パレスティナに正義と平和を!ドキュメンタリー「トゥー・キッズ・ア・ディ」
パレスティナのガザ地区でハマスとイスラエルの戦争が始まっています。
ハマスがイスラエルを一斉攻撃したことで世界中の注目を集めていますが、以前からブログにも載せましたがイスラエルは何度もガザを空爆しています。
そもそもガザは「天井のない牢獄」とよばれイスラエルにより封鎖されており、ガザに住んでいるパレスティナ人はまともな生活ができていません。
まるで戦争がいきなり始まり、ハマスがいきなり攻撃し始めたかの報道です。
通常のイスラエルによるパレスティナ占拠や人々の迫害から報道してほしいです。
迫害に耐えかねたハマスが反撃すれば大きく報道し、あたかもイスラエルが被害者であるように扱うのは不当だと思います。
そもそもパレスティナの領土を侵略しているのはイスラエルなのですから。
先日BSで「トゥー・キッズ・ア・デイ(狙われる少年たちーイスラエルの抑止的治安対策)」という番組を見ました。
イスラエルが占領するヨルダン川西岸地区で、イスラエル治安当局がパレスティナの少年たちに行っている取締の様子を映したドキュメンタリーです。
2015年ヨルダン川西岸地区でパレスティナ人の少年がイスラエル兵に射殺されました。
葬儀の後に友人の少年たちがイスラエル側に小石を投げつけます。
イスラエル軍は戦車もいる重装備で、それに対する少年はまだ幼く、石を投げるだけです。
しかしその少年たちに対してイスラエル軍の兵士はなんと発砲。💀
イスラエル当局は少年を押さえつけ連行していきました。
手錠をかけられ大声で脅されながら尋問されてしまいます。
石を投げただけで刑務所に入れられるそうです。
イスラエル当局は治安を守っているだけといいますが、そもそもイスラエル軍が侵略者です。イスラエルはパレスティナ人から土地を取り上げてユダヤ人を入植させています。
入植したユダヤ人が安全に暮らすためにはパレスティナ人の抵抗を抑えなくてはなりません。
若者は抵抗運動の中心になるため、子どもを狙って捕まえることが侵略を続けるための有効な手段なのです。
パレスティナ人の子どもは13歳以下でも刑務所にいれるそうです。
早くから刑務所に入れておけばイスラエル側は安心というわけです。
パレスティナ人の子どもの将来はどうなるでしょうか。
イスラエルのこの行為は国際的にも批判され、ユニセフからは最悪の児童虐待といわれています。
先日のブログでロヒンギャ族は世界で最も迫害された民族と書きましたが、パレスティナ人も世界から見捨てられた民族です。
かつてはアラブ諸国やソ連など社会主義諸国が味方についていましたが、どんどん離脱していきました。
(今の味方はシリアやレバノンにいるヒズボラ、イランなど……)
アメリカを中心に欧米の支持を得ているイスラエルは、軍事的にも圧倒していて、ひたすらパレスティナ人を迫害しています。
(今回もアメリカやイギリス、ドイツなどはすぐに連帯の声明を発表し、それぞれ団結を表明しました。)
今回も反撃と称してパレスティナ市民を虐殺するのでしょう。
「国家テロ」とも呼べるようなイスラエルの暴力行為を止めさせ、すみやかにイスラエルは占領地から撤退してユダヤ人の入植もやめるべきです!
ところで、このドキュメンタリー番組ですが、イギリスBBCの制作かと思ったら、イスラエルの制作でした。
自分の国の占領、治安対策にも批判的な番組を作れるとはイスラエルはそこそこ民主的な国なのかも?と思いました。
それならなおのことパレスティナ人の人権にも目を向けてほしいものです。
執筆者、ゆこりん
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