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『映画感想文』 『顔のないヒトラーたち』

こんばんは。みなさん映画を観てますか?
今回は『顔のないヒトラーたち』をご紹介したいと思います。


あらすじ

ドイツ人のナチスドイツに対する歴史認識を大きく変えたとされる1963年のアウシュビッツ裁判を題材に、真実を求めて奔走する若き検事の闘いを描いたドラマ。1958年、フランクフルト。終戦から10年以上が過ぎ、西ドイツでは多くの人々が戦争の記憶を忘れかけていた。そんな折、かつてアウシュビッツ強制収容所で親衛隊員だった男が、規則に違反して教師になっていることが判明する。新米検事のヨハンは、上司の制止も顧みずジャーナリストのグルニカやユダヤ人のシモンと共に調査を開始。様々な圧力にさらされながらも、収容所を生き延びた人々の証言や実証をもとに、ナチスドイツが犯した罪を明らかにしていく。

感想・評価

「よかった点」:

  • 主人公のヨハン・ラドマン「ドイツの歴史、被害者たちのために真実を明らかにする」という大義のために行動する姿に心打たれた。

  • 元ナチ党の者たちの中に、「過去に苦しむ者」「罪を罪とも思ってない無慈悲な者」を生み出した「世界恐慌の影響」、「集団心理の恐ろしさ」に驚愕した。

  • この裁判がなかったら「アウシュウビッツ強制収容所の悲劇」が世界に知られることがなかった。

「悪かった点」:

  • 主人公自身の恋愛シーンがもう少し省いてもよいと思った。

  • 元ナチス親衛隊達が裁きを受けるシーンがあるが、被害者達が過去にどんな扱いをされてきたかを語るシーンが多かったので、もっと裁きを受けるシーンが長くてもよかった。

最後に:

現在ドイツでは過去の過ちを踏まえて、移民を受け入れるようにしている。
主人公のヨハン・ラドマン検事がいなければ、世界に「アウシュウビッツ強制収容所の悲劇」が知られることがなかった。
この事実を知ることができて良かった。

これからも鑑賞した映画をジャンジャン紹介していきます!
お読み頂き有難うございました!
また、次の記事でお会いしましょう!

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