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燃え尽き症候群世代~若手リーダーほど燃え尽き症候群のリスクが高い(動画付きバージョン)

1.若手リーダーほど燃え尽き症候群のリスクが高い

パンデミック後、燃え尽き症候群が世界で急増する中、特に若い世代がその影響を強く受けていることが明らかになりました。35歳以下のリーダーの70%が、1日の終わりに気力を使い果たしたと感じると回答しており、女性やマイノリティグループではさらに深刻で、そのパーセンテージは高くなっています。では、その背景には何があるのでしょうか?

若い世代ほど、小さな子供の世話をすることが多いのは明白ですが、子どもの世話が、どの年齢層においても女性の燃え尽き症候群の発生率を引き上げる一因となっています。

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35歳以下のリーダーには、「完璧を目指さなければならない」という独特のプレッシャーもあるのかもしれません。年配のリーダーと比較すると、若手リーダーは、自分の欠点を明かしたり、自分に不利になるようなことを共有したり、また弱い、あるいは無能だと思われたりするのをより恐れていることが、今回のデータから明らかになりました。

このようなストレスから、リーダーは自分自身を過度に追い込み、結果として燃え尽き症候群になってしまうことがあります。実際、このような仕事上の不安を示すリーダーは、燃え尽きたと感じる確率が1.5倍も高くなっています。マイノリティのリーダーや女性は、このプレッシャーをさらに受けやすい傾向にあります。

若手リーダーの上司は、これらの課題に対処するために、以下のような行動をとると効果的であることが明らかになりました。

• 共感的に聴き、反応する。
• 自分の失敗や欠点を真摯に認める。
• 感情的な弱さを見られることをいとわない。
• ウェルビーイングを確認し、気遣う。

このようなことに時間を投資することは、大きな影響をもたらします。上司が対人関係のスキルを効果的に発揮している場合、直属の部下は自分の失敗や欠点を受け入れる確率が1.3倍、自分の弱さを示す確率が1.8倍高くなります。一方で、上司がこれらのスキルを発揮しない場合、直属の部下が、1日の終わりに気力を使い果たしたと感じる確率は1.8倍高くなります。

また、これらの行動は、組織全体に対する認識にも影響を与えます。35歳以下のリーダーは、上司がこれらの主要な行動を示している場合、組織の経営幹部が正しいことを行っていると信じる確率が6倍高くなりました。実際、経営幹部への信頼が高いほど、燃え尽き症候群を経験する可能性は低くなっています。

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4.会社概要

会社名:株式会社マネジメントサービスセンター
創業:1966(昭和41)年9月
資本金:1億円
事業内容:人材開発コンサルティング・人材アセスメント

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