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【週間】(04/01 ~ 04/05)週の日本株市場/次週の注目



【軽いまとめ】今週の相場の要点


先週分はこちら。


--- 04/01 (月)
朝note/夕方note --- 
イースター連休により先週の金曜日の米国市場は休場。その中でPCE(個人消費支出)の発表があり、その中で注目されたPCE物価は市場予想並みだった。
無事このイベントを通過したため、日本株は出だしこそプラスだったものの、期初の益出し売りに押される形で大幅安。前四半期(1-3月)で好調な業種ほど下落が目立った。📌

--- 04/02 (火) 朝note/夕方note --- 
連休明けの米国株は下落が目立った。金曜日のPCE物価は無事通過も、事前の株高もあって警戒心が薄かった分、好感する動きも限定的。
むしろ重要だったのは3月ISM製造業景気指数で、予想以上に強い内容だったことを受けて6月利下げ期待が若干後退。
日本株は前日の売りからの買い戻しの勢いもあってか日経平均株価は朝こそ堅調だったが、上げ幅を縮めていき、後場にはマイナス圏に転じる。小幅高だったものの、TOPIXは続落。
グロース250指数は益出しとは無関係も、新興株全体の需給の大きな悪化を受けてか3%近い大幅安

--- 04/03 (水) 朝note/夕方note --- 
火曜日の米国株は大幅安で続落。
前日の米長期金利上昇の流れが続いたことが相場の主な重しとなった。
日本株は大きく下げて始まるも下げ渋る動きを大きくする朝となった。
連日の値下がりだらけとは違い、反発する銘柄も多かったが、寄与の大きい大型株の下げが指数の見た目を悪くした。
短期投資家人気のあった銘柄の多くが引き続き需給を悪くし、グロース250指数は大幅続落📌を続けた。

--- 04/04 (木) 朝note/夕方note --- 
水曜日の米国株はまちまち。
ADP雇用統計が上振れて米長期金利が一時大きく上昇するも、ISM非製造業景気指数が思ったよりも強くなく、長期金利を落ち着かせた。
S&P500、NASDAQ総合などは反発するも、NYダウは構成銘柄にいくつか個別材料で下落するものが目立って続落。
日本株は先物から反発ムード。踏み上げる形で大幅上昇の朝にはなるも、終盤は上げ幅を縮小。📌
節目や25日線を保てずに割り込んだ日経平均より、TOPIXの方が安定感のある上昇に。

--- 04/05 (金) 朝note/夕方note --- 
木曜日の米国市場は反発ムードで開始。
しかし場中にミネアポリス連銀のカシュカリ総裁によるタカ派発言が出たり、中東情勢への警戒から原油価格が急騰したりしたタイミングで、金融市場はリスク回避の流れを突然強め始める。📌
堅調だった株価はマイナス圏へ転じ、米長期金利はカシュカリ総裁発言があったにも関わらず下落へ(安全資産の国債買い)。
日本株も朝から米国株の弱さを受けて大きく下がる。特に前日の買い戻しが大きかった分、グロース株を中心に軟調さが広がった。


荒れ模様だった今週の相場を振り返る


荒れ模様だった今週の株式相場。
そんな今週を象徴するようなキーワードを挙げていくと、

①期初の益出し売り
②ISM製造業景気指数
③カシュカリ総裁発言
④原油価格高騰

の4つかと思いますので、上述でも簡単に日々の動きとしてまとめてはいますが、もう一度詳しくみていきましょう。


①期初の益出し売り

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