見出し画像

2023年の人口動態統計によると、合計特殊出生率も出生数も過去最低だったようです。東京都は対策としてマッチングアプリを実用化するそうですよ!

こんにちは、少子高齢化には楽観的なDJムッチーです。
一昨日、厚生労働省から、2023年の人口動態統計(概数)が発表されましたね。確かめるまでもないのですが、合計特殊出生率は1.2と過去最低で、1947年並だったそうです。1947年と言えば終戦の混乱の中と同じぐらいという事で、時代が変わる局面の数字のようですね。
出生数も過去最低の72万7277人だそうで、政府推計より11年早いペースなんだそうです。
終戦後は爆発的人口増加で、昨今は真っ逆さまに落ちて行く人口。
どちらの時代も子供たちには大きな生きる力が必要な気がしますね。

出生数の減少に伴って産婦人科も減少しています

少子化は世界トレンドだから簡単には止められない

少子化の議論の中で、いつも抜けているのが世界的趨勢の分析です。人口というのは、誰かの意思が働いてでもいるように、長いスパンで増減を繰り返しています。
現在はインドを除いて世界的な少子化の時代です。僕なんかは、それならそれで腹をくくって生きていくしかないと思いますが、日本の行政はあの頃に戻したいと考えるのでしょうね。だから、施策がぶれてしまうのですよ。
(腹をくくるっていうのは、諦めるということではないですよ!)

家族社会学の権威で、「パラサイトシングル」とか「婚活」という言葉を作ったことでも知られる中央大学の山田昌弘教授によりますと、施策の手遅れも甚だしいと嘆いておられます。
政府の不見識は、「まさか、経済的理由から結婚を断念するとは思っていなかった点」と指摘しておられます。
1990年に合計特殊出生率が1.57になった時点で、このことに気が付いて手を打っていたら人口減少は、もっと緩やかになったはずとのことです。
政府の役人は、高度経済成長時代にみんなが口にした「一人口なら食べられないが、二人口なら食べられる」つまり結婚して二人になれば何とか生活できるという考え方が抜けていなかったようなんです。
だから、ほおっておいても結婚すると思っていたそうですが、なんのなんの子供を大学まで出すのに数千万円が必要などと言われると、現実的な人ほど結婚をためらうのは当然でしょうね。
(経済的理由で愛した人との結婚を躊躇う気持ちが僕にはわかりません。)
デフレを放置した民主党政権の責任は重いですね・・・デフレは、人の心もだめにするようです!

山田教授の代表的な著書です

少子化よりも結婚支援を

完結出生児数という指標をご存知でしょうか?
完結出生児数は、大雑把に結婚した女性が産んだ子供の数のことです。
この完結出生児数は1970年から2002年までが、おおよそ2.2前後でした。
2021年の調査では1.9で過去最低でした。しかし合計特殊出生率のように大きく減ってないのです。
フランスの婚外子の割合は61%なのに対して、日本の婚外子率は2.4%ですから完結出生児数は、ほぼ結婚した人のデータを反映していると言えます。
ということは日本では、第2子をもうけてもらうことが重要ですね。
公益財団法人「1more Baby(ワンモアベイビー)応援団」の23年調査では、第2子をためらう「2人目の壁」を感じる既婚者は78.6%で、過去10年で最高だったそうです。そのためには切れ目のない対策が必要になりますね。

このことから「婚姻数を増やす対策」と「第2子を躊躇しない対策」が有効であることは解りますよね!
たくさん結婚してもらって、赤ちゃんを2人以上産んでもらうのです。
ということは、少子化を止めたかったら、子育て支援に先立って結婚支援をすべきですよね。

東京都はマッチングアプリを実用化で結婚支援

18~34歳の未婚者のうち「いずれ結婚するつもり」と回答した男女は、ともに8割を超えると、国の調査結果が出ています。
そして、彼らが口をそろえて言うのが、「いい人に、出会う機会がない」というセリフです。
ならばと、東京都はマッチングアプリを実用化するそうです。
行政が行う施策ですから、信頼性があるものでなければなりません。
ゆえに、身元証明書にとどまらず、独身証明や収入証明の提出まで義務づけるそうなんです。
東京都は、2040年まで人口が増え続けるという推計があり、地方から東京へ流入する若い人々の結婚を促進することは、流入者の出身地の人口減少を補うことを担うという考えもあるようです。
昔近所にいた、お見合い写真と釣書を持ってくる、世話好きおばさんの行政版といったところでしょうか?
アウフヘーベンを口にする小池都知事らしい施策とも言えそうですね。
僕は、あまりうまく行くとは思えないのですが・・・

結婚から出産、育児まで切れ目のない対策が必要です  読売新聞より

恋をしたら愛を育みましょう!

人を好きになることはままあるでしょう、その気持ちを愛にまで育んでほしいと僕は思うのです。幸せなになることこそが一番重要です!
そうすれば、支え合って一緒に居たいと思うでしょうし、家族を増やしたいと思うようになります。
日本では結婚というスタイルが社会サービスを最も受けやすいということも理解できるでしょう。
経済的な問題が結婚の壁になっているようですが、その壁を乗り越えられる愛情を育ててほしいと思います。努力が必要ですが、必ず方法はあります。
僕は貧乏な家の育ちですから、当時は家族や親せき皆で助け合って生きていました。そして辛い時、寂しい時、家族がいることがどれだけ救いになるかを知っています。
家族はお金では買えないけれど、愛情では繋がり合えるのです。
僕がそう思うのは、その頃僕の周りは皆貧乏だったからかもしれません。
(豊かな生活をされている人達のドライな考え方は、今でも良く分りません・・・😅)

さてそれでは、今日はこの辺で失礼します。
話のネタに困ったら使ってくださいね。

皆さんからのサポート心よりお待ちしています。。。
よろしくお願いします、
スキとフォロー、コメント、とてもうれしいです。 

じゃあまたこの次
DJムッチーでした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?