彼と長く付き合いたいならば

男の人って初めは「すきすき」と女性にかまってくるのに，しばらくすると彼女がべたべたするのを嫌がる人が増えるのだなと感じることが多い。

でもそれはあなたに冷めたわけではなくて，あなたが手に入ったからこそ一人の時間を欲しがる男性の特性なのかもしれない。

いつまでもラブラブでいたいのに

付き合い始めは頻繁にライン，頻繁にデートしてというお付き合いだったのに，付き合って数か月するといつの間にか彼の連絡は減っていくし，デートの頻度も減ったし近場ばっかり。

もしかして私に冷めたのかな，と女の子たちは落ち込んでしまうよね。

私の彼も付き合いたては「今日も会う！明日も会う！」といつでも会いたがったし，絵文字もたくさんのラインを送ってきたけれど，今はそんなこともなく…

でも聞いてみたら「好きな気持ちは変わらない」と当時言っていたのだよね。

なんなら私が最近冷たいなと思っていることに気付いていない。

無意識でいつも通りに接しているだけだから自分のどこが冷めているのかわからない，と。

そんな風に彼が冷たくなったと思っていても気持ちが冷めているのではなくていつもの自分に戻っただけ，なんてことも。

だから私に冷めたからこんなふうに冷めた態度をとるんだ，と早とちりするのはやめよう。

私みたいに「最近冷めてない？」というと必ず悪い方向に進んでしまう。

なぜ彼は私を避けるのか

ずっと付き合っていると連絡が遅くなったとか男友達ばかり優先し最近会ってくれないなとかそういう私を避けているような場面に出くわすときがあると思う。

それはきっと彼の「ひとりになりたいサイン」

でも一人になりたいって，別れたいってこと？冷めたってこと？

そういうふうに彼女に責められるだろうから「一人になりたい」なんて直接伝えることはしない。

彼だってあなたとの仲を悪くしたくて離れるのではないからケンカに発展はしないようにそっと距離をとっていく。

つまり彼女に察してもらおうことで自分の時間を確保しようとしている。

（自分は察するの苦手なのにね！）

一人の時間，女性は必要ないという人が多いけれど，男性は多くの人が必要としているイメージ。

特に会社勤めで忙しいと自分の時間をとりにくいから土日にも自分の時間を要求するゆえに彼女とのデートの時間が少なくなってしまう。

もともと個人事業主として働いていた人が会社勤めになったとたん，自分の時間が欲しいと思うようになったと言っていた。

個人でやっているときは仕事も自分の裁量で進められるし，仕事の時間の合間にうまく自分の時間を取り入れられる場合が多いからだろう。

もちろん，個人でやっている分責任はすべて自分が負担するわけだから個人事業主が大変じゃないというわけではないけれど。

会社勤めの場合だとそうもいかない。

たくさんの人が関わる仕事であるし，自分に決定権がない場合は締め切りも決められているし，自由は限りなく少ない。

彼女に会える時はいつでも会いたいと言っていた人なのに急に一人の時間が欲しくなったというのは環境にも影響してくることも念頭に入れておきたい。

彼を放っておくとは？

よくこういう系の恋愛コラムでは「彼を放っておきましょう」ということが多いよね。

でも放っておくってどうしたらいいの？というのが私は毎回疑問だった。

追いラインや鬼電はしちゃいけないのはわかっているけれど，全く連絡を取らないのも付き合っていると言えないし。

そうもやもやして実際彼を放っておくタイミングに困った。

どこまですれば「放っておく」ことになるのだろう！と。

結論，彼が好きなようにしてあげる，が一番。

私は彼がひとりになりたいタイミングで全く連絡しないでいた。

彼の連絡は既読無視もしくは未読無視をしたし，共有しているスケジュールにも何も書き込まずにミステリアスな女性を演じるつもりでいた。

けれどそれだと逆に彼の気持ちが離れていくのを感じた。

多分それは「彼女が完全に離れていく」と彼が悟ったからであり，諦めモードに入ってしまったからではないかと思う。

男性は思ったより繊細な人が多いと思う。

付き合った中でも自信のある男の人って一人しかいなくて，確かにその人は家柄もいいし，頭も良くて一流企業に勤めていたし顔もかっこいいほうだから引く手あまたなのだろう。

でもそれ以外の男性で見かけでは自信があっても本当に自信がいつでもあるかと言われたら素直にうなづけない。

だから彼女が離れていくというのは自信のない彼にとってはもうあきらめるしかないことと処理されてしまうこともある。

離れすぎず，近づきすぎずが一番なのだけど，それが一番難しい。

だから彼のしたいようにさせてあげるのだ。

連絡が遅くても文句を言わない。

自分も自分の好きなように返信する。

LINEのやりとり

既読スルーや未読スルーを繰り返すと彼女が離れていくように思えてしまうからいつも返していたよりも若干遅めにする時をつくるくらいがいい。

いつもみたいにすぐ返すときがあってもいいし，返信が遅くなってもいい。

でも毎回遅くはしないこと。

そして媚びないことも大事だ。

友達のように接するのが一番わかりやすいかもしれない。

彼の気持ちが戻ってほしくて褒めまくったり，おだてたり，愛情表現してはいけない。

いつの間にか自分が下になるような対応を普段からしてしまう人は気を付けて欲しいけど，恋愛はいつだって対等だ。

彼がいくら頭が良くても，モテても，お金を持っていても関係ない。

参考にしてほしいのは韓ドラ。

最近では「キング・ザ・ランド」なんかが王道だと思うけど

このドラマはホテルで働く従業員とそのホテルの御曹司の恋愛物語なのだけど，見るからに二人は身分が違うのだけど，ヒロインのサランは彼に怖気なく突っかかっていく(言い方悪いけど）。

もちろん，身分の違いで仕方なくいつも通りにいかないこともあるのだけどね。

普通の恋愛に関してはそこまで壮絶な身分の違いがあることは少ないと思うけど，つまり，恋愛はどんな人とだってできるということ。

あなたがお金を持っていなくても，特別可愛くなくても，彼に好かれようと下になる必要はない。

そんなの会社の上司に対してだけでいい。

彼が好きになったのは特別何か持っているあなたじゃなくて，そのままのあなただから。

だから彼に好かれようとおべっかを使うのではなくてにこにこ楽しく過ごしていればいいんだよ。

会う頻度について

これももちろん彼だよりにしたほうがいい。

一人の時間が欲しいと言っているのにあなたが「会いたい」というと彼の一人の時間を邪魔しかねない。

それは彼が優しくて素敵な人だから「彼女のために時間を作ってあげなくちゃ」と思うから。

そうやって今まではあなたが彼に時間を譲ってもらっていたのだから，今度はあなたが彼に時間を譲ってあげる番だよ。

それに彼はあなたと会わない間にあなたのことを忘れるわけじゃないし，付き合っているのであれば一生会えないということはない。

彼が欲しい一人の時間はどのくらいなのかはわからないけれど，自分の時間を楽しみながら彼を待ってあげられるのが素敵な彼女だと思う。

自分のことばかり押し付けられるとうんざりしない？

私の話なのだけど，親と暮らしているときにそれをとても強く感じてた。

出かけるときにいつ帰ってくるのか教えなさい，夜ご飯は食べるの食べないの？

こう書いてみると当たり前に出来る事だけど，親に入れ割れると毎回うざいなあと思って逆に連絡せずに帰ってこなかったりとやんちゃしていたこともある。

親は私のことを嫌いでしつこくそう言っていたわけじゃないのが今になってわかるし，心配してくれていたんだなとわかるけど，当時はそんなの気付けなかった。

今は親元を離れてるのでそんな風に言ってくれることはなくなったのだけど，たまに実家に帰るときも「次はいつ来るの」も「手土産くらい持ってくればいいのに」も言われない。

多分そんなふうに言われていたら私はすごく嫌な気持ちでもう実家に帰らないと思っていたと思うけど，干渉されなくなったことで逆に〇〇してあげたいとかこれ食べさせてあげたいなと思うようになり，とても心地いい関係を気付いている。

彼も同じことだ。

彼女に「会いたい」とせがまれて初めは付き合ったばかりだし彼女という存在になったことであなたのレア度が増したけれど，しばらくすると彼女はいつでも会えるし，レアではなくなってくる。

なんなら旧友のほうが会えることが少なくなりレア度が上がっていく。

これが友達を優先する心理の一つとしてあげられるかもしれない。

彼と会いたいのであれば強制力を持たないこと，レア度を上げる事。

レア度を上げるって彼女のポジションになったらなかなか難しいとは思うのだけれど，自分のことを優先する，くらいでいればいいと思う。

わざと合わないようにしてデートの誘いを断ってばかりだとレア度が上がるが気持ちが離れていくのはわかるだろう。

そうすると別れかねないので初めに伝えたように適度を保つことが一番大事だ。

彼と長く付き合う，は変化を伴うことだからはじめと全く同じとはいかないと思う。

でもそれが恋人関係というものだと思う。

友達よりも近い関係であり，長期的な密度の濃い関係である。

私たちにできることは彼が返ってきたいと思える場所になる事だと思うよ。