあり、どんどん引き込まれます。長いけど。 親近感わか

          ドライブ・マイ・カー

          ONODA 一万夜を超えて

          ONODA 一万夜を超えて 監督/アルチュール・アラリ 脚本・演出/アルチュール・アラリ バンサン・ポアミロ 174分 感想 映画の内容を知るまでは、同じく30年近い潜伏をしていた、小野田さんと横井さんの違いもあいまいな知識だったのですが、本当に驚く事実ばかりの映画でした。いくらフィリビンの島とはいえ戦時中の暮らしを30年も続けるとは、信じられない事です。事実は創造を超えてたくましい。 青年期の小野田役、遠藤雄弥さんがとても素晴らしくて、のだめカンタービレの時の彼を懐かしく

          ONODA 一万夜を超えて

          ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結

          ザ•スーサイド•スクワッド ”極”悪党、集結 監督•脚本/ジェームズ•ガン 感想 あれは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3」を待ちわびていた頃、スーサイドの続編をジェームズ・ガンが監督するという朗報が!このうれしい続編の情報は、トップガンと並ぶほどです。そんな超待望作品、今回の敵は宇宙人。それもヒトデ型というコミカルでキュートなヤツ。作品内で流れる音楽も含め、まるでガーディアンズのスピンオフ作品のようで、たっぷり満たされました。 みんな大好きハーレイ・クインがかっこいい

          ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結

          ワイルド・スピード

          ワイルド・スピード ジェットブレイク 監督・脚本/ジャスティン・リン 143分 感想 シリーズ9作目にしてドムの父と弟、本物ファミリーが登場しました。 父は有名なレーサーだった、という遺伝的展開から始まって、ドムを少しゴツゴツさせたマッチョな弟も登場、髪はフサフサ。やっぱり驚きの腕の太さは、ファミリーの証です。そして若い頃のドム、顔が甘すぎて複雑な気持ちになりましたが、さわやかとこってりがいいバランス。 さらにシリーズ2度目の、実は生きていた展開でハンも登場。もうこうなった

          ワイルド・スピード

          ブラック・ウィドウ

          ブラック・ウィドウ 監督/ケイト・ショートランド 配給/ディズニー 134分 感想 開始数分から派手なアクション、世界各国を飛び回る展開、とアベンジャーズらしさ全開の盛り上がり。スカーレット・ヨハンソンの格闘とバイクシーンも、もちろんの事です。そして、何よりの喜びは、妹エレーナが「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」で、エミリー役だったステキなあの子、フローレンス・ピューだったことです。エミリー、アベンジャーズ入っちゃったよ。ホントうれしい驚き!前作からずいぶん

          ブラック・ウィドウ

          キャラクター

          キャラクター 監督/永井聡 原案/長崎尚志 脚本/長崎尚志 125分 感想 予告を見た感じの、想定してた以上だった。後半、驚きっぱなし。 菅田将暉は漫画家っぽいし、Fukaseはサイコっぽい。中村獅童もいいおじさんっぽくて、小栗旬は華ありすぎる警官です。 見終わってから確認すると、原案・脚本の長崎尚志さんは、浦沢直樹の原作を担当している方で、なるほど納得。サイコもミステリーもエンターテインメントになっていて、125分間ずっと気を抜けない時間となりました。 編集者が説明してい

          キャラクター

          青葉家のテーブル

          青葉家のテーブル 監督/松本壮史 脚本/松本壮史・遠藤泰己 104分 感想 子供たちの輝きが、眩しくて、愛らしくて、頼もしい。理想の子供たち。 中高生の夏休みって、問題が起きても、何も起きなくても、いいなー。とつくづく思います。少女と夏と市営プール。最強の組み合わせ。 「北欧暮らしの道具店」というECサイトの配信ドラマを映画化した作品。家の中は隅々までおしゃれで、お皿をたくさん使った食事は、どれもおいしそう。ていねいな暮らし。いい人しか出てこないし、理想郷のようだった。

          青葉家のテーブル

          クルエラ

          クルエラ 監督/クレイグ・ギレスピー 配給/ディズニー 134分 感想 エマ・ストーンかっこいい! 仲間たちと、お母さんも。 アニメの101匹わんちゃんはみていない。実写の101も102もみていない。でも、全然大丈夫でした。なんの知識を入れずにみても、すべて楽しい。 エステラの子供の頃が、カッコよくて!制服アレンジや、ラインストーンとか、なにかしらを付けた、ハイカットのコンバースも最高にかわいい。大人になっても、タイトでクールなルックがステキだし、クルエラのドレスもゴージャ

          地獄の花園

          地獄の花園 監督/関 和亮 脚本/バカリズム 102分 感想 バカリズムがあふれる映画。おもしろくて、皮肉があって、バカバカしくて、おもしろい。おもしろいって2回言いたい!男のヤンキーものという企画を受けて、「それではつまらないから、女の子でやりたい。」とバカリズムが自ら提案したとテレビで言ってたけど、本当に楽しい映画になってる。尊敬します。ヒーローものあるある、そのモヤモヤもすっきりしたり、蘭のヒーローあこがれの独白もよかった!!ケンカアクションも、遅めのスピードのパンチ

          地獄の花園