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続)四月のチューニング

大学院の課題である論文を一つ読むことができたので、今、まとめのパワーポイントを作成しています。分かったつもりでも、なかなかまとめるのには労力がいります。自分の思った論点と少しずつずれていってしまうので、調整が必要です。
さて、今日は

一週間前に書いた「四月のチューニング」のその後についてです。

なかなか大変だった四月初旬

実は、この記事を書いている時は大変でした。
昨年度まで上手くいっていた学級でしたが、
教員が半数変わり、1年生が多数入ってくるという、環境が大きく変わった時期でした。

この先生は何を考えているのだろう

と新しい同僚の考え方が分からなかったり、

何でこの子は教室から飛び出すのだろう?

ということが分からず、新1年生の子のあとを追いかける日々で憔悴していました。

既存の子どもたちもつらさを訴え、板挟みの日々

新1年生の中には、いやなことがあったときに大きな声を出してしまう子がいました。
それに対して辛さを訴える聴覚過敏の子どもたち。
どうしてあげるのが良いのだろう。
どちらの辛さも分かる分、今までいた教員として辛い日々が続きました。

新しい同僚のアイデアが窮地を救った

そんな中、新しい同僚は私よりも経験年数の多い教員でした。
子どもの反応を見て、絵カードならば情報が伝わりやすいこと、
怒っている時はマスクを外して口元を見せないと、本気の気持ちが伝わらないことなど、
子どもにどう伝えれば、こちらの気持ちが伝わるのかということに気付き、教えてくれました。

新一年生も私たちのことが分かってきた

私は私で、頑固に

「いじわるしないよ」という指導を続けてきました。
具体的には、教室を飛び出す子を追いかけるということから、少しずつ

手をつないで一緒に歩く

ということにシフトチェンジしていくかかわりをしました。
つまり、

「あなたが飛び出すのには理由があるのだね。」「それに付き合うよ。」

というスタンスで過ごしたということです。
最初は私の方から手を握っていました。少しずつ、私が手を握ることは無くなりました
子どもの方から手を握ってくれるようになったのです。
これは小さな変化ですが、大きな変容です。
子どもたちも私のことを分かってくれるようになったのだな。
という実感がわきました。

【結論】四月のチューニングは辛かった

四月、それは激動の変化でした。
正直、辛くて夜も眠りが浅くなることが多かったです。
それでも、たくさんの方の支えやアイデアで、
少しずつ調和がとれてきたような実感があります。
子どもたちが「楽しい!」と思いながら学校に来られると良いなと思いながら、チューニングの日々は続くのです。
では、またね~!

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