今週の選挙(2023 7.23投票)

2023年7月19日 20:21

　今週は3件が無投票で15件の選挙が行われます。コチラで紹介するのは最大10件と決めているので(能力的にコレが限界)、紹介できない選挙がある点は御了承いただきたく存じます。
　※なお、三田市長選、三田市議補選については、現地で取材している「選挙ウォッチャーちだい」さんの配信や記事を見て下さい。

◎岩手県・二戸市議会議員選挙(定数18/20人)

　現職14人、新人6人が立候補し、政党別では公明が1人、共産が2人立てています。　この町は2020年に、

議長が青少年健全育成条例違反で逮捕されたというコトが有ったようです(同年に辞職し2022年に補選実施。 2021年に執行猶予付きの有罪判決が出る)。
　共産はともに5期目を目指す現職が2人出馬。 (前回は無投票で)前々回は1位と6位なので今回も安泰、、、かどうかは結果を見ないと分かりません。選挙公報を見る限りは他に弱い候補がいそうですが、さてどうなりますか。

◎岩手県・滝沢市議会議員選挙(定数20/23人)

　現職17人、元職1人、新人5人立候補し、政党別では自民が3人、立憲が1人、公明が2人、共産が2人、国民民主が1人立てています。　ココは昨年11月に市長選が行われ、

小沢一郎系の現職が自民系の新人に敗れました。小沢氏の退潮は自治体の選挙でも見られるのです。　市長選に勝利した自民はその勢いに乗って市が誕生した2014年から初めて公認候補(現職1人、新人2人)を立ててきました。現職が所属している会派「滝政会」は現在4人。そこから増やすコトが出来るでしょうか。
　一方立憲は5期目を目指す現職が1人。前回は初めて立憲公認を得たコトが追い風になったかトップ当選を果たしていますが、そこから今回はどう票が動くか注目です。また立憲公認議員が所属している会派「新志会」は現在2人。もう一人も立候補していますが議席を維持できるかどうか。
　また、国民民主の現職が所属している会派「滝沢市民クラブ」は現在3人。うち1人が今期限りで引退したので2議席は絶対確保したいところです。
　そして共産。前回(定数20/22人)は10位と18位だった現職が出ていますが、2議席維持できるかどうか。最近の選挙を見ると、この構図で1人落選したという結果を何度か見ていますが、果たして。

◎岩手県・雫石町議選(定数16/19人)

　現職15人、元職1人、新人3人立候補し、政党別では共産が1人立てています。　この町は2018年に、

　「有権者が政治に関心を持ってほしい」ために立候補しポスターに顔写真無し＆公報未掲載の候補が一騎打ちを制して当選。しかも無効票が全体の3割を超えたというとんでもない選挙が有った町です(この議員は1期限りで引退)。
　見どころは共産候補の行方というコトになるでしょうが、前回6位だった現職が今回何位になるか。今期までいた社民党公認議員が引退し後任が出ていないので、社民議員が前回獲得した380票をどれだけ取り込めるかがカギになる気がします。

◎宮城県・白石市議選(定数16/19人)

　現職14人、新人5人が立候補し、政党別では公明共産が1人ずつ立てています。
　現職候補に40代が1人(共産)、新人候補に30代が2人、40代が1人出ており、彼らが票を伸ばすのか、はたまた票を喰い合うのか。その結果に注目したいです。
　また、前回最下位当選で今回は「脱市長派議員」を堂々と掲げている候補が当選するかどうかも気になります(厳しいように見えますが･･･)。

◎山形県・東根市議選(定数18/19人)

　現職13人、新人6人立候補し、政党別では自民、公明、共産が1人ずつ立てています。
　この市は市議選は毎回行われているようですが市長選は昨年行われたものが32年ぶりの選挙だったという市です。
　自民党公認候補は昨年の補選で初当選した、鈴木憲和衆院議員の秘書。今回は自民公認を得てどれだけの票を獲得できるかが気になります。
　そして共産候補は前回13位。 “定数プラス1” の選挙なので今回も大丈夫だと思いますが、どうなるでしょうか。

◎福島県・平田村長選

　5期目を目指す現職と会社役員の新人の一騎打ちです。　が、ともに70代中盤。若い候補出てきてちょうだいよ・・・
　情報があまり見つからないので、以上とさせて下さい。

◎新潟県・関川村議選(定数10/12人)

　現職7人、新人5人が立候補。
　今回含め(調べられる限りの)5回に渡り公明も共産も候補を立てていない “無風” の村に今回候補を立ててきたのが、参政党です。いいトコ狙ってきますね。　最年少候補であり唯一の党公認候補のため有利に働く可能性が有れば、ずっと無所属でまわしてきた村議に入ってきた “異物” を排除しようという動きが出る可能性もあり、どういう結果になろうとそれを以て参政党の現状を表す指標にはならないと私は見ています。

◎香川県・琴平町議選(定数10/11人)

　現職8人、元職1人、新人2人が立候補し、政党別では国民民主が1人出しています。　香川県は玉木代表の地元なので負けられない戦いでしょうし、どれだけ票を獲るかが注目です。
　なお、共産党は4期務めた現職が今期限りで引退。恐らく後継が見つからなかったのでしょう、今回は候補を立てていません。共産は昨今、支持者の高齢化問題が危惧されていますが当然候補の高齢化問題も有り、いよいよ戦わずして議席を失う事態に追い込まれたようです・・・

◎佐賀県・太良町議選(定数11/12人)

　現職8人、新人4人が立候補し、党派別では政治団体1人立てています。

　さて、この政治団体は「市民をつなぐ党」といいます。
　もしこの名前だけ見て「ピン！」と来た方がいましたらその方は同団体を支持する方、もしくは “陰謀論ウォッチャー” でしょう。
　「市民をつなぐ党」は会員数が1万人を超える(らしい)「市民がつくる政治の会」を支持母体とする団体で、4月の統一地方選では1都1道2県に6候補立てて1人当選させています。
　で、「市民がつくる政治の会」は2018年に出来た団体で代表が、

内海聡

　ハイ、反ワク＆反マスクでお馴染みの方です。そして同団体は2017年までは別の名前でした。それが、

「日本母親連盟」

　です。この名前が出ればイロイロ繋がってくる方も多いでしょう。どうりで会員が1万人もいるワケだ。
　私は反ワクでも反マスクでもありません。ワクチン接種を5回受けていて現在もマスクを使っています。ただ一方でワクチンやマスクを全肯定しているとも言えず、後遺症のコトや現在の新型コロナウイルスに対する適応性を考えると6回目の接種を躊躇している現状で、マスクも国が「外して良し！」という指標を示している中で着用していない人を批判するのも違うかなぁと思っています。
　ただ、この団体の代表で、且つ医師である人が、