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ドライブ・マイ・カー

ドライブ・マイ・カー
監督・脚本/濱口竜介
原作/村上春樹
179分

リアルじゃないフィクションの魅力
世界中の映画賞を受賞している話題の映画。どうしても映画館でみたくて、上映時間が3時間に1分足りない179分を堪能しました。
監督が原作に惚れ込んで映画化を熱望、自ら脚本も手掛けた。と公式サイトにあったように、隅々までたっぷり村上春樹感。ストーリーはいつものようにリアルじゃない登場人物の不思議な話が進み、後半は展開も大きくあり、どんどん引き込まれます。長いけど。
親近感わかないし、羨ましくもない主人公と、彼の周りの人々はとても魅力的で、印象的なシーンもたくさんありました。数日たってもぼんやり思い出しているから、映画館まで出かけて良かった。
原作を読んだのが数年前で印象うすれてますが、出演者の雰囲気が良くてどの人もいつも以上にすてきでした。

広島での演劇祭の女性スタッフ役、安倍聡子さん。独特な喋り方と表情で空気感が出来上がっていて、目が離せませんでした。

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主人公の妻役の霧島れいかさん、映画「ノルウェーの森」にも出演されていているし、村上春樹の小説に出てくる女性に寄り添ってる。

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脇が甘くてうかつ、でも真理に気づいてる、かなり凶暴的、色気もある岡田将生の高槻役、歴史に刻まれるくらいよかった。

あらすじ
演出家兼役者の家福は妻の急死により感情を閉ざしてしまう。ある時広島の舞台の演出を引き受け、そこで専属ドライバーのみさきと出会う。孤独な彼女と、妻の恋人だったらしい高槻と関わる中で、自分の過去と向き合っていく。

2022.1

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