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「世間様」ってどなたでしょうか・・・?

すれ違うときに、見知らぬ人に舌打ちされたり、咳払いされると、とても不安になったり、スーパーなどでお年寄りの独り言が気になってしまう。

といったお悩みを持つクライアントさんは少なくありません。
(セラピスト業の方のクライアントさんです)

そういう、舌打ちや、咳払いや、独り言というのは、
実は、「しゃっくり」みたいなもので、
自分で制御できないくらい勝手に出てるものだから、
他者にとっては関係ない(し、どうにもできない)

とはいえ、
すれ違いざまとか、聞こえよがし、な感じがするのはそりゃ嫌よね。
「だったら人が少ないところでやってよ!」ってところですが、
小さい子供が何かにつけ「ママ見て!」「ママ見て!」て自分に注目してもらおうとするのと、大差なく。ママが近くにいないので、とりあえず攻撃はして来なそうな優しい人に向かって、やってるんですよ。

中高年に多い、彼らなりの承認欲求の一つ。
SNS世代の承認欲求とは様子が異なりますが、自分の存在を、他者の反応で確かめようと、ほぼ無自覚でやっているらしいです。

それって、他人が相手にする必要も、気にする必要もないですよね。

・・・が、いわゆる繊細さんや、真面目な人は、
「なんでもっと優しい気持ちで受け入れられないんだろう」
と自分を責めたりするのよね(涙)

「(どんだけ天使なんだろうこの方は・・・)」
と、セラピストなのに、逆にクライアントさんに心を洗われる日々ですが、
昨日たまたま試聴したYouTubeの内容(下記)となんだかリンクすることがあり、今日の仕事を始める前に書いています。

「医療コストのタブーにチャレンジ | 税金の使い道|お医者さんとスウェーデン医療のリアル」
Nord-Laboさん
https://www.youtube.com/watch?v=NWB9Gjiuj1Q

↑ とても興味深い内容で、勉強になる動画でした(感謝)
その中で、セラピストとして特に心を動かされた言葉。

「日本は主役が自分じゃない」

セラピストをしていても、同じように感じているクライアントさんによく出会います。
一概には言えないけれど、世代によってその捉え方には傾向があり、
年齢ではなく生きてきた「時代」の影響を受けていると考えています。

日本はどういうわけか「世間様」が主役。

例えば、私より上の世代は「渡る世間は鬼ばかり」だと思っていて、
同名ドラマのあのファミリーが脳内でほぼ実在している方々も多そうです。

若い世代では「ワンピース」の世界やキャラクターがほぼそれぞれの中に、実在しているのではないでしょうか?
好きなキャラクターやセリフが、自分の人生にとても大きな影響を与えているという自覚のある方も多いと思います。
(アニメや漫画の名言集っていいですよね、私も好きです^^)

「世間様って誰?」

まるで、「せけんさん」っていう絶対的存在の日本人が存在しているかのようですが、どこにもいないですよね?

この虚像(集合意識)から離れた方がいいので、
ビジネス系でも、啓蒙系でも、ヘルスケア系でも・・・
マインドフルネスや瞑想が推奨されているわけですね。

育児や仕事で自由に自分の時間が使えない時期に、何時間も瞑想するのは難しいですが。5分でも10分でもいいので、世間様という集合意識から離れることは、セラピストとしてもおすすめしたいところです。

そして、デザインの仕事で出会うクライアントさんたちが、この数年、
どんどん「世間様」から離れ、解放されていることも実感しています。

これからは「世間様」ではなく、
私たちが、私たちの言葉で、タブー視されていたようなことも、
オープンに話し合っていく時代になると思えます。
(正直もう少し遅く生まれたかったかも)

・・・

謎の世間様、せけんさんて、離れようとしても、
あれこれ脅したり、甘い言葉を囁いて、私たちが離れていかないように、
結構必死感ありますね。自らを崇拝するよう取り込んだ人を、
自分で自分の存在を確かめられないようにするあたりが特に怖い。

その状態に何十年もあった後、多くの人は働くこともなく、社会との関わりが薄くなり、これまでの自分を振り返る時間が与えられることになります。
何もしていないように見えるかもしれないそのお年寄りは、大変な心の修行の真っ最中なのかもしれません。
世間様の監視下で何十年も生きていれば、「振り返り」課題が山積みになります。

その課題を無視して、相変わらず、他人のことをあーだこーだジャッジしたり、気晴らしに他人にちょっかい出したりしていると、エンドレスでその人が望まない毎日が繰り返されます。

・・・

個人的には、老後の蓄えよりも、老後に振り返り事項を持ち越さないようにしようと思っています。重たい蓄えより軽い心身で。と、ある意味開き直ってます(資産家じゃないので、笑)

・・・

さて、動画の中で、欧米人の胃と、日本(アジア)人の「胃」が違う。
というお話にも「なるほど!」でした。
ヨーロッパで仕事をしていた時期があり、欧米食も大好きで、
そこそこ若かった頃も
「胃がもたないかも、、」と、和食を自炊してたのを思い出し、
そうよね、そもそもの作りが違うのね、と今更ですが改めて納得。

そんなこともあり、何を食べるかは別になりそうですが、
北欧のライフスタイル、学べることが多いですね。
北欧のデザインはもともと好きで、仕事でもよく関わっているのですが、
子育てや教育、働き方、自然との関わり方についてなど、
取り入れたい考え方がたくさんありそうです。

・・・

わがままとか、自分本意ではなく、
和気藹々と、自分を主役に生きる。
自然とも他者とも調和を持って暮らすのは、
本来日本人も得意だったと思うので、きっと大丈夫ですよね。

・・・
と、自身を整えるために気ままに書いている雑記note。
中年の独り言が耳障りになってないか心配ですが、
たまたま見つけて読んでくださった方、スキしてくださった方、
ありがとうございます。

何か、気持ちが楽になってもらえていたら、嬉しいです。

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