松田佳之

福岡県在住。妻が1人、子どもが2人います。 林業と写真をやっています。 家族と山と写真…

松田佳之

福岡県在住。妻が1人、子どもが2人います。 林業と写真をやっています。 家族と山と写真を愛しています。

マガジン

  • 「流れる時間。」

    2023年11月23日から25日にかけて、 福岡県久留米市に在るholmというカフェで自身初の写真展を開催しました。 その時の写真や言葉をマガジンにしています。

記事一覧

固定された記事

写真展「流れる時間。」

数日前に3日間という短い期間で初めての写真展を開催した。 都合がつかず、写真展に足を運べなかった友人たちに向けて、 本noteで展示をまとめたいと思う。 正直に話すと…

松田佳之
7か月前
50

それで、そう、雨の日が好きだ。

昨日今日と山に入って仕事をした。 あぁ、自分がやっていたことはこれなんだ。これこれ〜。と思いながら仕事をした。カラダを動かさないからアタマが動かないんだ。と思う…

松田佳之
3日前
7

家族が居ない家でみる6月の写真。

仕事に復帰するために家族よりひと足さきに自宅へ帰ってきている。2週間くらい、家族と離れた日を過ごす。 今日で、娘の新生児期が終わった。本当にあっという間だ。その…

松田佳之
5日前
11

宜しければ、Instagramのフォローも宜しくお願い申し上げます。

https://www.instagram.com/mountnear_film/

松田佳之
9日前
3

全力で脱力。

6月中は、子育てのために仕事を休んで長崎県にいる。 役割としては、もっぱら長男である梛さんと過ごすこと。 きょうは、梛さんとふたりで恐竜に会いに行った。どういうわ…

松田佳之
2週間前
10

月の半分。

6月中は、育児のために仕事を休んでいる。 すでにその半分を過ぎようとしている。身体が完全に怠けきっているので今日の朝、筋トレをした。梅雨の山仕事を経験せずに途端に…

松田佳之
2週間前
4

初めて娘と会った日から数日。

娘が産まれて1週間が経った。 産まれた次の日に息子は初めて娘と会った。 当日は妻と娘が入院していた産院へ保育園の帰りに立ち寄ったんだけど、そこへ向かう途中で眠っ…

松田佳之
3週間前
35

数日前に娘が産まれた。

数日前に娘が産まれた。 出産に立ち会うことができたことが素直に嬉しい。 息子と娘が寝ている隣で書いている。 長男が産まれた2022年は、まだコロナ禍で出産に立ち会う…

松田佳之
4週間前
19

5月に撮った写真

山の麓から平野部へ段々と田んぼが潤い、ツバメたちが軒下に泥や草を運ぶ。山仕事の合間に沢の中に入るとカニが顔を出す。公園には露店が一軒、かき氷を売っている。朝のニ…

松田佳之
1か月前
18

細かい年輪幅。

ここ数日、目覚ましをかけた時間に起きれないことが続いている。そしてひさしぶりに起きることができた。 仕事から帰ってくるのが夕方の6時から7時の間、それから家族で食…

松田佳之
1か月前
8

クヨクヨ期の父とヤルヤル期の息子

書くことができないと思っていても、書き始めたらそれができることが往々にしてある。書くまでは、いやぁ、今日もかけることがないなぁと思っていても、書き出したら止まら…

松田佳之
1か月前
11

楽しみを構成するほんの一部。

撮った写真を見返していると、あることに気づいた。その写真をいくつか。 何か共通点があることに撮った本人がようやく気づいた。撮っている全てではないんだけれど、意識…

松田佳之
1か月前
14

同じ列車に3回。

「ひとつのことを繰り返す。」というのは、単純そうに見えて僕にとってそれは難しいことの一つ。興味が湧けば、あれもいい。これもいい。と手を出してしまいそうになる。 …

松田佳之
1か月前
13

後の人生に大きく影響を及ぼすもの。

いつも頼んでいる現像所から写真が返ってきた。デジタルで撮るのも、フィルムで撮るのもどちらも好きだ。 フィルムで撮っていて良かったな。と思うことは、データをプリン…

松田佳之
2か月前
29

ランチに行った2人。

週末は、友人夫婦と会って話した。 2時間の人生をかけて、会いにきてくれることがただただ嬉しい。この日は雨だった。 ランチの後に立ち寄ったケーキ屋には、枯れた枝がデ…

松田佳之
2か月前
4

行き当たりばったりなのがいい。

先週末は、家族で旅館を楽しむために佐賀の嬉野へ。 6月に出産を控える妻の希望で、ひたすら旅館でぐったりする1日を過ごしたいということで、宿を予約していた。 正直な…

松田佳之
2か月前
21
固定された記事

写真展「流れる時間。」

数日前に3日間という短い期間で初めての写真展を開催した。 都合がつかず、写真展に足を運べなかった友人たちに向けて、 本noteで展示をまとめたいと思う。 正直に話すと、展示内容を有料にしようかとか、そもそも載せないでおこうかとか、色々と迷ったけれど、初の写真展ができてよかったね。で終わらせたくはないので、ここできちんとまとめておこうと思う。 無料にしたワケは、有料にしたところで僕の懐にしかそのお金は流れ込まず、いや入ってくる保証もないけど。展示を快く受け入れてくれたho

それで、そう、雨の日が好きだ。

昨日今日と山に入って仕事をした。 あぁ、自分がやっていたことはこれなんだ。これこれ〜。と思いながら仕事をした。カラダを動かさないからアタマが動かないんだ。と思うくらい草刈機のレバーを握って刃を回しているうちに、頭の中もスロットルしていた。 ぼくが山の仕事が好きなのは自分と話す時間がたくさんあるからだと思う。何人かで仕事に入ったとしても、草刈中は休憩中を除いて人と話さない。近いと人を斬ることになるから半径3m位は確実に離れている。平坦な場所はほぼないから足元に神経を使い、刃が

家族が居ない家でみる6月の写真。

仕事に復帰するために家族よりひと足さきに自宅へ帰ってきている。2週間くらい、家族と離れた日を過ごす。 今日で、娘の新生児期が終わった。本当にあっという間だ。そのあっという間のおよそ1ヶ月間を同じ空間で過ごせたことは、こんなにも尊いものなのか。と家族が居ない家でおもう。まぁ、下の階に行けば実の父母がいるわけなんですが。はい、書いている今はひとりで書いているので今この瞬間だけはそういうことにさせていただきたく。 妻の実家がある長崎から自宅のある福岡に戻った次の日、家の外で遊ん

宜しければ、Instagramのフォローも宜しくお願い申し上げます。 https://www.instagram.com/mountnear_film/

全力で脱力。

6月中は、子育てのために仕事を休んで長崎県にいる。 役割としては、もっぱら長男である梛さんと過ごすこと。 きょうは、梛さんとふたりで恐竜に会いに行った。どういうわけか1匹を除いてだいたいの恐竜は骨になっていた。 その博物館は、クルマで1時間あれば行けるところにあるんだけど、ナビをせずにこっちだろうと左折をしてみたらあらぬ方向に行ってしまって2時間かけてようやくついた。あの時、戻っていればもう少しはやく行けたのに。ということがよくある。 道中、山道をくだったりまがったりくね

月の半分。

6月中は、育児のために仕事を休んでいる。 すでにその半分を過ぎようとしている。身体が完全に怠けきっているので今日の朝、筋トレをした。梅雨の山仕事を経験せずに途端に真夏の仕事をすることに恐怖を感じている。出産の日に撮った写真を含むネガを現像に出した。昨年の11月の写真展でお世話になったカフェ『holm』に飾らせてもらう写真を入れ替えるための準備も少しだけ進んだ。育児の合間に新たにウッドカービングを始めた。頼んだナイフは届いた時点で刃こぼれしていた。山仕事に関わる試験があった。そ

初めて娘と会った日から数日。

娘が産まれて1週間が経った。 産まれた次の日に息子は初めて娘と会った。 当日は妻と娘が入院していた産院へ保育園の帰りに立ち寄ったんだけど、そこへ向かう途中で眠ってしまって会えずじまいだった。 翌日、ふたりは初めて会うことができた。息子には、産まれること、産まれたことはすでに伝えていたからすっかり家族が増えることを楽しみにしてくれていた。 部屋の扉を開けると、目の前には妻がいた。だけど、真っ先に向かった先は妻ではなく娘の方だった。 娘を抱っこする息子は、本当に嬉しそうな表

数日前に娘が産まれた。

数日前に娘が産まれた。 出産に立ち会うことができたことが素直に嬉しい。 息子と娘が寝ている隣で書いている。 長男が産まれた2022年は、まだコロナ禍で出産に立ち会うことができなかった。里帰り出産で妻と僕は離れた場所にいて、電話でやりとりをするも、生まれる瞬間に僕は寝落ちしていた。これには自分自身にしっかり目にがっかりしたのだけれど、それでも息子はぐんぐん成長している。 妻が娘を妊娠してから、息子は数々のガマンを強いられている。妻に抱っこして欲しいときも仕方なしに僕の腕の

5月に撮った写真

山の麓から平野部へ段々と田んぼが潤い、ツバメたちが軒下に泥や草を運ぶ。山仕事の合間に沢の中に入るとカニが顔を出す。公園には露店が一軒、かき氷を売っている。朝のニュースでは気温が30℃を超えると耳にする。もうすぐ2人目の子が産まれる。産まれた月日を足したり引いたりすると、3という数字がつく人が家族に多く、書いている今日か、28日にポンと出てくるのではないかと盛り上がった。5月は遠くへでかけることができなかった。 目にしたこと、食べたもの、耳にした音、手に取った感触、鼻を通る香

細かい年輪幅。

ここ数日、目覚ましをかけた時間に起きれないことが続いている。そしてひさしぶりに起きることができた。 仕事から帰ってくるのが夕方の6時から7時の間、それから家族で食事を済ませて寝室に入るのが夜の9時半ごろで、子どもの絵本を読んだり、僕が読みたい本を読んで寝入るのが10時ごろ。 それで目覚ましをかけている時間というのが、4時。何かを生み出す時間を確保したくてこの時間に起きるという目標を立てた。はずだった。 夜の時間を諦めて、このタイムスケジュールを組んでいるんだけれど、今週

クヨクヨ期の父とヤルヤル期の息子

書くことができないと思っていても、書き始めたらそれができることが往々にしてある。書くまでは、いやぁ、今日もかけることがないなぁと思っていても、書き出したら止まらないことがある。いやぁ、書き出してもやっぱりどうしょうなくつまらないなぁ。と自分で自分を否定してしまう時の落差もあるのだけれど、その話を面白いか判断するのは、「SNSの先にいるどなたか」なので、自分でそれを判断しなくて良い楽さというものがある。 しかも、ここではおいそれと自分の内面性を両手をあげて差し出して共感を得る

楽しみを構成するほんの一部。

撮った写真を見返していると、あることに気づいた。その写真をいくつか。 何か共通点があることに撮った本人がようやく気づいた。撮っている全てではないんだけれど、意識の集合体としてその点群を見つけた。 いや、薄々もしかしたら、そうかも。と感じていたのだけれど、この際言葉にしておこうとおもう。どの際というと、思いついた今この際だ。 僕は、林業をしている。仕事として山をみている。林業という言葉よりも山仕事という方が良いなとおもうので、なんの仕事をしているの?と聞かれると、山仕事を

同じ列車に3回。

「ひとつのことを繰り返す。」というのは、単純そうに見えて僕にとってそれは難しいことの一つ。興味が湧けば、あれもいい。これもいい。と手を出してしまいそうになる。 先日は、兄家族が県外から帰省していたので、一緒に幼い子供向けのテーマパークへ出かけた。十数年ぶりにそこへ訪れてみると、観客数はゴールデンウィークの恩恵をしっかり受けていた。 園内に置いてある自動販売機は、まだお昼を過ぎていないというのにそのほとんどに売り切れの赤い文字がいくつも表示されていた。 テーマパークという

後の人生に大きく影響を及ぼすもの。

いつも頼んでいる現像所から写真が返ってきた。デジタルで撮るのも、フィルムで撮るのもどちらも好きだ。 フィルムで撮っていて良かったな。と思うことは、データをプリントして頂けることと写真ができるまでのプロセスに他の人と接する機会が生まれることだ。 いや、デジタルでも人と接する機会を生み出すことは可能だと思うし、フィルムにしても現像からプリントまでを自分1人ですることも可能だけれど、今の僕にその技術はない。 プリントして頂けるというのは、アルバムにする一役を担ってもらえる。と

ランチに行った2人。

週末は、友人夫婦と会って話した。 2時間の人生をかけて、会いにきてくれることがただただ嬉しい。この日は雨だった。 ランチの後に立ち寄ったケーキ屋には、枯れた枝がディスプレイされていた。普段、山で目にする枯れ枝とは違って落ち着いた空間を装飾していた。道具や物はその立ち位置で雰囲気がガラリと変わって面白い。 友人と話している最中、息子はあらゆる場所を冒険の種にしていてた。机の下、荷物おきのカゴの中、家具屋さん、ケーキ屋の窓際、点字ブロックの上、水たまり、 大人になると、目を

行き当たりばったりなのがいい。

先週末は、家族で旅館を楽しむために佐賀の嬉野へ。 6月に出産を控える妻の希望で、ひたすら旅館でぐったりする1日を過ごしたいということで、宿を予約していた。 正直なところ、料理を除いた他は残念な品質だったのだけれど、 それでもある場所で家族で過ごした。という時間は何事にも変えがたい。 どんな体験をするにしてもいいところだけを見ていると、その悪いと思った自分を否定することに繋がるかもしれないと思い込んで、こんなことを言っている。 次に宿に泊まる時は、相応の宿か諦めてチェーン店