読書を再開したら、中谷美紀に告白をしてInstagramにお別れを告げた日
この2ヵ月、読書を全くしなかった。
少なからず、本を読むというのは自分にとってストレス発散や、リラックス、自分と向き合える大切なものであった筈だ。
企画していたイベントが、自分の心の許容範囲を越えていると自覚したのは、本を読めなくなったからだ。
一緒に主催した友人も滅多にしない仕事のミスをして、こんなに許容範囲が狭くなっていると思わなかったと言っていた。
精一杯やるという意味を久しぶりに体感出来た出来事だった。
読まずの2ヵ月は、自分と読書を変えてしまうかもしれないなぁ。なんて考えていたりもしながら漠然と
その変化を楽しまないでどうする。と考えていた。
変化したのなら、受け入れて進まないとつまらないと歓迎することにした。どちらにしても以前には、戻れないと考えるようになった。
「あえて遠ざけていたと思うけれど、彼女の文体もちょうど変化して面白くなっている時期の本だから」
自分の読書の指針を示してくれる彼女からもらったその本は、彼女の言う通りあえて遠ざけていたという方が正しいし、知りたくないという選択をしていたという方が心の収まりがつく。
中谷美紀。活字にするのも躊躇する私の永遠のアイドルだ。何を40にもなって書いているのかと思うかも知れないが、これは真面目な話だ。好きが強すぎた故に遠ざけたりもしたほどのアイドルだ。
私に指針を示してくれる彼女は、あえてこの本を私に届けてくれた。
読めば自分の中に新たな心の波動が起きるのは理解出来ていた。読書を再開するのならこの一冊からだと考えた。自然と読むべきタイミングというのは、自分の心とピッタリ合うときがくる。
エッセイで言うなれば、私が大好きな向田邦子以来のエッセイになる。
肩肘張らないその文章は、久しぶりの読書にやたらと響いた。この人は、文章を書くことで自分を見つめなおして、その深さを知ろうとしている。
丁寧に生きるというのは、自分の事を本当の意味で知ることからだ。当たり前の事だが、自分がどう思ったかというのを些細な出来事でも蔑ろにしていたら、自分を知ることなど到底出来ないだろう。
ましてや、表現する職業にいる彼女は、自分の中にいる他人を演じる事を生業としている。正直私は、基本的には「好き」が前提なので、彼女が何を演じていても「好き」なのであるが、読む文章からは、より「好き」になってしまう要素しかなかった。
これをつまり、二度目の恋と名付けよう。
このタイミングで出会った中谷美紀は、私の心を再び颯爽と奪っていった。28歳の彼女が書いた文章に40歳の私が「今再び‼️」と誰かに叫びたい。
なんのはなしですか
もっと心の中を表現していこう。
私も自分をしっかり知るべきだと考えた。
私はInstagramをアンインストールした。
これは前から決めていたが、どうも最近Instagramが自分に合わないと思っていた。自己の発信を中心にする感じが心を全然落ち着かせなかった。
宣伝としての道具としては、大変有効だが簡単に人を傷つける道具になりえる。
表裏一体を体現している道具そのものだと感じていた。他人の充実は、個人の心に直接嫉妬を煽る。そもそも私みたいに90%の嫉妬と10%のイケメンで出来ている輩には、人の充実ほど見ていて嫌な気持ちになるものはない。
それはまさにお互い様の「ないものねだり」なのだろう。
少し、その螺旋から降りて自分の毒も書いて消化いくことから始めていきたい。
自分をしっかり表現して、読んで。そして楽しくアホみたいに確立出来ていけたらいいと思う。やっと始まった自分の表現の旅に最初から上手くやろうと考えようとしたことがそもそもの間違いだ。プライドが高すぎる。何者でもないぞ。しっかり楽しめもったいないぞと問う。
中谷美紀に嘘はつけない。
もう一度
中谷美紀に嘘はつけない。
ちゃんと等身大の自分を表現出来るようになろうと思う。その先に、私のモテ期がある気がする。
50歳で文学女子に告白されるという野望にこれからもお付き合いとアドバイスいただけたらより楽しめますので。どうぞよろしくお願いいたします。
久しぶりの読書は、私に明確に先が見えない楽しさと過程を楽しむ楽しさの両方をくれた。
そして、これからはいっぱい人に会おうと思う。会いたい人がいっぱいいるし、自分の言葉を知りたい。
ビールを呑みながらW杯を楽しみにしながら、これを書いている自分なんて想像出来なかったが、いつ誰に何が起こるか分からないなんていうのを、今年いっぱい知れました。
行動していくと思う。そう言われてる気がしないでもない気がする読書始め。そして再び減量に入ろう。知らぬうちに増えてるよ体重。そこは期待以上の成果で数字を積み重ねてきている現実。毎日乗るよ体重計。
やれやれだけど悪くない40。
自分に何が書けるか、何を求めているか、探している途中ですが、サポートいただいたお気持ちは、忘れずに活かしたいと思っています。