2022年全くもって個人的なお酒の10大ニュース~2022年お酒のトレンド~
今年も激動の一年で何かと暗い話題が多かったですが、最後にワールドカップで明るい話題が増えましたね。
代表戦くらいしか基本的にサッカーを観ないミーハーな僕でありますが、手に汗握る試合でお酒を飲むのを忘れたほどでした。
ということで、年末恒例全くもって個人的なお酒の10大ニュースです。
以下はこれまでの10大ニュース。もう5年も書いてるのか…
10位:CRAFT(クラフト)-196℃好調
ここ数年しばらくレモンサワーが覇権を取っていたチューハイ界隈。どの大手メーカーも新商品と言えばレモンサワーの勢いでしたが、今年サントリーから発売されたCRAFT(クラフト)-196℃がその状況に一石を投じました。
各果物の浸透酒にそれぞれブランデーだったりピール蒸留酒だったりを加えて飲みやすいながらも非常に深みのある味わいを実現しました。
最初に発売された3種類の味は元より、季節限定のお酒も概ね好評だったように思えます。
こういった、ヒット商品が生まれると他メーカーも追随する傾向にあるので、来年はさらにレモンサワーだけでない様々なチューハイが出てくるのではないでしょうか。
9位:クラフトサケの隆興
流行とまではまだかもしれませんが、認知度が上がってきているクラフトサケ。
雑に言ってしまうと、日本酒の新規醸造免許を取るハードルが高すぎるので、日本酒ベースのその他醸造酒を造ってしまおうというブリュワリーが近年増えてきているのです。
規制故に生まれた自由な発想のお酒が非常に面白い。クラフトジンのようにハーブなどを使用したボタニカルなものだったり、特にクラフトサケの先駆けともいえる稲とアガベ醸造所の稲とホップは非常に人気。
なんと、浅草にもクラフトサケの醸造所があるんですよ。
8位:ビアボール発売
ビールを炭酸で割って飲むというありそうでなかった商品が発売、話題となりました。
レモンサワーの素だったりがコンビニにある時代ならではの商品。
味としてはビールと同じではないという感想も多く、僕自身もそう感じましたが、ビアボールという飲み物として考えれば概ね高評価だったように思えます。
自分で割れるので、ストレートやロックで飲んでもいいですし、割材も自由。サントリーのやってみなはれスピリッツを感じました。
7位:400gロックアイスカップが最強の酒器
全く個人的な10大ニュースということで僕個人も良くやっている飲み方をランクイン。
詳細は下のリンクの記事なのですが、酒飲みの考えることは皆大抵一緒なもんで、急にアクセスが伸びたと思ったら8月ころからツイッターでヤンキーハイボールとして推奨している方がいてシンクロニシティを感じたというわけです。
今は寒いので結構しんどいですがその分氷は解けないですよ。
6位:サントリー白角復活
白州蒸留所の原酒を使った白角数量限定で復活。
血で血を洗う争奪戦が行われると思いきや、思いのほかスーパーコンビニに並び、割と平和な雰囲気で皆様白角を楽しんでたように思えます。
他のジャパニーズウイスキーもこうであれば・・・というのも贅沢な考えですかね。
流石にもう店頭では見かけませんが、ちょうど発売時期の夏にスッキリハイボールを楽しめたので良かったです。
5位:翠ソーダ缶ヒット
まだ流行っていないお酒というキャッチコピーで発売されたサントリーのクラフトジン(広義の意味でクラフトとします)翠ですが、今回ソーダ缶が発売されました。
これが今年大ヒット。日経トレンディの2022年ヒット商品7位に選出されました。
ウイスキーと違いスパンが短く製造できるのでこれはメーカー的には大きいと思います。
僕自身5年前クラフトジンが流行りかけた時、コストと飲み方の提案が本当に流行るのには必要だと思っておりましたが、それをバシッと体現する
サントリーの力は本当に凄いと思います。
今年はサントリーが強かった一年だった気がします。
4位:卓上蛇口
回転ずしのお茶のように、蛇口からお酒が出てくる居酒屋業態が人気です。
時間制で飲み放題。ハイボールだったりレモンサワーだったりですが、店員さんを呼ばないで自分の好きなペースで飲むことができます。
お得さもさることながら、やっぱり体験型のレジャー感が人気なのだと思います。
3位:厚岸ウイスキー世界最高金賞
度々、受賞しプレ値になるほど人気の厚岸ウイスキーですが、WWA(ワールドウイスキーアワード)2022にてブレンデットウイスキー部門で最高金賞を受賞しました。
ブラインドテイスティングによる審査なので値段もブランドも歴史も関係ないところでの受賞。その証拠にブレンデット「スコッチ」部門では2000円代で買えるブラックボトルが最高金賞をとってこちらも話題になりました。
これから益々人気になるでしょう。ジャパニーズウイスキー、名実ともに世界五大ウイスキーになったと思います。
2位:コンビニグルメ×コンビニワイン
ワイン講師も務めてらっしゃる有名ソムリエの田邊氏のツイッターで、コンビニや成城石井、カルディで買えるお勧めワインとさらに同じお店で買えるおつまみとのマリアージュがバズりました。
僕も調度「神の雫」を読んでいたこともあり、色々お手軽に美味しいワインを楽しむことができました。
田邊氏のツイートの後、そのワインがコンビニで売り切れるようなこともしばしば。
料理研究家のリュウジさんのバズレシピなど、料理も肩ひじ張らないものが非常に人気である傾向ともマッチしたのではないでしょうか。
1位:相次ぐ値上げ
渋いニュースですが生活に直結するため1位となりました。
コロナ、ロシアウクライナ戦争、円安、世界的インフレなど一つですら大きい影響が乗算的に効きまして様々な商品が値上がりしました。
当然、お酒もその影響があり。
例えばビールに関しては、10月から大手4社(アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリー)のビール卸売価格が値上げ。14年ぶりとのことです。
折角、ビールの酒税が下がったのに何とも残念。基本値上げしたものは下がりませんからね・・・
改めて確りと味わいながらお酒を楽しもうと思います。
まとめ
今年も大小さまざまなお酒の新商品やニュースがございました。この記事も5年目となりましたが、年々価値観、流行が多様化しているなと実感します。
お酒を飲まない方も増えましたがそれはそれで微アルやノンアルもかなり成熟しましたし、メーカー様の努力には本当に頭が上がりません。
年末のお酒の肴にでもなれば幸いです。
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