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【週間】(03/25 ~ 03/29)週の日本株市場/次週の注目



【軽いまとめ】今週の相場の要点


先週分はこちら。


--- 03/25 (月)
朝note/夕方note --- 
金曜日の米国市場では時価総額の大きい大型ハイテク株が支える形でNASDAQ総合株価指数は過去最高値更新となったものの、景気敏感株など全体的に売りは広がり、NYダウは反落。
日本株は前日終値よりやや低い水準で始まるも、下げ幅を広げていく動きが続く一日に。
最近見られたような下値での買いの勢いもなく、久しぶりにズルズルと下げていき、日経平均株価は安値引け。TOPIXも同じく下げ、こちらもほぼ安値引け。需給が気にされる1週間の出だしのプライム売買代金は2月以降では低い水準で売買があまり活発にならず。📌

--- 03/26 (火) 朝note/夕方note --- 
週明けの米国市場では大型ハイテク株にいくつかの懸念材料が出たために売りが目立ったものの、その雰囲気は全体に強く広がりはしなかった。
それでも主要株価三指数は揃って下落したことを受け、日本株も続落スタート。
前日と同様に売買代金はあまり大きくならなかったものの、ズルズルと下がった前日とは違い、前日終値付近で方向感を出さなかった日経平均とTOPIX。
グロース市場では直近IPOに資金が集中。既存の銘柄の商いが薄くなり、需給の悪化もあってかグロース250指数はやや大きく続落。

--- 03/27 (水) 朝note/夕方note --- 
米国株は主要株価三指数は揃って朝は反発。その水準からかなり小動きで過ごしていたものの、取引時間終盤に失速し、揃って下落に転じる。
一方で日本株はやはり需給を意識した値動きがスタート。📌📌
この日が3月期末権利付き最終日であり、配当再投資の先物買いの動きもあってか、強含む動きがみられた。
しかし日中に上げ幅を強めた分もあって、権利落ちを前に大引けでは上げ幅を縮小させて終える。
他市場よりも配当の規模が小さい新興株のグロース市場は続落。売買代金も前日より低下。

--- 03/28 (木) 朝note/夕方note --- 
前日が権利付き日最終日だったため、この日は権利落ち日。配当落ちによる日経平均株価への下押しが約260円分といわれるなか、600円近く下落したため、配当落ち以上の下落に。
前日よりも売買代金は減っており、プライムの値上がり数は全体13%にとどまった。
グロース市場ではIPO銘柄への資金の集中が続いていて需給の悪化が続いているのか、グロース250指数は5営業日続落。

--- 03/29 (金) 朝note/夕方note --- 
欧米はイースター連休の前、米国は金曜日から3連休。
その金曜日にPCE物価指数の発表が控えている中でも、強い警戒感は見られず、小動きながらもNYダウ、S&P500は上昇して最高値を更新。
NASDAQ総合は一部にハイテク株の下落を受けて下落するも、下げ幅は小幅。
日本市場も上げ幅を一方的に広げていくような展開にはならなかったものの、プラス圏での推移。
前日は東証業種別で33業種中32業種が下落したのに対し、金曜日は逆に31業種が上昇で終える堅調さをみせた。


週間ごとにみる4月相場の注目点


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