セラピールーム アウロラ ヒプノセラピー(退行催眠療法)

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セラピールーム アウロラ ヒプノセラピー(退行催眠療法)

ホームページ https://marinomothermariam.wixsite.com/my-site 現在、滋賀県高島市でヒプノセラピー(退行催眠療法)個人セッションとワークショップを行なっています。詳しいことはホームページをご覧下さい。

記事一覧

セルフケア夢分析・続々 ヒプノセラピーepisode🥀18

前回までと同様、今回もセルフケアとしての夢分析についてお話ししたいと思います。 まず、夢を見た時の一番重要なポイントは、すぐに頭で解釈しようとするのではなく、ま…

セルフケア夢分析・続 ヒプノセラピー episode🥀17

前回に続いて、今回もセルフケア夢分析についてお話ししたいと思います。 まずは夢を記録することについて。このような経験はないでしょうか。ある朝、奇妙で滑稽な夢を見…

セルフケア夢分析 ヒプノセラピー episode🥀16

前回、夢分析の有用性についてお話ししましたが、今回はセルフケアとしての夢分析のやり方についてお話ししたいと思います。本格的に夢分析を行おうとすると専門的な研究と…

夢分析とヒプノセラピー episode🥀15

前回は夢と夢分析について、ごく簡単にその概要について説明しました。今回は、夢分析とヒプノセラピーの関わりについて、私自身の考えを少しお話ししてみたいと思います。…

夢と夢分析 ヒプノセラピーepisode🥀14

これまで、フロイトとユングを取り上げながら、様々な面からヒプノセラピーについて論じてきましたが、ここで一度、夢についても取り上げてみたいと思います。無意識から生…

自己実現とヒプノセラピー ヒプノセラピーepisode🥀13

前回、ユングの言うところの『自己』と『自己実現』について説明しました。今回は、自己実現とヒプノセラピーについてお話ししてみたいと思います。 さて、人は本来、意識…

自己と自己実現 ヒプノセラピー episode🥀12

今回は、ユング心理学の核心とも言える『自己』と自己実現について考えてみたいと思います。 自己実現という言葉は一般化しているので、ご存じの方も多いのではと思います…

シャドーとペルソナとヒプノセラピー episode🥀11

シャドーとペルソナとヒプノセラピー 前回の投稿でユング心理学の概念、ペルソナ(仮面)とシャドー(影)について説明しました。私自身の理解している範囲と、また、誰に…

ユング心理学 シャドーとペルソナ ヒプノセラピーepisode🥀10

前回に続き、ユング心理学に絡めてヒプノセラピーについて考えてみたいと思います。 ユングの提唱した概念の中でも、特にシャドーとペルソナは日常生活の中で実感しやすい…

セラピーの中での元型イメージの役割 ヒプノセラピー🥀episode9

前回の投稿では、ユングのいうところの元型イメージと元型体験、超越機能についてお話ししました。今回は、それらがいかにヒプノセラピーの中で機能しているかについてお話…

元型とヒプノセラピー ヒプノセラピー🥀episode8

元型とヒプノセラピー ヒプノセラピーでは、催眠によって顕在意識と潜在意識の間にある膜を薄くし、潜在意識の中にあるもの(記憶、イメージ、印象等)を生々しく体験する…

C・G・ユングと元型 ヒプノセラピー🥀episodo7

C・G・ユングと元型 前回までは、フロイトの理論のごく一部を、ごく簡単に取り上げながら、ヒプノセラピーについて説明してきました。今回からは、ユングを取り上げたいと…

反復強迫 ヒプノセラピー🥀episode6

反復脅迫 前回に引き続き、フロイトが取り上げた非常に興味深い精神分析用語、反復脅迫をテーマに、ヒプノセラピーについて考えてみたいと思います。 反復脅迫をごく簡単…

無意識の意識化 ヒプノセラピー Episode🥀5

前回の投稿では、フロイトが、『無意識の記憶を意識させることによって、はじめて成果が得られる』と著書で説いていることを取りあげました。 しかし、日常生活の中で、人…

フロイトと無意識 ヒプノセラピー Episode🥀4

前回の投稿を受けて、今回は、フロイトの無意識の捉え方について取り上げてみたいと思います。まずは彼の言葉を引用してみましょう。 『無意識を認識するには、どうしたら…

無意識(潜在意識)とは ヒプノセラピー Episode🥀3

前回、無意識という概念を今日のように一般化することに貢献した深層心理学者として、フロイトとユングの名を取り上げました。彼ら以前から、無意識を探求してきた心理学者…

セルフケア夢分析・続々 ヒプノセラピーepisode🥀18

前回までと同様、今回もセルフケアとしての夢分析についてお話ししたいと思います。 まず、夢を見た時の一番重要なポイントは、すぐに頭で解釈しようとするのではなく、まずは心で味わってみる、ということ。初めに、自分自身にこんな質問をしてみてはいかがでしょうか。 その夢を見た時、どんな気持ちがした? どんな気分で目覚めた? その夢をみて、どんな思い、感情を抱いた? そして、その気持ちと同じ、もしくは似たような気持ちを、現実の世界で感じる場面があるかどうか、自分の中を探ってみましょ

セルフケア夢分析・続 ヒプノセラピー episode🥀17

前回に続いて、今回もセルフケア夢分析についてお話ししたいと思います。 まずは夢を記録することについて。このような経験はないでしょうか。ある朝、奇妙で滑稽な夢を見て目を覚まします。なんかよくわからない夢だなぁ、そんなに重要な意味が含まれていると思えないし、忘れちゃってもいいかなぁ〜などと考えているうちに午前中が過ぎます。その時はまだうろ覚えに夢を覚えていたのですが、忙しく働いているうちに、夢の記憶が段々と遠ざかります。そのまま午後が過ぎ、夕方か夜ごろ、ふと、そういえば今朝夢を

セルフケア夢分析 ヒプノセラピー episode🥀16

前回、夢分析の有用性についてお話ししましたが、今回はセルフケアとしての夢分析のやり方についてお話ししたいと思います。本格的に夢分析を行おうとすると専門的な研究と修練が必要かもしれませんが、日々の生活の中で自分の見た夢を生かそうということならば、もっと気軽に始めらえると思います。私自身が日頃から親しんでいる、C・G・ユングとエドガーケイシーの考え方を基本とした夢分析の方法についてお話ししたいと思います。 まず、夢分析の一番の前提は、夢を一番よく理解できるのは夢を見た本人と言う

夢分析とヒプノセラピー episode🥀15

前回は夢と夢分析について、ごく簡単にその概要について説明しました。今回は、夢分析とヒプノセラピーの関わりについて、私自身の考えを少しお話ししてみたいと思います。 私が夢分析と出会ったのは、学生時代でした。実際の臨床の場面で夢をどう扱うのか、教授のクライアントさんの実例を研究できる授業に出席し、その面白さに目覚めたのが始まりです。以来20年近く、夢の記録と分析を続けています。 夢分析とヒプノセラピーの第一の共通点は、なんといっても、無意識(潜在意識)そのものを扱っているとい

夢と夢分析 ヒプノセラピーepisode🥀14

これまで、フロイトとユングを取り上げながら、様々な面からヒプノセラピーについて論じてきましたが、ここで一度、夢についても取り上げてみたいと思います。無意識から生じるものとして夢を取り上げ、その重要性を説いたのはフロイトもユングも同じですが、両者ではその解釈の仕方に違う部分があります。夢分析に関する様々な視点から、ヒプノセラピーと絡めてお話ししたいと思います。 さて、意識できないものとしての無意識(潜在意識)を、私たちがありありと一番身近に感じられるのは、夜見る夢でしょう。夢

自己実現とヒプノセラピー ヒプノセラピーepisode🥀13

前回、ユングの言うところの『自己』と『自己実現』について説明しました。今回は、自己実現とヒプノセラピーについてお話ししてみたいと思います。 さて、人は本来、意識と無意識を含めた心全体の中心『自己』へと、より高度な統合の状態を目指す指向があると言うことをユングは指摘していますが、私もヒプノセラピーを通して、同じように感じています。 例えばヒプノセラピーの個人セッションの事前面談で、クライエントさんは、今こういうことで悩んでいて、このような問題を抱えていて、どうすれば良いのか

自己と自己実現 ヒプノセラピー episode🥀12

今回は、ユング心理学の核心とも言える『自己』と自己実現について考えてみたいと思います。 自己実現という言葉は一般化しているので、ご存じの方も多いのではと思います。けれども、初めにその概念を提唱したユングの言うところの『自己実現』の意味をよく知っている方は案外少ないかもしれません。ユングの言う『自己』が、日常生活の中で私たちが使う自己という言葉と少し違っているからです。 ユングは、心には意識と無意識があり、さらに、無意識には層があるとし、個人的無意識と、その奥には集合的無意

シャドーとペルソナとヒプノセラピー episode🥀11

シャドーとペルソナとヒプノセラピー 前回の投稿でユング心理学の概念、ペルソナ(仮面)とシャドー(影)について説明しました。私自身の理解している範囲と、また、誰にでも分かりやすく読めることに努めたかったので、簡単な説明で終えましたが、非常に奥が深く面白い概念なので、実生活の中で検証していくのが良いと思ってます。 さて今回は、シャドーとペルソナとヒプノセラピーの繋がりについて考察してみたいと思います。ヒプノセラピーの個人セッションでは、主にその人の幼少期や過去生と言われるもの

ユング心理学 シャドーとペルソナ ヒプノセラピーepisode🥀10

前回に続き、ユング心理学に絡めてヒプノセラピーについて考えてみたいと思います。 ユングの提唱した概念の中でも、特にシャドーとペルソナは日常生活の中で実感しやすいものではないかと思います。日本語に訳すと、シャドーは影、ペルソナは仮面となります。 ペルソナは仮面、もしくは、役割とも言い換えられます。例えば、私たちは皆様々な役割を持っています。娘であったり、息子であったり、母親、父親、夫、妻、兄弟姉妹、孫、祖父母、友人、先生、教授、生徒、経営者、会社員、上司、後輩、同僚などなど

セラピーの中での元型イメージの役割 ヒプノセラピー🥀episode9

前回の投稿では、ユングのいうところの元型イメージと元型体験、超越機能についてお話ししました。今回は、それらがいかにヒプノセラピーの中で機能しているかについてお話ししたいと思います。 今までも説明して来ましたが、セッションでは、生き生きとリアルに潜在意識の中にあるもの(記憶やイメージ)を体験することがメインとなっています。しかし、それだけでは片手落ちのようなもので、その体験を通して得た学びや気づきや癒しを、潜在意識から顕在意識へしっかりと移行し、今現在の人生にどう生かすのか、

元型とヒプノセラピー ヒプノセラピー🥀episode8

元型とヒプノセラピー ヒプノセラピーでは、催眠によって顕在意識と潜在意識の間にある膜を薄くし、潜在意識の中にあるもの(記憶、イメージ、印象等)を生々しく体験することを主としています。忘れていた幼少期の記憶、過去生の記憶を引き出すことが多いですが、それは実際の記憶というよりも、本人の潜在意識の中にある記憶、物語を指しています。しかし、セッションでは、ただそれを体験するというだけではなく、その物語を通して自分の選択や過ちに気づき、体験から引き出された本当の思いや願いを口にし、そ

C・G・ユングと元型 ヒプノセラピー🥀episodo7

C・G・ユングと元型 前回までは、フロイトの理論のごく一部を、ごく簡単に取り上げながら、ヒプノセラピーについて説明してきました。今回からは、ユングを取り上げたいと思います。 ユングがおこした分析心理学の中で、私自身が特にヒプノセラピーと関係が深いと考えている『元型』という概念について考えてみたいと思います。 元型とは、集合的無意識の要素の一つと言われています。ユングは、無意識には個人的無意識と集合的無意識があると考えました。集合的無意識は、個人的無意識より深いところにあ

反復強迫 ヒプノセラピー🥀episode6

反復脅迫 前回に引き続き、フロイトが取り上げた非常に興味深い精神分析用語、反復脅迫をテーマに、ヒプノセラピーについて考えてみたいと思います。 反復脅迫をごく簡単に説明すると、人は不愉快なショックを経験すると後に反復の欲求が伴う、というものです。例えば、子供時代にトラウマとなる経験をすると、その遊びの中にトラウマを再現するような行動をしたり、大人になっても、解決されてないトラウマを無意識のうちに真似るような行動に出たりします。 これは、退行催眠療法のセッション中にも非常に

無意識の意識化 ヒプノセラピー Episode🥀5

前回の投稿では、フロイトが、『無意識の記憶を意識させることによって、はじめて成果が得られる』と著書で説いていることを取りあげました。 しかし、日常生活の中で、人が自分について無意識である何かを、自分自身で気づくことも、人に気づかせることも、なかなか難しいということも取りあげました。 その理由として『抑圧』という問題が関わってくると考えられます。抑圧とは、一般的になってきた心理学用語ですが、とても易しく言い換えるならば、人が、見たくない、聞きたくない、知りたくない、もしくは

フロイトと無意識 ヒプノセラピー Episode🥀4

前回の投稿を受けて、今回は、フロイトの無意識の捉え方について取り上げてみたいと思います。まずは彼の言葉を引用してみましょう。 『無意識を認識するには、どうしたらよいのであろうか。もちろんわれわれは、無意識を意識されたものとしてしか認識できないのであって、そのまえに、無意識を意識におきかえ、いわば翻訳しているのである。精神分析の仕事は、このような翻訳が可能なことを、日ごろの経験で教えている。それには分析される者が、ある抵抗を克服することが必要であるが、その抵抗とは、かつて無意

無意識(潜在意識)とは ヒプノセラピー Episode🥀3

前回、無意識という概念を今日のように一般化することに貢献した深層心理学者として、フロイトとユングの名を取り上げました。彼ら以前から、無意識を探求してきた心理学者は沢山いたのですが、現代の催眠療法に大きな影響を与えた人物のひとりとして取り上げたいと思います。( 他に、催眠を研究してきた心理学者も沢山いるので、また別の機会に取り上げたいと思います。) 本人の意識の中にないもの(例えば幼少期における忘れられていた記憶等)を思い出すことによって、クライエントの病状や症状が著しく改善