5年前に火災で焼失した那覇市の首里城正殿再建工事で屋根や軒廻りを整える作業が完了しました。平安時代から伝わる「工匠式」が行われ、建物の末永い安泰が祈願されたそうです。
こんにちは、DJムッチーです。
2019年に漏電火災で那覇市の首里城が焼失したのは記憶に新しいですね。
沖縄と日本中の人々や各界の惜しむ声が集まって、国営公園事業として首里城の復元が2022年に始まりました。
首里城正殿の再建工事では、去年の年末に建物の骨格が完成したのに続き、このほど屋根や軒廻りを整える作業が終わったそうです。
27日は、正殿の屋根や骨組みが無事完成したことを祝う「工匠式」が行われ、白や青の伝統装束に身を包んだ宮大工や関係者など合わせて80人が平安時代から続くとされる装束で儀式を披露しました。
「工匠式」は一般家屋の上棟式に相当する行事だそうで、正殿正面には祭壇が設置されて、烏帽子姿の清水建設幹部や宮大工が厳かに整列しました。
その後、棟木を屋根に引き上げる作業に由来する儀式などが古式ゆかしく執り行われたそうです。
宮大工の棟梁が「千歳棟」「万歳棟」などと発声し、かけ声に合わせて屋根の上の工匠2人が木づちで棟木を叩いて、安泰を祈念されていました。
首里城正殿は今後、瓦ぶきなどが行われ、2026年の秋に完成する予定です。
琉球王国の時代ならば、首里天加那志(国王)の姉で首里城の宗教的守護の聞得大君がミセゼル(祝詞)を謡うべきところでしょうが、日本国なので平安式になったのですね・・・
首里城は龍の城
池上詠一さんの著作「テンペスト」によると、首里城正殿には34匹の龍が施されていて、そこで眠っているそうです。龍が眠っている間は、繁栄をもたらしてくれるのですが、一旦目覚めて天を駆けると地上は荒れ狂うと言いわれています。龍という生き物は、寝ている時以外はSEXばかりをしているそうです。龍が地上で交われば木々をなぎ倒し、海は高波で荒れ、空は咆哮と轟き、大地は昼夜揺れ続けると言います。
テンペストという小説は、そんな龍をある日ふとした弾みで臣下が玉座に施された龍の目を指で付いてしまったことから、龍を目覚めさせ琉球王国を災難が襲い、知恵をもって苦闘するという面白いストーリーです。
(テレビドラマになりましたが、原作の世界観が壮大過ぎて、ドラマはイマイチでしたね・・・ドラマだけ見た人は、是非原作をお読みくださいね!)
僕は空想しています。太平洋戦争末期の沖縄戦でも、龍を目覚めさせたばっかりに、日本は悲惨な状態になってしまったのではないかと。そして再び龍たちは首里城に戻って眠りにつき、戦後の復興と成長が始まりました。
そして2019年の火災で、僕たちは再び龍を起こしてしまったのではないのかと心配は募るばかりです。この度は、龍たちは眠る場所を失ってしまっています。だから、世界中にいつまでの禍をもたらすのではないでしょうか?
2020年には感染症が世界中を震撼させ、停滞をもたらし、そして禍がおさまると戦火が始まり、終わりを迎えていません。
2026年秋に首里城正殿が完成すると、龍たちはようやく眠る場所を得て再び静かな世界が戻るかもしれません。
そんな、たわいもない空想をしてしまうのも、大雨のせいかもしれません。もう一つの理由は、琉球王国の伝統文化が印象的でいつまでも心に残っているからです。(こういうのを心で憶えるというのでしょうね・・・)
沖縄には、ビーチリゾートだけではなくて、日本とは違う琉球という国の歴史という素敵な宝物があります。
沖縄旅行をお考えでしたら、池上作品「テンペスト」「統ばる島」を読んでからお出かけください。旅行が数倍、有意義になると思います。
お買い求めは、街の本屋さんでお願いしますね!
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